ひろかずのブログ・2

79歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

加古川市の水風景(28) 土砂の激しい河口部

2023-08-29 09:57:13 | 風景

 

   加古川市の水風景(28) 土砂の激しい河口部

 中世の頃、加古川河口から尾上神社付近にかけての地域は、瀬戸内を行き交う船の停泊地として大いに栄えていました。

そこに、今津村という大集落があり、その今津村に慶長6年(1611)、藩主(池田輝正)から通達がありました。

 内容は、「高砂へ移り住み、砂浜の開作をする者は、諸役を免ずる」というものでした。

 中世に栄えた今津村も、この頃になると砂の堆積により、その機能を失いつつあったのです。それも、予想を超える土砂の堆積でした。

 姫路藩主は、新たに右岸の高砂に城を築き、町場をつくることにしました。その時、今津村(現:尾上町)の住民は高砂に移住させられたのです。

 結果、尾上町の今津村は慶長・元和の頃に消滅してしまいました。代わって、高砂の町に「今津村」が誕生しました。

      昨日(828日)の浚渫作業

 加古川の土砂の堆積は江戸時代だけの話でなく、土砂の堆積は現在進行形です。毎年、水底をさらって土砂を取り除く浚渫作業が行われます。

 きのう高砂へ出かけましたが、浚渫船による作業(写真)が行われていました。

 「なんだろう」と思われた方も多かったのでは・・・

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 加古川市の水風景(27) ... | トップ | 加古川市の水風景(29) ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

風景」カテゴリの最新記事