2011年5月8日(日)、先月から、もう雪が消えた頃だろうと思われる比較的低い山から登りはじめているが、今年の冬は積雪が多く、低山でもまだ残雪が多い。 今日登った長岡市の鋸山は県立自然公園の長岡東山連峰の最高峰で標高は764.9mである。 花立峠登山口は栖吉の集落から3kmほど奥に入ったところにあり、駐車場も整備されている。 駐車場までの道路にもまだ残雪が残り、車がやっと通れる程度の場所が数箇所ある。 沿道には山菜採りの人達の車がたくさん停まっていた。 駐車場の端にある登山口から登りはじめてしばらくすると、杉林の中に残る棚田跡にミズバショウが群生していた。 今年初めて見るミズバショウだ。 登山道脇にはイチリンソウやカタクリなどがちょうど見頃となっていた。 急斜面に広がる残雪でルートがわからなくなり、迷いながらだいぶ回り道をしてようやく尾根道にたどり着いた。 しばらくして花立峠の立派な道標を過ぎると尾根沿いに広がるブナ林の中を進むようになる。 残雪が多く、時々登山道がわからなくなる。 登山道らしきものはあっても、雪で倒されたたくさんの枝が被さっていて進むのが困難になってきた。 しばらくルートを探してみたが、楽に通れるところはなさそうだったので、あきらめて引き返すことにした。 戻ろうとした時、頂上の方から下ってきた人が藪の中から突然現れた。 登山道の様子を聞いてみると、大変なのはここだけで、ここを抜ければあとは歩きやすいことを教えてくれた。 そして、わざわざ引き返して、ここを抜ければ比較的楽に行けると、道案内までしてくれた。 お陰で無事山頂に立つことができた。 山頂は風が強い上に、黄砂のようで遠くはかすんで眺望もよくきかない。 水とコンロを担いできたが、結局急いでおにぎりだけを食べて下山することにした。 今日は残雪でてこずったため、本に書いてあるコースタイムを1時間ほどオーバーしてしまった。
〈駐車場の隅にある花立峠登山口の標識〉
〈棚田の跡に咲くミズバショウ〉
〈所々で群生が見られる。〉
〈斜面に群生するカタクリ〉
〈残雪のブナ林の中を行く〉
〈鋸山の山頂標識、鐘が付いている。〉
〈北側は新潟平野だが、南側は山並みが続く。〉
〈オオバキスミレの黄色が良く目立つ〉
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