ひろかずのブログ・2

79歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

石の宝殿の謎(2部) 石の宝殿界隈を歩く(18) ・工楽松右衛門(2) 松右衛門は港づくりの名人

2022-01-18 08:10:57 | 石の宝殿の謎

       石の宝殿の謎(2部) 石の宝殿界隈を歩く(18)

     工楽松右衛門(2)・松右衛門は港づくりの名人

 高田屋嘉兵衛は、エトロフを探検した後、箱館へ帰ってきました。

 幕府の役人・三橋藤右衛門と箱館の港の件に及びました。一挙に具体的な話になります。・・・・・

 藤右衛門は「嘉兵衛、箱館に築港はできるか」と、たずねたのです。

 「箱館の浦を、いまのままにしておけない。箱館がいかに良港であっても、今後、三十艘、五十艘という大船を碇泊させるには十分ではない・・」と。

 その時、嘉兵衛は、(工楽)松右衛門が港づくりの名人であることを、名前を出して言うのでした。

 ・・・・

 ところで、「その松右衛門とやらは、箱館に来てくれるのか」と、藤右衛門はき尋ねました。

 嘉兵衛は、「松右衛門が蝦夷地と松前を往来する廻船業の人だから、およびくだされば、やや齢はとっているとはいえ、よろこんで参りましょう」と答えました。

 嘉兵衛は、(工楽)松右衛門の説得のため、兵庫の港に帰りました。

        嘉兵衛、松右衛門を説得

 さっそく、嘉兵衛は、松右衛門の店に寄ります。

 嘉兵衛は、松右衛門に箱館港建設について、について話しました。

 「なんじゃ、公儀御用かい」

 松右衛門旦那は、いやな顔で反問しました。が、最後に「わかった」と、返事をし、箱館港づくりに応じました。

 この時、松右衛門は61才でした。(次回へ続く)

 *写真:工松右衛門(高砂神社境内)

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  石の宝殿の謎(2部) 石の... | トップ | 石の宝殿の謎(2部) 石の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

石の宝殿の謎」カテゴリの最新記事