『ほのぼのマイタウン』気まま通信

『ほのぼのマイタウン』のブログ版~見たこと、聞いたこと、伝えたいことを自由に気ままに綴ります。

絵画への飽くなき求道の軌跡~上島覚英遺作展

2018-10-05 14:20:10 | 講演会・催し


           その名前だけは記憶の片隅にあった、上島覚英(うえじまかくえい)さんの遺作展をルネこだいらへ見に行きました。

           上島さんは東村山に1歳の時から住み、高校時代から絵を習い始め画家として精力的に活動する中、2011年42歳で早世した方です。

           中学時代に過酷ないじめにあい、高校時代は不登校も経験しましたが、絵を描くことに希望を見出し、残した作品は300点を超えるそう。


                 
                 燃える自画像


           会場に入るなり、居並ぶ絵画の迫力に圧倒されました。


                 
                 ダイナミックな筆致の鉄橋の数々(埼玉県の元加治で描かれた絵だとか)

                 


                 

           中でも葉牡丹の描き方に心動かされました。

           1個1個異なる葉牡丹の群れ。

           手触りが伝わってきそうなピンクの大きな葉ボタン。

                  

                  


           作家はどのような思いで葉牡丹と対峙したのでしょう。

           これから冬に向けて、葉牡丹を見るとこの絵を思い出しそうです。


                  
                  「サイネリア」

                  

                  
                  
                  「秋」

                  
                  「道」



           ピンク色の道の先には何があるのでしょうか。

           繊細かつ大胆、濃い朱赤が印象的で私には作家の魂の発露のようにも思えました。



           主催したのは上島さんの画業を広く知らしめようと設立された「KAKUの会」。

           会長さんは上島さんが小学生の時所属した野球チームの監督さんだった方です。

           

           そして、会場にいらした上島さんと同じく池田俊雄さんに師事した、画家の佐久間良一さんとお話しする機会を得ました。

           佐久間さんは小平市内のNMCギャラリーで、よく個展を開いていらして「ほのぼのマイタウン」も読んでくださっていたとか。

           「表紙の子どもの絵がすばらしい」とうれしくなることをおっしゃってくださいました。

           今月、そのNMCギャラリーで佐久間さんの作品の展覧会があります。


           「佐久間良一展」                      

            10月18日(木)~23日(火) 11:00~18:00(最終日は16:00まで)
            NMCギャラリー&スタジオ
            (小平市小川西町4-14-27  TEL:042-346-7300) 












         


           




                 
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