ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

20161121

2016-11-25 05:13:44 | 7.私の日誌
日本語教室
 本日は、学習者が少なく、他の指導者の様子を参観しました。

 或る中国人の女性は、助詞を選択するドリルをやっていましたが、会話は、結構できますが、助詞については、あまり良く分かっていないようでした。中国語には、「て/に/を/は」が有りませんので、戸惑っているのでしょう。種々の助詞について取りまとめた書類(格助詞の表)を差し上げました。

 同じく中国人で高校を卒業したばかりの男性も、会話が結構できます。
 彼にも、前述の女性にも、iPhoneの音声入力を使って、日本語の発声練習をしてはいかがと勧めました。次回、利用の結果を確認したいと考えます。

 次に、今回習い始めたばかりの米国の男性、教科書最初の名詞文から入って行く訳ですが、単語が単語全部が、初出の単語になりますので、なかなか単語も指示代名詞も文型も出てきません。
「ローマ字交じりの作文でもいいではないか」とおっしゃる岩崎さんのように、出来ないところを母語で補ったり、あるいは、文型を後回しにして、絵カードを使って、名詞だけを先に覚えさせるとかして、少しでも負荷を軽くする方法を採用してはどうかと考えました。

 私の考え・経験では、「人称代名詞」、「指示代名詞」、「数字」を調べ、覚えるのが、先決と考えて、真っ先に取り掛かっていました。しかし、たったそれだけでも随分時間が掛ったものです。
 更に悪いことには、なじみのない言葉は、いくら、覚えてもすぐ忘れてしまいます。一体、何回繰り返したでしょう・・・・・。そんな自分に随分腹を立てながら、ここを乗り越えれば、随分楽になる筈・・・・・・・・と、覚えたものです。
 そんなに簡単に参りませんよと言うのが私の考えです。特に最初のあいだは・・・・・・・・・。

 日本語には、他の言語にはないある種の法則が有ったりしますので、それらを大いに利用してほしいと考えます。更に、学習者は、学習者で、自分なり利用できる法則を見つけようと苦労なさっているようです。
 我々がやってきた国文法の覚え方も案内してあげましょうよ。中にはその便利さが分かる方がいるはずです。そういった方に、ヒントやサンプルを与えて、どんどん前へ進んでもらいましょう。

 例えば、用言の活用や指示詞の「こ・そ・あ・ど」を一度、口癖にすれば、忘れることもなく、運用(物、人、場所、方向、属性、副詞、疑問詞)も、そして、関連付けて覚えれば、随分、世界が、速く開けてくるのではないかと考えます。(本ブログ「教室の生徒さん達へ」に示してあります)

また、表にして整理しますと、始めたばかりの初心者には、難しくて役に立ちませんが、ある程度、勉強が進みますと、迷ったとき、正しいかどうか、それを見て、直ぐ確認できますし、頭の中で整理ができ、定着しやすいと考えます。
それよりも、通常、ビジブルにしますと、理解しやすいということが有ります。グラフがそうですし、フローチャートやブロックダイヤグラムもそうでしょう。最近、利用されるようになってきましたマインド・マップという理解の仕方も有ります。それらは全て視覚(≒右脳、パターン認識)に訴えて、理解を進めようとするものです。そういう脳の素晴らしい働きを利用しましょう。

その表を、お渡ししました。





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