TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

デビル(310)

2005-12-22 13:22:30 | tennis
気分転換に模様替えしました。
 インドでのコーチの授業では、先生がtennis intelligence(テニス・インテリジェンス)と呼んでいたものがあります。勉強で頭が良いのとちがって、テニスに関して頭が良いということです。テニスで1つの事を教えるだけで、その裏に潜んでいる9つの事を理解する賢い子もいれば、1つ1つじっくり全部教えていかなくてはいけない子もいます。昔、志津テニスクラブにいたころ、たすくっち(岩見亮くん)は寺地くんの事をいつも「悪魔」とか「デビル」とか言っていました。
 私が教えている、Yは、最近、とてもテニス・インテリジェンスが発達してきています。勉強のほうは30分やるだけで、翌日体調をこわすほど、だめで、本人きらってますが。
 例えば、山梨ウインターの決勝で、試合が終わって帰ってきたときに、寺地くんをすこし思わせるような悪魔的なことを言って、私をぎょっとさせました。決勝の相手は左利きで、けっこううまい子。そして、ポイントを決めると、大きな元気のいいガッツポーズを対戦相手に向かってやり、さらに調子に乗っていきます。このガッツポーズと、調子に乗せるのを防ぐ作戦をとったというのです。どうやったの?と聞いたら、次のように答えました。
 「あのガッツポーズを防ぎたかった。だから、相手がエースを決めた瞬間、ナイスショットと声を出して拍手してあげるようにした。そして、自分がミスった時は、相手に聞こえるような大きな声で、すぐに、『相手のボールが深かったからしょうがないな』とか、『いいボールだったから、まあいいや』とか言うようにしました。そうしたら、相手のガッツポーズが少なくなって、気持ちが乗らなくなってきたみたいでした。」
 こいつ悪魔(デビル)だ!と思いましたね。
 でも、この文章が相手の子にきっと読まれるでしょうから、次は通用しないよー、さあどうする?実力をもっとあげて行くしかないねぇ。

薪ストーブを3000円で買ってしまいました。これで、大みそかの夜も大丈夫!!
コメント (6)
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