ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

その261 日本語人の脳 2

2022-08-05 16:18:54 | 6.私の感想・考え

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 更に、大切な情報がないか前著の『日本人の脳』を読んでみました。こんなに精密に研究された方がいらっしゃったのですね。  

 日本人、西洋人の双方に、母音を発声させますと、日本人は、『あ、い、う、え、お』と発声し、西洋人は、『i、e、a、o、u』の順序で、発声するようです。 

 『あいうえお』は、個々の母音を独立してはっきり発音するのに都合よい順序になっていて、日本語の学習にはとても合理的なようです。これに反して、西洋人は、『i、e、a、o、u』と発声し、舌の位置をしめす模式図(母音四辺形)で見ますと、周囲をなぞるように舌を連続的に運動させるそうです。結果、中間母音も含んで、途切れ途切れの発声にはならないそうです。そして、扱う脳も、右脳、左脳別というわけです。  

 日本語の学習には、『あ、い、う、え、お』の発声が重要かもしれません。 

 母音の扱いに差が現れるのは、日本語は、母音一文字で、意味を持っ物が沢山有ります(あっ!、胃、鵜、絵、尾、・・・・・)が、西洋言語では、ほんの僅かしかないようです。逆に言えば、子音と母音の組み合わさった音節ばかりで、単音の母音を、扱う必要がなかったので、母音が、雑音や、機械音と同じ扱いになったのかもしれません。 

 私はどこかで、声を上げて『あ、い、う、え、お』の発声を繰り返し訓練してはどうですか、プロが発声練習に使うサンプルがありますよ。と伝えたことがあります。もしかすると、母音の発声に効果があるかもしれません。

  https://quizlet.com/Zhangxiong_Machang/folders/35595098/sets 

  数年前に、言語に対する脳の可塑化は、9歳がピークで、成人になってからペラペラは不可能。ペラペラの人は天からの恵みものと聞きました。著者は右脳、左脳の仕分けは、5歳~9歳の育った言語環境で、固定されると早くから、把握されていたようです。日本語教育の中で「発音を矯正」なんてことばを見かけたことがありましたが、傲慢な言葉です。 

 日本語には、母音1音でも意味を成す単語がありますので、母音の違いを際立たせる必要からそうなったのでしょうか。  

 言語、聴覚、脳科学だけの話ではなく、日本文化の独自性の基盤になっているのではないかと言う考えが浮かびますが、母音、1語だけで意味を持てば、脳の処理分担が変わるのでしょうか。脳の処理分担が変われば、そこからでてくる結果も変わるでしょうね。日本語の何が、脳に対して、そういう方向づけをしているのでしょうか。また、そうなったことによって、何にどう影響しているのでしょうか。 縄文の昔から、日本語を喋っていたのでしょう 。 

 

 日本語人とそれ以外の人たちとは、考え方が違うのが、何となく分かるような気がします。 

 つまり、『わび』『さび』『アンバランスのバランス』(シンメトリーなバランスでなく)『大和魂』云々。

それらの脳の分担が異なると、どこに、どういう結果が出てくるのか、研究して欲しいですね。 

話が飛びますが,

 民族を殲滅するためには、歴史と言葉を消せば良いといわれて、中共が、中国本土で、ウイグル民族の殲滅に躍起になっておりますが、我々、日本人も、日本語を大切にしないと、地上から『わび』『さび』の概念から、『大和魂』等々も消滅してしまいます。

 


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