ひろかずのブログ・2

79歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

升田山を歩く(20) 佐伯寺、西念寺そして妙願寺へ

2020-04-29 06:45:06 | 升田山を歩く

        佐伯寺、西念寺そして妙願寺へ

 升田にある妙願寺に関する話題を2題続けます。そのため、先に妙願寺を紹介しておきます。 

 升田村に関係した人物に、赤松の家臣に佐伯公行という人がいました。姫路の書写山で僧になり、名を善西といいました。

 善西は、永正十三年(1516)、升田に天台宗の佐伯寺を建てました。

 九代目の実如の時、天台宗から浄土真宗に改宗し、その後、佐伯寺は焼失し、西念寺として再興されました。

 正徳3年(1713)十四代・寂如上人の時、寺号を現在の妙願寺と改めました。

 また、『印南郡誌』は、「・・・升田村佐伯寺の本尊は、佐伯寺の本尊である・・・」と、『播磨鑑』の記述を引用しています。

 これらの伝承を語るように、現在の妙願寺の隅には、手洗鉢や古代の石造遺品があります。これらは、もとの佐伯寺から運び込まれたものだろうと思われます。

 

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