本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

本蔵院の初不動

2016-01-28 21:11:03 | 住職の活動日記

寒さも一段落、

少し崩れそうな天気ながら

おだやかな初不動になりました。

遠方からも、遠い方は大阪からも、

また珍しい方も、

「97歳になりました」

 

   

 

いつも元気で、

水泳のチャンピオンも持っておられ、

「足腰はだめになったけど、

食べるものもおいしくて!」

昔変わらないお声で、

一心にお参りしておられました。

 

  

 

護摩壇も荘厳が整い、

準備万端!!

さすがに護摩木も多く、

汗が目に入り、ちょっと大変です。

 

今年一月の特別「宝船」

 

  

 

手刷りの宝船で、一枚一枚

丁寧に刷り上げられたものです。

宝船が玄関より部屋の中へ

入ってくるようにお祭りします。

 

護摩の法要も終わってみると、

 

  

 

ミカンもこんがりと

いい色に焼けていました。

どおりで、

熱くて仏具が触れないくらい、

 

一歩隣の部屋に目をやると、

2月15日はお釈迦様の涅槃会です。

 

  

 

涅槃図がお飾りしてあります。

 

  

 

中央で悲嘆にくれて身も絶え絶えなのが

「阿難尊者」です。

お釈迦さまの最後までお世話され、

阿難尊者から見た、

お釈迦様の姿がとても大きく立派に

見えたので、あのような大きなな涅槃像

を造らしめたのでしょう。

阿難尊者は最後まで悟りを

開くことが出来なかったけど、

経典の編纂には、

阿難尊者がいなかったら

出来なかったと伝えられています。

 

 

  

 

いろいろの動物も泣き悲しんでいます。

ムカデやミミズまで、

お釈迦さまがおられなかったら

このすべての生き物たちも

自分の命の意味を見いだせなかった

そういうことで、

お釈迦さまに涅槃を痛み

一切の生き物たちが慟哭したのでしょう。

 

みなさんゆっくりされて、

お斎(おとき)を召し上がられ、

帰られるころには、

 

   

 

おしめり程度の雨になっていました。

 

しかし、この時期

お寺はゆっくりすることが出来ません。

2月3日の「節分会」星祭が控えています。

 

堂内もどんでん返しで、

星祭の準備に模様替えです。

 

今度の星祭、

いろいろに趣向を考えて、

鬼さんたちも準備に

余念がないようです。

 

豪華景品も準備されている

そうです。

 

2月3日午後6時よりの法要になります。

星祭まだの方は

お急ぎください。

そして是非、

檀信徒一同一体となった

あふれんばかりの熱気に

触れてみてください。

お力もいただくし、

福運もいただけますよ 

 お待ちいたしております。

 

 

 

 

 

 

 

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