宮崎県歯科医師会の方々と意見交換をさせていただいています。
本県の3歳児健診時のむし歯罹患率の推移を見てみると、平成13年は53.06%ですが、年々減少して、平成18年では28.75%と約半減してはいますが、この数値は全国平均を大きく上回っており、都道府県別3歳児一人平均むし歯数推移を見てみると、本県は平成13年度は2.64本と全国ワースト1位。
その後はやや改善傾向であるものの、40位前後を行ったり来たりと、決して誇れる内容にはなっていないのが現状です。
そこで生涯を通した歯科保健に関する意識高揚と、具体的むし歯予防に対する取り組み、さらには高齢者などへの訪問診療の充実を図るため、特別委員会が中心となって、宮崎県「歯・口腔の健康づくり条例(仮称)」の制定に向けて、歯科医師会はじめとする関係機関との協議を進めています。
その一環としての歯科医師会との意見交換では、フッ素塗布実施実態や歯周病と糖尿病の相関関係、そして歯科医師会の地域歯科医療連携センター構想などが紹介され、県民の歯及び口腔ケア環境改善のための様々な角度から検証をしています。
今年度内には、条例制定を図るため、さらなる現場との協議と、先進地事例の情報収集、そして委員会内での立案作業を急ぎます。
ちょっとした生活習慣の見直しから、むし歯予防はできます。
行政サービスとしての歯・口腔環境改善進めますが、8020(80歳まで歯20本)を達成するために一人一人が意識を高めていきましょう!