TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

コーディネーションのトレーニング。(3099)

2017-12-22 00:19:23 | tennis
写真は、今年の1月、オーストラリアへ行った時の芝生の大会の会場にて。




コーディネーショントレーニングについて。


難しいこと抜きで言うと、

体の各部分を全く別の動かし方をするのは、普通、人間にとって難しいことですが、そういったことをスムーズに
行えるようにする、神経の発達を促すトレーニングです。

神経をうまく使って、身体を上手にコントレールする能力が、コーディネーション能力です。
7つの能力から成り立ちます。

コーディネーション能力が高い人は、運動神経がいいとか、スポーツセンスがあるとか言われるわけです。

コーディネーションの理論は、1970年代、コ・オーディネーションと呼ばれ、1970年代に旧東ドイツの
スポーツの科学者によって提唱され、その後、世界中でアスリート育成のため広く使われて来ました。


7つのコーディネーション能力とは

「定位能力」「変換能力」「連結能力」「反応能力」「識別能力」「リズム能力」「バランス能力」の7つの能力から成り立っています。


●「定位能力」…ボールと体の関係、距離、スペースなどを瞬時に理解することなどと関係があります。
この能力が鍛えられていると、ドロップショットや、ショートアングル、もちろん頭上のロブなどに素早く反応し、
「今の、目測を誤ったね、1歩目からもっと前に向かって走れば取れたね!」なんてことは少なくなるわけです。


●「変換能力」…プレーしている最中に知覚した変化に、対して、運動を変化させる能力です。
予測なんかも関係しています。この能力が鍛えられていると、逆をつかれた時でも、うまく反転して、ボールを取れます。

●「連結能力」…ボールを操作する技術や戦術を空間的・時間的につなぎ合わせる能力(コンビネーション能力)
いろんなテクニックを使って、戦術をデザインして行く上で大切です。

●「反応能力」…様々な予期された信号、あるいは予測されなかった信号に対して、それに合ったプ レーを素早く開始する能力
相手がポーチに出たのが、打つ一瞬前に見えたので、ストレートにとっさにコースを変更したなど。

●「識別能力」…タイミングを合わせ、程よい力加減で綿密な行為をするために、身体各
部を正確に、無駄なくお互いに同調させる能力(巧緻性、ボール感覚)。この能力が高いと、フレームショットなども少ないし、
タッチも狂いません。

●「リズム能力」…タイミングよく体を動かす、ボールのスピードや、飛んでくる場所など、常に同じ状況のないテニスでは、このリズム能力は、とても大切です。

●「バランス能力」…大きく動かされたりしても、バランスを崩さない、あるいは崩れを早く回復させることができる能力です。



今年の2月、静岡で合宿をした時に、一日じゅうテニスをしたあと(午前練、午後練)、夜の練習で低年齢の子たちを受け持ちました。いい機会だし、昼間たくさんテニスしたからと思い、1時間半ずっとコーディネーショントレーニングをしました。

ゴールデンエイジと呼ばれている年齢で、こういったトレーニングをすると、神経系の分野はとても刺激を受けて、発達します。つまり、運動神経が発達すると言うわけです。




私は、いつも書きますが、
コーディネーショントレーニングは木の切り株に彫刻刀で水を入れる溝を彫る作業、ボールをうつ練習は、そこに水を注ぐ作業だと思うのです。溝が小さければ、たくさんボール打つ練習しても、全部こぼれてしまって、上達しない、溝を巨大に彫れば、
ボールを打っただけ上達する。そして、この人間と言う切り株は13歳を過ぎたら、硬くなって、彫刻刀で彫れ難くなる。

と言うわけです。



具体的なトレー二ングの種類、やり方は、またいずれ。
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スキャモンの…。(3098)

2017-12-20 23:59:44 | tennis
写真は、素敵なパン屋さんで見つけた、ワンちゃんの足の形のパン。


お菓子で作った家も展示してありました。




さて、先日、ほんの少し触れた「スキャモンの成長曲線」。
このお話しは全ての、低年齢のお子様をもつ家庭に、大切にしてほしい、とても重要なことです。
テニスに限りません、全てのスポーツに共通します。

下のが「スキャモンの成長曲線」です。



赤い線で示されているのが、「一般型」、つまりわかりやすく言うと、体の発育ですね。
男子と女子で、少し、タイミングがずれますが、まあ、15歳から20歳にかけて急激に発達し、20歳ころ終焉を迎えます。

注目していただきたいのが、青い線「神経系型」です。
この神経の発達というのは、まあ、わかりやすく言うと、出来ないことが出来るようになる時期のこと。
「小さい頃に、いろんな運動をするといい」と、言われるのはこのためなんですね。

そして、特に注目してほしいのが、神経の発達は、だいたい

13歳くらいで終焉を迎えるということです。


つまり、


出来ないことを出来るようにするには、13歳までにやっておかなくてはいけない、と言う事です。

13歳までにやっておかなくてはいけない事、それは、パワーのあるボールを打つ、とか、もっとトップスピンでつなげまくる…

ではなくて、


出来ない技をなくしておく…事なのです。


物凄くうまくならなくていいので、下に挙げるような、様々な事を広く浅くでいいので出来るように練習してください。

フォアハンドスライス…ストレート、クロス、逆クロス、ショートアングル、逆クロスショートアングル、ドロップショット(各方向)(決め球のフォームからの含む)、緊急事態手首使用ランニングショット、
バックハンドスライス…フォアと同様
カット系ボレー(フォア、バック、各コース)(ロングボレー、ドロップボレー、アングルボレー含む)
バックハンドつなぎハイボレー
ドライブボレー(フォア、バック、各コース)
スマッシュ(フラット、スライス、各コース)
グランドスマッシュ
フォアハンドもバックハンドもフラット、トップスピン、各コース
ハーフバウンドのストローク、ハーフバウンドのボレー
ライジングのストローク
ロブ(トップスピン、スライス)
フラットサーブ、スライスサーブ、スピンサーブ、リバースサーブ、サイドスピンスライスアンダーサーブ
また抜き
フライパン返し
コンチネンタルグリップによるフォアハンドフラット、トップスピン
フォームによる騙し(相当種類あります)
それを見破る観察力
様々なフットワーク
コンシステンシー
相手を前後左右に揺さぶる(コートを広く走らせる)戦術



ただし、13歳より前の年齢で、こういった事をするのは勇気がいります。

何故ならば、この年代で、ストロークの強打や、トップスピンのつなぎばかり練習した方が、はるかにこの年代で勝てる、いい思いができるからです。

ところが、14歳を超えてから、違いが出て来ます。

16、18歳でスライスが打てない、ネットプレーが全く出来ない…となると、これはもう勝てません。
14歳くらいで、逆転現象が起こって来ます。


ですので、将来を見据えて、我慢しなければいけない。
でも、これを我慢出来ない家庭も多いわけです。
私たちが、説得しても、受け入れられない家庭は、強打ばかりを教えてくれるクラブへ移籍していったりします。
とても残念なことです。


ちなみにダブルフォアハンドを片手に変えるのも、13歳までが期限ギリギリです。
この年齢の前に、変更して、成功した選手もたくさんいます。


それから、この年齢では、コーディネーショントレーニングが、テニスの上達の上で、とても重要になって来ます。
それは、スキャモンの成長曲線が示す、神経の発達時期に関係していることは、今日のお話と全く同じです。


コーディネーショントレーニングについては、またお話しすることにしますね。





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親の悩み。(3097)

2017-12-18 14:24:09 | tennis
写真は、クリスマスローズの農場の野良ネコちゃんたち、餌をあげるので、とってもなついています。
仕事の邪魔はしないでね。


クリスマスローズは、夏、活動を停止して休眠、秋から活動を開始します、葉っぱがいい感じになって来ました。
今は、植え替えと、古い葉っぱ切りをしています。


とてもいい感じの葉っぱ。



さて、親の皆さんのお悩みの話。

ある県のAさんは、近くにいいアカデミーがない。今までお世話になっていたクラブの、いいコーチが、来れなくなってしまい、
いい環境を失ってしまった。これからどうしたらいいのか???



それから別の県のBさんは、前向きにがんばっているのだが、ライバルの子やその親たちが、意地悪や心ない行動をとってくる。
足の引っ張り合いや、そう行った話で一緒に盛り上がりたくないので、子供のレッスンの時間はクラブハウスで他の親となるべくおしゃべりしないようにしている、すると「なに?あの家は!」ともっと白い目で見られ、さらに悪い状況になる。

クラブ内でランキングマッチを行い、いい成績の子が上のクラスへ行く、ピラミッド型のテニスクラブを作り、強い子を優遇して行くシステムは、ピラミッドの頂点に立つ子たちが、そりゃ活躍はします。

でも、すごいがんばったけど、下層に入ってしまった子たちは、なんか、まるで「価値がない」かのように扱われ、
クラブ全体がそういう価値観で動いていると、次第に疲れていってしまいます。そういう子たちは、テニスの面白さが減っていってしまうかもしれない。



クラブという組織をデザインして行く上で、私がやりたいと思っていることは、


同じクラブの子が大会で戦っていたら、同じクラブの他の子と、その親たちも、それを応援してあげたい、という空気。
クラブ内でいじめなどが起こらない。
勝利至上主義にならない。同じクラブの他の子を落とし入れてまで、自分の子が這い上がろうとする←こういう空気を作らない。
コーチはどの子供も同じように応援する。
頑張ってやる事が大切だということを、テニスを通じて伝えて行く。
何よりも、クラブに通って来ている子供や、親たちが、いつも楽しそうに目をキラキラさせている。


同じクラブの仲間を応援すること、それって、実はクラブ内にとどまりません。←と思っています。

同じ県の子が関東大会で頑張っていたら応援する。

同じ関東の子が全国大会で頑張っていたら応援する。

同じ日本の子や、もっと言えば同じアジアの子が世界で戦っていたら応援したい。

そういうのが、本来、スポーツのいい所なはず。



自分の周りが、ドロドロとした足の引っ張り合いばかりで、自分たちが少数派だとしても、
自分たちが正しいことをしている自信があれば、頑張って突き進んでください。
いずれ世界が変わってくるかもしれません。

いつの間にか、高いレベルまで上がって、気がついたら、自分の周りには、高い志の人たちばかりになっているかもしれませんよ。




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やる気スイッチ。(3096)

2017-12-15 09:59:56 | tennis
クロアチアのイタリアンレストランの席で、超爆睡する、豪快なネコ!
お店の人も、全く追い払ったりしない、お店のマスコットなのかな????



お庭に、昨日のジューンベリーに続き、本日、シマトネリコを植えました。
いい感じで、大きくなってくれるといいな!!


夕べ、なんとか流星群が見れるという事で、車で10分ほどの暗いところへ行って、流れ星を見ましたよ。
30〜40分寝そべって見ていたら、とても綺麗なのが、4こ見れました。
最近、目が悪くなっているので、見れるか心配でしたが、見れて満足!!



さて、レッスン。


小さな子供たちのレッスンでは、まだまだ楽しさが必要。

楽しくて、目がキラキラ光っていると、とても速く上達します。



とは、言っても、やらなきゃいけない基本練習は山ほどあります。
その中には、子供たちがあまり好きでない練習も。



そこで…こんなテクニックを使います。



「みんなの大好きな『カッツン』(←大人気練習です)をやります」
「ただし…」
「基本練習のフォア4種とバック2種、あとスライスストローク、がんばって全部合格したらね!!!」



すると、みんな、基本練習を目の色変えてやります。

練習中の、小さなモチベーションコントロールが、練習の効果を倍増させるというわけです。

少し前のテレビCMで言えば、「やる気スイッチ」ってわけですね


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周辺視のトレーニング。(3095)

2017-12-14 00:18:40 | tennis
午前のレッスンが終わったあと、お庭に植える樹木を買いに行って来ました。

もともと、前の住人が植えていた木は、Mihoのお気に召さないようで、オリーブと2本のハナミズキを残し
あとは全部引っこ抜いたのでした。

そして、年内で閉めてしまうという樹木、お花を売っているお店へ。


ジューンベリー、ブルーベリー、常緑ヤマボウシ、フェイジョア、シマトネリコなどを買って来ました。
なんと、半額なので、安い安い!!!


で、本日は、ジューンベリーを引っ越しの記念植樹!!



早く綺麗なお花と、実が見たいな。



さて、昨日の続き。


ボールを見ると相手が見えず、相手を見るとフレームショットする…お話。
生徒たちに、周辺視の力のことを説明します。



まず、生徒をコーチと反対側のベースラインに立たせ、


コーチは、反対側のベースラインに立ちます。


生徒には左手にボールを1こ持ってもらって、フォアの構えをしてもらい、ボールを凝視してもらいます。

「いいかい?絶対ボールから目を離さないで。コーチの方を見ないで!!」


その状態で、コーチは大きなアクションでサイドステップで左右に動きます。

「どう?コーチのこと見てないけど、コーチの動き感じるでしょ!今どっちへ動いてる??」
ってな感じです。



すると、反対のベースラインに立っている相手の大きな動きは感じられる(そっちを見ていなくて、ボールを見ていても)
ということが全員わかります。

これをやってから、昨日書いた、ボール打つ直前にコーチのサイン(実際動く、またはハンドシグナル)の方向に打つ
ボール出し練習をします。

初めは、みんな上手くできません。
そして、少し慣れて、上手くいくようになると、コーチがフェイントを入れたり、フェイントのフェイントを入れたりします。


小学生低学年からこんな練習をしていたSは、高校3年でインターハイで活躍しましたが、
彼女は、こちらの動きやフェイント、騙しなど、全て見破る観察眼を手に入れていました。

意地悪ボール出しの振り回しで、20球に1度くらい、ボール出しのフォームで逆を突くのに成功したりすると、私は
ガッツポーズものでした。(他のみんなは、すぐにコーチのフェイントにひっかかってました)



よく練習中にこんなことを見かけます。

1)ポイント中、相手をフォア側に大きく振って、ネットプレーに出ました。相手は大きく空いたバック側はもう諦め、罠をはることにしました。一度、バック側へ素早く走るフェイントを見せて、実は、全く走らないで、フォア側で待っている。
…にも関わらず、ボレーヤーは、騙されて、フォア側へボレーしてしまい逆襲されて失点。


2)2対1のラリー練習をしている時、例えば、罰をする約束があって、(ネットひっかけた人は腹筋1回とか)2人いる
側の一人が腹筋をやっている時は、その人側に打ってはいけないのに、よく、そっちに打ってしまう。

3)自分がサーブして、レシーバーが無言だけど、大きく手をあげてフォルトを示していて、でも、レシーブはサーバー側のコートに返って来ている。しかも、レシーバーはその直後、センターへ素早くフットワークしていないで、止まっている。
にも関わらず、サーバーがしっかり構えて、ストロークを強打。そのあと、相手が全く追いかけないのを見て、「あれ?」となる。

4)レシーバーが構えを作っていないのに、よくサーブを打ってしまい、「まだ構えてません!!」とよく言われる。


こんな事がよく起こる生徒は、周辺視の力を使った、相手を観察する力が鍛えられていませんので、
ただ闇雲に、自分のその時打ちたい方向へボールを打つだけとなります。当然、動きが見えて入ればたやすく特点できた
のに、失点になってしまう事が沢山起こります。

ジュニアの皆さん、どうですか?
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ラジコンカーの上にターゲット。(3094)

2017-12-12 23:50:27 | tennis
とっても小さなリースを作りました。
木の枝で台になるリースを作って、木の実を適当にくっつけましたよ。




蘭丸は「これ何かにゃ〜??」


さて、レッスンについて。


何年か前に、外国から来た先生の授業を受けた時のことです。
先生は、まず黒板にこんな図を描きました。

そして…



こう言いました。

「これはテニスコーチがやってはいけない、一番悪いレッスンです」



私は
「ガーーーーーーーーーーーーン」とショックを受けました。
「何がいけないんだろう??」


先生が言うにはこうです。

「対戦相手は常に動いているし、時にはフェイントを使って、思っていたのと逆へ突然動くかもしれない。
だから、狙うべきターゲットは、地面に止まって置いてあるコーンではいけないんだ。」



「なるほど」と思いましたね〜〜!!!!


その時、私の頭の中では、こんな練習が思い浮かびました。

コーンは地面に止まって、置いてあるのではなく、動くラジコンカーの上にでも置くべきだな!!


それ以来、生徒が打つべきターゲットが、ボールを打つ直前に決まる練習をよくするようになりました。

例えばこんな感じ。


コーチがボールを出して、選手が打つほんの直前に右か左に動く、選手は、コーチのいない方に打たなくてはいけない。
生徒が多い時は、疲れてしまうので、コーチがラケットを指した方に打たなくてはならない。

でも、この練習、なかなか難しい。


何しろ、ボールに向かう時に、クロスでもストレートでもどちらにでも打てるような、近づき方「ボールへの入り方」をしなければいけません。

そして、コーチがどっちに動いたか、顔や目を向けて見ると、空振りやフレームショットになる。
なので、ボールをしっかり見て打つようにすると、全部コーチのいる方にボールが飛んでいく。

そう、打つ瞬間やその直前はボールをしっかり見ながら、その背景を感じる目の力「周辺視」の力を使わないといけません。


先日、USオープンでのゴファン対ルブレフの試合を見ていて、感じたのですが、ゴファンの遅いボールでのノータッチエースがとても多い。対するルブレフは、速いボールのエースが多い。
ルブレフは、球がめちゃくちゃ速いので、そりゃエースになります、問題はゴファンです。


彼は、ボールに近づく時、どの方向へもボールを打てるように、準備をしておき、
相手選手がオープンコートに向かって異常に速いスピードで走る(サイドステップやクロスステップではなく)場面を、周辺視の力で感じて、その時必ず相手選手の逆をつく方向にコントロールすると言うわけです。相手のオープンコート方向への動きが普通や、遅い場合は必ずオープンコートへ、異常に速いスピードの時にはその選手のお尻側に。
だから、のろいエースが決まると言うわけです。


この、上に書いた練習方法は、とても選手の神経というか、悩に刺激を与えます。

チャンスボールの基本練習をいくら沢山やっても、試合になると決まらない!という場合、
こういった練習をすると、解決して来ます。


もちろん、神経の発達が終焉を迎える、13歳頃よりも、若い年代で、こういった練習を沢山行っておくことが大切です。
(スキャモンの成長曲線のことはご存知でしょうか?これに関しては、とても大切なので、また後日書きたいと思います)



もちろん、技術を確かなものにするために、一番最初、外国の先生がダメと言ったスタイルの練習も沢山やっています。
でも、技術ができて来たら、判断力を伴う練習を増やしていかないと、実践で全く役に立たないことになってしまいます。





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オリーブでワクワク。(3093)

2017-12-09 00:32:29 | その他
四街道に引っ越して来て、庭に大きなオリーブの木があった時は、なんかワクワクしました。

オリーブ生活の始まりです。


オリーブの本を買って来て、いろいろ勉強。
来年は実をならせて、オリーブオイル作るぞ〜〜〜!!!


で、


オリーブのリースができました。




リースはおふくろ作、飾り付けはMiho。
ネコも「ニャンだこれは〜〜???」




そして、葉っぱを乾燥させて

オリーブティーにして見ました。




お味は、まずまず好きな味、

色も綺麗でした。
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コーチの問題3(3092)

2017-12-07 00:20:11 | tennis
親御さんたちの悩み事その③です。


《どなりながらのレッスンで、子供達が怒られたくないために、仕方なく何か行動する。》


野球の桑田真澄さんも同じことを言っていますが…。

怒鳴って、雷を落として、指導者が、子供にやるべき事をさせる。


すると、子供たちは、怒られたくないために、する…そこには、夢も希望も発展性もありません。


本来、子供達は、スポーツ選手としてやるべき事をすると、自分にとって何かいい事が起こる、だから、
もっと面白くなる、すると、もっと大変だけど、「これをやったら、さらにいい事が起こるんじゃ?」
となって、どんどん前に進む。結果、気がついたら、アマチュアには真似できないアスリートとしてのアティテュード(態度)が身につく、そして夢に一歩一歩近付く。と言うのが理想的なはずです。


だから、指導者は、忍耐強く、我慢して、子供達をその方向に導かなくてはなりません。
でも、子供たちはなかなか、変わってくれません、
ですから、怒らずに、500回くらいは同じことを繰り返し言うつもりで、私は気長に構えています。


子供たちが、どういう時に一番飛躍的に伸びるか、知っていますか??

それは

楽しくて楽しくて、目がキラキラ光っている時です。

でも、怒られることが怖くて、やっている集団を見ると、子供たちの表情が皆悪い、
どよ〜〜〜んと濁った空気が流れている。

これでは、伸びるわけがありません。


以前、テニスコート2面フルタイムで借りて、やっていた時、隣のグランドでは、サッカーのチームが
毎晩練習していました。私たちと同じで、一生懸命育成をしているチームの様でした。

10年隣でやっているのを見ていましたが、最後の数年は、ひどかった。
一人のコーチの怒り声ばかりが毎晩聞こえてきました。

それからこんなこともありました。
数年前に、いつも練習マッチで借りている東総コート8面のうち、5面借りられて、マッチ練習会していました。
6、7、8番コートは近くの中学の軟式テニスの女子が先生と来て練習していました。
1番コートから年齢の高い順番に試合を入れて言ったので、5番コートはたまたま、小学校2年生くらいの子が試合していました。

すると…

軟式の先生、ものすごい大声で怒鳴り散らし、しまいには、ダブルフォルトした女の子たち数人を正座させて説教始めたのでした。
5番コートのちびっこが、その声と雰囲気が怖くて、試合できなくなってしまったのです。

仕方ないので、1番コートでやっていた大きい子とコートを変わってもらいました。


ああ、この子たち、高校に入ってから、硬式テニスやらないだろうな〜〜と、とても残念な気持ちになったのを今でも覚えています。


指導者は、スポーツとして、選手たちがやるべき事をさせるために、恐怖政治を使ってはいけないのです。
人間としてやってはいけない事をした時は、叱りますよ、でも怒らないとアスリートらしい行動を取らない選手を
作って言ったら、それはもうアスリートと呼べません。

怒鳴らないと、選手たちが従ってくれない、言うことを聞いてくれないのなら、その指導者は
もっともっと勉強して、怒鳴りではない他の武器を身につけなくてはいけませんよ。
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コーチの問題2(3091)

2017-12-05 22:46:33 | tennis
親御さんたちの悩みの②です。

《自分のクラブのコーチが、えこひいきがあって、子供がお気に入りの生徒ではない側に入ってしまった。》


これもとっても大きな問題です。
テニスと初めて出会った子供たちが、その面白さに魅了され。「テニス大好き」で始めたはずなのに…


クラブに毎日通えば通うほど、テニスが嫌いになってしまう。
悲劇です。



指導者の問題点として、大きくいくつかにに分けられるかと思います。
⑴自分の言うことに素直に従ってくれる子、家庭、をやりやすいと感じて優遇する。
⑵自分の好みのプレースタイルの子を優遇する。また、一生懸命やっていることがストレートに伝わってくる子を応援する。
⑶生徒が多すぎるためか、またはその他の理由で、指導者が、子供達の性格、個性、特性などを理解していない、全員を同じ様に扱ってしまう。


⑴自分の言うことに素直に従ってくれる子、家庭、をやりやすいと感じて優遇する。に関してですが、


もし、自分の言うことを聞かない子がいたとしたら、その子はすごい子だと思うんです。普通、小さな子ほど、大人の言いなりで、言われた事を深く考えもせずに行います。でも、小さいうちから、「コーチの言っている事は本当に正しいのか?」と考え、コーチに反論したり、言う事を無視して我が道を行く子がいたとしたら、それは、相当の大物です。ですから、そう言う子ほどその将来性を認め、大切に育てなければいけないと思うのです。これは、指導者としての経験が少ないとか、そう言う問題ではなく、人間としての器の問題だと思います。


⑵自分の好みのプレースタイルの子を優遇する。また、一生懸命やっていることがストレートに伝わってくる子を応援する。に関してですが、


自分の好みのプレースタイルの話は前回書きましたので省略しますが、
一生懸命やっていることがストレートに伝わってくる子を応援する、について。
本当に(子供が)自分の中では一生懸命やっている状態で、でも指導者から見たらまだまだ努力が足りないと感じる時もそりゃあります。でも、その場合、一度自分の中で精一杯やっている事を認めてあげて、褒めてあげてから、「でもね」と行かなきゃいけない。頭ごなしに全否定では、子供の立つ瀬がありません。
また、精一杯やっていることが、外見からわかりにくい子もいれば、あまり一生懸命やっていないけど、コーチが見ている時だけは精一杯をアピールする世渡り上手もいます。このあたりを正確に観察して見抜いてあげなければなりません。

⑶生徒が多すぎるためか、またはその他の理由で、指導者が、子供達の性格、個性、特性などを理解していない、全員を同じ様に扱ってしまう。に関してですが、


百人百様ですので、「こうしろ」と言うと、その通りする子もいれば、
あまのじゃくで、「絶対こうするなよ〜」と言うと、その逆をする子もいる。
叱ると、いい方向にいく子もいれば、絶対叱ってはいけない、むしろ誉め殺しにした方がいい子もいる。

つまり、コーチは百人いたら百通りの教え方をしないといけない。
↑ま、これが難しいんだけど、コーチ稼業の楽しいところでもある。



通っていたスクールのコーチの教え方が合わずに、クラブを辞めて他へ移った子、テニスを辞めてしまった子たちも、過去たくさん知っています。そりゃ人間関係ですので、どうしても馬が合わないってことだってあります。
でも、一つのクラブで、多くの子たちがその様な悩みを抱えて辞めて行ってるとしたら、これは指導者は、あるいはそのテニスクラブは考えないといけないと思います。


子供たちは、指導者より、いくつも年齢が低いと思います。でも、長年指導してきたのに、そんなの超越して
子供(生徒)が新しい技なり、戦略なり、練習方法なり、スタイルなどを見せてくれて、
「あ、今まで思いもつかなかったけど、それありだな!」「自分の考えが間違っていたな」って思わされることがあります。
だから、自分の言ってることだけが正しいと思わずに、ひょっとして、目の前の小さな子の方が正しいことを言っているかも?といった気持ちを常に持ち続けたいものです。


選手が、全て指導者の言うことに従っていたら、その選手は、指導者を超える戦績を出すことはないと思います。
選手が「コーチ、僕は、それ違うと思います」って言える様な選手になる事、それこそが指導者の目標なんではないでしょうか??
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ちびすけ。(3090)

2017-12-05 00:40:08 | tennis
猫のこと。


うちには、現在、牛の様な柄の猫2匹がいるわけなんですが、


10月に事件がありました。


10月の頭に、いつもレッスンやっているコートの脇に子猫が寝ていたんです。
触っても逃げていかないから、「人間に慣れてる子かな〜〜?」なんて思って、レッスン3時間やってました。


すると、帰りにもまだいる。
しかも、芝生のスロープを歩いている時に、コロコロって転がったんです。

「これは、ひょっとして衰弱してるのかな?」と思って、
家に連れて帰ることにしました。帰りにミルクと子猫用の餌を買って。

その時の写真がこれ。

↑レッスン前に寝ていた


↑ダンボールに入れて家へ連れて帰るとき
目やにで片目が開かなかった。


あまりに臭かったので、すぐに洗面所でシャンプー。

背中を撫でたら、今まで経験したことのない様な、ゴツゴツとした感じ。もう骨と皮しかない感じですね。


すぐお医者さんに連れて行ったら、先生が、
「あと1日ほっておいたら死んでいたかもしれない」と。ふ〜良かった〜って感じです。
ガッツポーズしてしまいました。

家に置いて観察していると、やっぱり野良ちゃんの様でした。少し大きめのダンボールに入れていましたが、眠って
いても、人間の気配に敏感、ぐっすり眠ることがない感じでした。

餌をあげると、ものすごい勢いであげただけ食べるので、食べ物があまりなかったのかも、食べれる時には食べだめ、
と思ったと同時に、食べるから、心配ないな、こりゃ回復するな!と思いました。

拾って来た時は確か600グラムくらい。

毎日、よく食べ、(ギャル曽根なみ!)すぐに倍くらいの体重に。


うちに元からいた2匹は、しばらくは慣れずに、猫パンチ炸裂。


だんだん、人間のお腹の上とかでも安心してぐすり眠る様になった来ました。


このころから気付き始めたのですが、この猫、猫としてはありえないくらいの優しい性格。
まるで犬の様です。自分勝手なところがない、従順。歩いているところを捕まえてお腹に乗せれば、それからず〜〜っとお腹の上で寝ている。人間の布団の中に入って来て寝る。もう可愛くて可愛くて仕方ありません。














でも、うちでは3匹は飼えないため、もらってくれる家を探していました。
Mihoのお友達の親戚がもらってくれることになり、チビスケ(女の子でしたが、こう呼んでいました)は大阪へ行くことに
なりました。

10月の末にMihoが新幹線で連れて行きましたが、もう本当にお別れが悲しかった。
Mihoもしばらくは、激しいちびロスに襲われていて、毎日いなくなった猫の写真を眺めていました。





大阪から連絡が入りました、名前は「てん」おてんちゃんになったそうです。
また、いつか会いたいな。

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