ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

はじめに言葉ありき

2014-11-03 | ~ 育児 ~
はじめに言葉ありき。
新約聖書「ヨハネによる福音書」第1章。
この世は神の言葉から始まった。言葉…すなわち神。この世の根源には神が在る。
この日ノ本ニッポンにも言霊という言葉がある。
言ノ葉に魂を浮かべ、風に乗せ、相手に伝える。
伝えること、伝わること…伝達(コミュニケーション)。
そして、それを理解する、される。年齢問わず、大切なことだと思う。
何を言わんとするのか、
何を思っているのか…、
泣いてばかりじゃ伝わらない。
怒ってばかりじゃ分かって貰えない。まずは、言葉から…、
「さぁちゃん、お、は、よ」
おはよう、という挨拶を教えた。
娘は喃語と喃語を組み合わせて、
“あぁ、はぁ、よぉ”
私の真似をしてくれた。
親馬鹿全開であるが、おはよ、と聞こえた。
嬉しくなって私は、おはよう、を連呼した。
母が嬉しいのが、娘には分かる。
娘は“あぁ、はぁ、よぉ”を繰り返し、母に返す。
母を真似してくれることの歓びと、言葉を覚えようとする娘の健気さ、
そして、必死に何か伝える努力する娘に感動の涙を流した瞬間だった。
「朝、目が覚めたら、一日の始まりを神さんにご挨拶するのよ」
人は、まずは挨拶から始める。目が覚めた時、人は己の命を知るだろう。
また新しい朝が来た…と、命を実感するだろう。
命の神に、この命、他の命在らんことを感謝するだろう。
「おはよ、紗花…」
娘の命に抱擁する。そして次は…、
「ありがとう」
この生、在らんことの感謝すること…その言葉と心、その深い意味を教えている。

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