写真は、今年の1月、オーストラリアへ行った時の芝生の大会の会場にて。
コーディネーショントレーニングについて。
難しいこと抜きで言うと、
体の各部分を全く別の動かし方をするのは、普通、人間にとって難しいことですが、そういったことをスムーズに
行えるようにする、神経の発達を促すトレーニングです。
神経をうまく使って、身体を上手にコントレールする能力が、コーディネーション能力です。
7つの能力から成り立ちます。
コーディネーション能力が高い人は、運動神経がいいとか、スポーツセンスがあるとか言われるわけです。
コーディネーションの理論は、1970年代、コ・オーディネーションと呼ばれ、1970年代に旧東ドイツの
スポーツの科学者によって提唱され、その後、世界中でアスリート育成のため広く使われて来ました。
7つのコーディネーション能力とは
「定位能力」「変換能力」「連結能力」「反応能力」「識別能力」「リズム能力」「バランス能力」の7つの能力から成り立っています。
●「定位能力」…ボールと体の関係、距離、スペースなどを瞬時に理解することなどと関係があります。
この能力が鍛えられていると、ドロップショットや、ショートアングル、もちろん頭上のロブなどに素早く反応し、
「今の、目測を誤ったね、1歩目からもっと前に向かって走れば取れたね!」なんてことは少なくなるわけです。
●「変換能力」…プレーしている最中に知覚した変化に、対して、運動を変化させる能力です。
予測なんかも関係しています。この能力が鍛えられていると、逆をつかれた時でも、うまく反転して、ボールを取れます。
●「連結能力」…ボールを操作する技術や戦術を空間的・時間的につなぎ合わせる能力(コンビネーション能力)
いろんなテクニックを使って、戦術をデザインして行く上で大切です。
●「反応能力」…様々な予期された信号、あるいは予測されなかった信号に対して、それに合ったプ レーを素早く開始する能力
相手がポーチに出たのが、打つ一瞬前に見えたので、ストレートにとっさにコースを変更したなど。
●「識別能力」…タイミングを合わせ、程よい力加減で綿密な行為をするために、身体各
部を正確に、無駄なくお互いに同調させる能力(巧緻性、ボール感覚)。この能力が高いと、フレームショットなども少ないし、
タッチも狂いません。
●「リズム能力」…タイミングよく体を動かす、ボールのスピードや、飛んでくる場所など、常に同じ状況のないテニスでは、このリズム能力は、とても大切です。
●「バランス能力」…大きく動かされたりしても、バランスを崩さない、あるいは崩れを早く回復させることができる能力です。
今年の2月、静岡で合宿をした時に、一日じゅうテニスをしたあと(午前練、午後練)、夜の練習で低年齢の子たちを受け持ちました。いい機会だし、昼間たくさんテニスしたからと思い、1時間半ずっとコーディネーショントレーニングをしました。
ゴールデンエイジと呼ばれている年齢で、こういったトレーニングをすると、神経系の分野はとても刺激を受けて、発達します。つまり、運動神経が発達すると言うわけです。
私は、いつも書きますが、
コーディネーショントレーニングは木の切り株に彫刻刀で水を入れる溝を彫る作業、ボールをうつ練習は、そこに水を注ぐ作業だと思うのです。溝が小さければ、たくさんボール打つ練習しても、全部こぼれてしまって、上達しない、溝を巨大に彫れば、
ボールを打っただけ上達する。そして、この人間と言う切り株は13歳を過ぎたら、硬くなって、彫刻刀で彫れ難くなる。
と言うわけです。
具体的なトレー二ングの種類、やり方は、またいずれ。
コーディネーショントレーニングについて。
難しいこと抜きで言うと、
体の各部分を全く別の動かし方をするのは、普通、人間にとって難しいことですが、そういったことをスムーズに
行えるようにする、神経の発達を促すトレーニングです。
神経をうまく使って、身体を上手にコントレールする能力が、コーディネーション能力です。
7つの能力から成り立ちます。
コーディネーション能力が高い人は、運動神経がいいとか、スポーツセンスがあるとか言われるわけです。
コーディネーションの理論は、1970年代、コ・オーディネーションと呼ばれ、1970年代に旧東ドイツの
スポーツの科学者によって提唱され、その後、世界中でアスリート育成のため広く使われて来ました。
7つのコーディネーション能力とは
「定位能力」「変換能力」「連結能力」「反応能力」「識別能力」「リズム能力」「バランス能力」の7つの能力から成り立っています。
●「定位能力」…ボールと体の関係、距離、スペースなどを瞬時に理解することなどと関係があります。
この能力が鍛えられていると、ドロップショットや、ショートアングル、もちろん頭上のロブなどに素早く反応し、
「今の、目測を誤ったね、1歩目からもっと前に向かって走れば取れたね!」なんてことは少なくなるわけです。
●「変換能力」…プレーしている最中に知覚した変化に、対して、運動を変化させる能力です。
予測なんかも関係しています。この能力が鍛えられていると、逆をつかれた時でも、うまく反転して、ボールを取れます。
●「連結能力」…ボールを操作する技術や戦術を空間的・時間的につなぎ合わせる能力(コンビネーション能力)
いろんなテクニックを使って、戦術をデザインして行く上で大切です。
●「反応能力」…様々な予期された信号、あるいは予測されなかった信号に対して、それに合ったプ レーを素早く開始する能力
相手がポーチに出たのが、打つ一瞬前に見えたので、ストレートにとっさにコースを変更したなど。
●「識別能力」…タイミングを合わせ、程よい力加減で綿密な行為をするために、身体各
部を正確に、無駄なくお互いに同調させる能力(巧緻性、ボール感覚)。この能力が高いと、フレームショットなども少ないし、
タッチも狂いません。
●「リズム能力」…タイミングよく体を動かす、ボールのスピードや、飛んでくる場所など、常に同じ状況のないテニスでは、このリズム能力は、とても大切です。
●「バランス能力」…大きく動かされたりしても、バランスを崩さない、あるいは崩れを早く回復させることができる能力です。
今年の2月、静岡で合宿をした時に、一日じゅうテニスをしたあと(午前練、午後練)、夜の練習で低年齢の子たちを受け持ちました。いい機会だし、昼間たくさんテニスしたからと思い、1時間半ずっとコーディネーショントレーニングをしました。
ゴールデンエイジと呼ばれている年齢で、こういったトレーニングをすると、神経系の分野はとても刺激を受けて、発達します。つまり、運動神経が発達すると言うわけです。
私は、いつも書きますが、
コーディネーショントレーニングは木の切り株に彫刻刀で水を入れる溝を彫る作業、ボールをうつ練習は、そこに水を注ぐ作業だと思うのです。溝が小さければ、たくさんボール打つ練習しても、全部こぼれてしまって、上達しない、溝を巨大に彫れば、
ボールを打っただけ上達する。そして、この人間と言う切り株は13歳を過ぎたら、硬くなって、彫刻刀で彫れ難くなる。
と言うわけです。
具体的なトレー二ングの種類、やり方は、またいずれ。