TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

インド遠征記31(296)

2005-12-12 23:59:59 | ATFインド2005
 ふと、ウインブルドンーオランダツアーの時、ラケットを1本なくして帰ってきて、親にしかられた子がいたなーと、思い出し、その本人を見ながら「おい、もうホテルに忘れ物した人、取り戻せないよー。ラケットおいてきた人なんかいないよねー!??」すると、その本人のN、「あ、ガット張りのおじさんに1本預けたままだー!!」
ガーーーーーン!!タクシーはUターンしてテニススタジアムへ戻り、ラケットも無事ゲット。Nは、他のみんなにかなりぶーぶー言われていました。あぶないあぶない。

 空港に着いて、おみやげを買い、サブウェイのサンドイッチを食べて、一休み。今回のインドツアーの感想を全員に書かせました。

 木全のインドの国についての感想。この国に来ると、日本で自分がやっている人生を一度ふりかえって見ることができるような気がします。神経質な人には耐えられないような事が多いこの国ですが、私にとってはそんなのは別に大丈夫です。戦前の日本にタイムマシンで逆戻りしたような、なつかしさのある生活(戦前を知らないのに?)。現代の最先端の文明の利器が全くない質素な生活。ぜいたくとか、便利とか、豪華とかいう事から全く正反対の位置にある国。(しかし、裕福な人たちは、ものすごい裕福。)人間は、時に裕福な外国人などにはお金の額をごまかしたり、いいかげんなずるをするが、基本的には、素朴な、優しい、純粋な人間が多く、のんびりしているように感じた。時間にルーズな事が許せない人には、この国を旅行するのは向いていないかもしれません。そして、インドの人たちはとてもユーモアのセンスが高いです。

 例えば、今日、いつもすべての事を何でも手配してくれる信頼すべき人物ナルシンさん(デリーテニス協会のヘッドコーチ)に、少し冗談を言ってやろうと思い、「ナルシン、ものすごく大切な、重大な頼みがあるんだ!」と切り出しました。このあと、「キャンデーを打っているマーケットを教えてくれ」と、大して重要でない事をいうところに、このジョークの意味があったのだが、相手に先手を打たれた。「何だ、ヒロ、トイレットペーパーがほしいのか?」(笑)こんな感じである。
 ナショナルコーチのガジェンドラさんも、(昔、彼は髪の毛ふさふさ、ひげぼうぼうだったが、今はぼうず、ひげなし)カメラで私と写真を撮ったあと、「お前のカメラはこわれている!毛が写っていない!!」

写真ははるみのダブルスペアと対戦相手。毛は写ってます。はは。
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インド遠征記30(295)

2005-12-12 23:41:02 | ATFインド2005
11月30日(水)晴れ
 やや、寝坊しました。コートに着くとななみとみなみはすでにボールを打っていました。アップもせずに!!←あんたたちはテニスプレーヤー??それとも週末にだけ楽しくテニスを楽しむOLさん?という皮肉たっぷりの言葉に、2人はランニングからやり直しました。「Young developping athretesたちにgood habitを教え込んでいくことがchampionをつくりだすことにつながりますbyクリス・ケイチェルさん。」

 ななみ、みなみ、はるみで練習。ポイントを行い6連勝したはるみは木全から賞金100ルピー(約250円)をゲット!!(変なものを買うなよ!)

ゆうやは、ニーシャと練習したあと、ブルーノ(シリアの子)と、かなりたくさん練習。シューレース(靴ひも)のスペアは遠征の時にはバッグに入れておくといいね!!

 シングルスはさすが、クォーターファイナルとあって、いい勝負がいくつかありました。(いくつかはイージーゲームでしたが)
男子○MANUJA(1シード、インド)vsブルーノ(シリア)
  ○CHUMPETCH(タイ)vsBHAMBRI(インド)6-2,6-3
  ●ニーニョ(4シード、フィリピン)vsSITARAM(6シード、インド、もとを敗った子)
  ○しゅうvsPARANJAPE(インド、5シード)6-2,6-0
女子○さちえvsSADI KIM(1シード、シリア)6-3,6-1
  ○ニーシャvsMEHAK(インド、8シード、ななみたちときのうダブルスした)
  ○まいvsMALIK(インド、みなみと1回戦であたった子)6-1,6-0
  ○NAIK(インド、2シード、やよいをきのう敗った)vsVATWANI

その他、練習マッチ
ななみ0-6MAKKI DIANA(シリア)
みなみ6-2,6-2はるみ
ななみ6-4はるみ
ゆうや3-0やよい
ゆうや0-2さちえ
ゆうや6-7みちる
ゆうや6-0SIRASALA SURYA(インド、テジャスウィ二ちゃんの兄)
みなみ?-?テジャスウィ二ちゃん

これにてインドでの全練習終わり。みな、とてもがんばって練習しました。インドのコーチにおみやげを買えるお店を教えてもらい、タクシーで買いに行きました。20分間のおみやげタイムです。ホテルにもどって荷物をまとめ、チェックアウト、タクシーに乗りカーナ・テニス・
スタジアムを後にし、空港へ向かいました。

写真は空港へ向かうため、タクシーに荷物をのせ、記念に1枚、まいパパ撮影。
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インド遠征記29(294)

2005-12-12 23:29:06 | ATFインド2005
 各国の選手たちと、みんなだいぶ仲良くなってきました。とてもいい雰囲気です。誰が誰に惚れているとか、そんな話でもちきりです。

 マイがプールに落っこちました。とってもドジです(失礼!)(木全は落ちなかったもんねー)。お父さんにしかられていました。他のみんなは大喜び!!!

夜は各自リラックスタイムにしました。

 木全は、子供達に内緒で、いそいそと夜のデリーの街へ出かけました。マリオットホテルのお向かいにある、アーユルベーダのホスピタルへ。アーユルベーダというのは、どうやらインド風の健康法や、自然食品関係、あるいはマッサージなどの混ざったものらしく、(いいかげんな知識なので、みなさんあまり信用しないこと)少し興味がありました。…が…、ちょっと期待はずれ。ごっつい2人組の男に左右からガシガシやられ、ぜんぜん気持ちよくないー…!!残念!喫茶店でコーヒーとサンドイッチを買って帰りました。みな、もう寝ていました。

 明日も、朝練して試合を見たいと4人ともいうので(なんという、みあげた心…涙)、そうすることにしました。

写真はプールに落っこちたのを、笑ってごまかすマイ。
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インド遠征記28(293)

2005-12-12 23:14:20 | ATFインド2005
ダブルスが一斉に4つとも始まったため、ゆっくり1つ1つは見れませんでした。
●みなみTejaswini2-6,0-6サチエ、マイ
日本No1,No2おペアから2ゲーム奪ったのは、日本に帰ってからお父さん、お母さんに自慢できるね!!テジャスゥイ二ちゃんのアンダーサーブも時々決まっていました。

●ななみPOOJAvsVATWANI,MEHAK(第4シード)0-6,4-6
相手は2人ともシングルスでベスト8に入っている、まあまあうまい子。
プジャーとがんばったが、1歩およばず。

●はるみCHOPRAvsS,KSHITIJ1-6,0-6
がんばりましたが、少し実力差がありました。いろいろ勉強になった…はず。

●ゆうや、みちるvsCHUMPETCH,TANCHAINANT(タイ、4シード)3-6,2-6
なかなかのいい対戦でした。サーブにもストロークにも、ボレーにもリターンにも、とてもプレッシャーがかかります。結局、ややテクニック的に劣るゆうやたちの負けでした。

 もう少し、しっかり細かく見れるとよかったのですが、何ともコートが離れているし、スコアボードはないしで、ちょっと観にくいものがありました。
 もと、しゅう組負け、(監督にしっかり説教を受けていました)、やよい組勝ち!!

幸運なことに?!(不運なことに?!)、全員シングルスもダブルスも、お亡くなりになってしまいました。明日、予定していた飛行機に乗って帰れます。すごい木全の予測能力です。!!!(みんな、くやしがれよー!)明日の飛行機のリコンファームを済ませました。なぜか、はるみの予約がなく、ななみが2人いました。

写真はななみとプジャー。
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インド遠征記27(292)

2005-12-12 01:04:04 | ATFインド2005
11月29日(火)晴れ
今日も朝7:30から練習。はるみ、ななみ、みなみの3人で練習、ゆうや、アキオ、みちる、ニーシャ(マレーシアNo1の女の子、外見ビーナスみたい)の4人で練習。

●ななみvsNEESHA THIRUMALAICHELVAM(マレーシアNo1第4シード)
よくがんばりました。すばらしいショットも何本か決まったし。「どうせ、こんな強い子に勝てるわけない」とかいった、あきらめの気持ちは微塵も見せません!元気を失いません。オーストラリアで見た、悪い試合とは全くちがっていました。成長したね!!!

 やよいは第2シードの体の大きなインドの子に負け、サチエはあぶなげなく勝ち。マイも少し手こずったそうですが、勝ち。しゅうは第2シード相手に、出だしは悪かったが堂々の勝ち。

 みなみのペアの子とその兄さんたちが、早朝に練習をしていました。ボールはありえない程真っ黒。木全のクラブの雨の日用ボールの方が100倍きれいなくらいのボールを大切に使っています。お父さんはみすぼらしい服を着て、はだしです。ボールを入れているのはビニール袋。ひょっとしたら、最下層の子かもしれないと思いました。ぶかぶかのシューズを履いているのはたぶん、お兄さんのおさがりだからだと思います。テニスで活躍してお金をかせぐという夢があるのかもしれないと思うと、少しうれしくなってきました。テニスコートでは「おまえらはここに入れないよ」という差別はないように感じました。彼女は10歳で、シングルスの時のサーブは、すべてアンダー・サイドスピン・スライスで相手を前へおびき出し、パス、ロブで困らせるという戦いを見せていました。相手がうまくて負けましたが。

 写真はみなみとテジャスィニちゃん。
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インド遠征記26(291)

2005-12-12 00:51:24 | ATFインド2005
○ななみvsBHATIA ANKITA(インド)6-3、6-4
サーブの打ち方だけを見て、初心者っぽいとわかる相手。ななみは、やや一発ミスが多かったが、攻撃的にプレーしていたのはとてもよかったです。

●ゆうやvsABDULNOUR BROUNOU(シリア、8シード、14歳以下シリアNo.1)
ファーストセットはゆうや、サーブキープ1回、ブレイク0回、相手オールキープ、ブレイク2回。典型的な、すべてのサーブをキープして、相手のを1こブレークしないと、きつい相手。しかし、そういう考えがあってプレーしているとは、とても思えない状態で1-6。セカンドセットはいきなり、キープ、ブレイク、キープで3-0。開き直ってものすごい波状攻撃を展開。すべてまわりこんでフォアを決めまくるため、相手は少しキレ気味になる。セカンドセット、3-0から追い上げられてもつれたが、おしくも4-6。サーブキープ力の差が出ました。ゆうや3/9、相手7/9。試合後、話すとやはり、サービスキープに対する意識が全く足りません。そろそろ、男子のテニスに入り込んでほしいのだが、まだまだ男の子のテニスの域を脱していません。

 みなみも、ダブルスペアを無事ゲットしました。明日はななみだけシングルス、ダブルス。他の者はダブルスのみです。

 日本チームは、しゅう君余裕の2回勝ち。もと、まさかの初戦ファイナル負け。みちる、タイのNo1と対決、おしくも敗れる。女子、サチエとヤヨイは余裕勝ち、マイは辛勝でした。

 試合後、またおみやげやさんへ行き、そのあと日本食を食べにいきました。明日も朝早くから練習するため10:00消灯。と、思ったら、はるみの毛布がないので、フロントに「1ブランケット、プリーズ」と言いにいかせました。しかし、10分たっても、20分たっても、持ってこないので、はるみにもう一度言いに行かせました。「1ブランケット、プリーズ、ナウ!」。そうしたら5分後に持ってきてくれました。はるみもどんどんたくましくなってきています。このところコートでも、ほったらかしにしているのですが、すべて自分でしっかり行っています。(ただし、時々アホな時あり)

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インド遠征記25(290)

2005-12-12 00:46:35 | ATFインド2005
11月28日晴れ
 7時起床、7:30~8:30に朝練。そのあと朝食。男女ともゆうべのうちにドローは作成済みと聞いていましたが、どこにも張り出されていません。さすがインド、やはりここでもいいかげんです。

 ドローとオーダーオブプレーは9時になっても張り出されません。が、試合は始まりました。今日、男子は2試合、女子は1試合です。

●はるみvsCHOPRA SOJIVくん(インド、11歳半、インド内ランキング12歳2以下00位、14歳以下400位)0-6,2-6
テニスの技術的にはまだまだいろんな事を学んで、できるようにしていく余地があります。基本的な事がまだまだ多くできていません。しかし、しかし、しかし!!すばらしい事もありますよー。例えば、この試合が終わったあと、対戦相手の子にダブルスを自分で申し込み、レジストレーションもいつのまにか自分たちで済ませていました。外国人とのコミュニケーション(インドでは我々が外国人ですが)とか、インドでの生活になじんできています。適応能力がすばらしいです。(誉め過ぎかしら??)

○ゆうやvsCHAWLA MANPREET SINGH(インド)6-2,6-1
ものすごい露骨で頻繁な嘘ジャッジをやってくださる、ありがたーい子が相手。あまりのミスジャッジに、ゆうやは頭にきたのか、ポイントするたび「カモーン!!」「バモース!!」の連続。ファーストセット終わったところで、みなみの試合に移動。

●みなみvsMALIK AARZOO(インド、10歳)0-6、6-7
ファーストセット、イージーミスが多く、0-6で落とす。もう少し、得意の深いムーンボールを多用した方がよかったかも、と思いました。見ていて、みなみの技術的課題がよーく見えました。遠征のおわりに、紙に書いて渡そうと思います。セカンドセットは、かなりくらいついていって、顔を真っ赤にしてがんばりましたが、あと1歩でした。
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