たむたむの独り言

写真を中心にした情報です。

弥彦山と穏やかな日本海

2012-11-27 19:59:34 | Weblog

2012年11月25日(日) このところ新潟は初冬らしいぐずついた天気が続いていたが、今日は久しぶりに晴れ間が見える穏やかな天気になった。 そこで、女房どののガス抜き登山につきあって弥彦山に登ることになった。 車の運転をやめたため、行きは息子の車で送ってもらい。帰りはJR弥彦線と越後線を乗り継いで戻ることにした。 昨日まで開催されていた弥彦菊まつりは終わっていたが、駐車場は一杯で弥彦神社への参拝客も多い。 しかし登山客は大したことはないだろうと思って登山道に向かったが、何と行列ができるほど登山者の列ができている。 列の中に挟まってしまうと歩きづらいので、混雑を避けて列が途切れてから歩き始める。 所々にうっすらと雪が残っているが、中腹のスギ林を抜ける頃には、少し厚着をしてきたせいで汗ばんできた。 ほとんど葉を落とした落葉樹林に入ると急に明るくなって、裸木の間から越後平野を望めるようになってきた。 最後の急登を過ぎると、反対側の日本海と佐渡島が望める尾根に到達する。 今日の日本海はまるで鏡のように波もなく湖のように穏やかである。 昼近くなって多宝山よりの広場で昼食をとる。 風は冷たいが汗ばんだ体に心地良い。 帰りはロープウエイで降りようかと思ったが、2時間に1本しかないJR弥彦線の出発時刻まで時間がありすぎるので歩いて下ることにした。

〈この時期にしては珍しく静かな日本海〉

〈多宝山よりにある広場で昼食をとる〉

〈越後平野に向かって尾根を下る。〉

〈帰りに弥彦神社に寄ったが参拝客が行列をなしていた。〉

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モンゴル国立馬頭琴オーケストラと竹下景子の歓迎会

2012-11-26 19:38:05 | Weblog

2012年11月23日(金) 昨日は新潟県モンゴル友好親善協会の総会で講演を頼まれ、現在実施している東ゴビ砂漠の中の町サインシャンドにおける緑化技術協力についての報告を行った。 今日は五泉市の咲花温泉で、モンゴル国立馬頭琴オーケストラとモンゴルの童話「スーホの白い馬の物語」の朗読劇を行う竹下景子の歓迎会に呼ばれて参加した。 偶然だがこの2日間モンゴル関係の行事が続いた。 また、会場では昨日私の後に報告を行った友好親善協会の理事長とも昨日に引き続き同じテーブルで顔を合わせた。 明日本番の演奏と朗読劇があるのだが、今日は馬頭琴オーケストラのメンバーも数人参加していて、特別に演奏を聞かせてくれた。 以前にウランバートルの劇場で馬頭琴の演奏は聞いたことがあるが、こんな間近で聞いたのは初めてだった。 宴会の途中で抽選会が行われ、私は竹下景子の色紙が当たりサインをもらって握手をしてきた。 テレビで見るとそんなに小さく見えないが、ほんとに小柄なおばさんだった。 テーブルが隣だったので近くで見ていたが、地味な普通の服装だったので、言われなければ竹下景子だと気づかないほどだった。 しかし、顔が小さく体型のバランスが良い。 全く目立とうとせず、普通の参加者と同じように振舞っていたのは好感が持てた。

〈竹下景子のあいさつ〉

〈馬頭琴の演奏と歌も聞くことができた。〉

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ナラ枯れとナメコと原発事故

2012-11-17 11:09:24 | Weblog

2012年11月16日(金) 今日1日何とか空けられそうだったので、森林調査の現場を手伝うため同行した。 今日が最終の調査予定日で、結局今回の現場はこれが最初で最後の調査参加となってしまった。 今日の現地は村上市内の国有林である。 いつも調査の協力をお願いしている2人を含めて5人で現地に向かった。 調査地は車を止めた所から小一時間ほど、山道とは言えない踏み分け道を登ったり下ったりしながらようやくたどり着くような場所だった。 行きに通った尾根から、黄葉とナラ枯れ木と遠くに雪化粧した多分光兎山(コウサギサン)と思われる山が見えたので1枚シャッターを切った。 行きにには全く気付かなかったが、仕事を終わって帰る時にうまそうなナメコがついているナラ枯れの木を見つけた。 その前にも何本かのナラ枯れ木にナメコが出ているのを見つけたが、この木のナメコが一番うまそうだった。 それは偶然朝撮った写真の枯れたナラであった。 つまり写真を撮った側の反対側にナメコがたくさんついていたのである。 ナメコはカシノナガキクイムシが媒介するナラ枯れ菌の害で枯死したナラに出やすい。 原発事故の前であれば喜んでたくさん取って帰ったが、今はキノコがセシウムを吸収しやすいとかで、天然のキノコを敬遠する人が多くなった。 しかし、私のような高齢者にはその影響が出る頃には土に帰っている。 あまり食べ過ぎると将来の大気汚染や土壌汚染に繋がる恐れがあるかも知れないが、少しくらいは全くノープロブレムである。 こんなうまそうな自然の恵みを戴かない手はない。 ということでありがたく収穫させてもらった。 他の現場のチームも今年は毎回たくさんのナメコを収穫してくる。 ナラ枯れの蔓延によることはもちろんだが、、セシウムを怖がって採る人が減ったことも影響しているのだろうか? しかし、我々の行く現場は、地元の人も入らない山奥の国有林だからなんだろう。

 

〈黄葉とナラ枯れと初冠雪?の光兎山?〉

〈上の写真の枯れたナラの反対側に、うまそうなナメコがついているのを帰りに発見!〉

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ウオーキングデッキ材のトレーサビリティ

2012-11-17 09:05:04 | Weblog

2012年11月15日(木) 学部の同窓会設立60周年記念庭園を、同窓会が大学に寄贈することになり、その企画がら設計施工までを同窓生の多い当社が担当することになった。 実は一昨年から、3年生のビオトープ実習の授業で学生たちにも調査や計画に参画してもらってきた「森づくり」実習もその一環である。。 今日は来春施工予定の園路のウオーキングデッキに使う県内産スギ間伐材の伐採現場に学生を連れて行った。 山での間伐状況から造材、運搬、乾燥、製材、そしてデッキ施工までの全工程の様子を、せっかくの機会なので学生たちにも見てもらうためである。 まさに県内産間伐材のトレーサビリティの確認でもある。 スギは屋外での使用は一般的に腐りやすいため敬遠されがちだが、工夫次第によっては耐久性も経済性も、イぺ材などの輸入材より優れていることを証明したいという思いもあって設計した。 簡単にいえばスギ材でも腐りやすいのは外側の白太と呼ばれる辺材部分で、赤身と呼ばれる心材部分は強度も高く腐りにくい。 この材をとるための間伐を、水揚げの少なくなった秋から冬の時期にかけて行い、その材を燻煙乾燥(木材の燻製品を作るようなもの)し、その際に発生する木酢液を利用して、虫害予防剤と防腐剤として塗布する。 木酢液の塗布を2~3年に一回行えば一層耐久性は増す。 このように全て地産池消で、しかも製品を作る過程で発生するものも全て再利用することで、輸入材と比較して明らかな経済効果と間伐材の利用拡大を図ることができる。 というシナリオである。 他で事例は見たことがないので実証済みというわけにはいかないが、大学の施設なので、将来のモニタリングを含めて学生たちに協力してもらう予定である。 現場で質問がないか尋ねられ、「森林組合に就職するにはどうすればいいですか?」という学生の質問に、森林組合の人は思わず喜んで「どうぞいつでも来てください。大歓迎です」と答えていた。 こういうことが実現すれば、この事業の功績は大である。 

(初めて見る高性能林業機械の作業に見入る学生たち〉

〈コンピュータで制御されるプロセッサーに乗せてもらって喜ぶ女子学生〉

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チームインターンシップの最終プレゼン

2012-11-13 13:28:43 | Weblog

2012年11月12日(月) 今年はインターンシップの学生を3大学から計10人受け入れた。 中でもチームインターンシップは5人が一組になって、会社に来て実務の体験をするだけでなく、会社のミッションを受けて、その課題解決の手法や彼らの視点から将来へ向けた提案をまとめていくもので、約半年にわたって行われる新しいシステムのインターンシップである。 学生は学部に関係なく、つまり専門には関係のない大学2年生の5人グループである。 このシステムは多くの効果が考えられるが、一番の目的は、企業が求める「プロジェクトチームによる業務の推進や問題解決へのプロセスを体験することによって、チームで働く力の汎用能力をつける」ことにあると思われる。 今日は最終日で、当社からのミッションに対する学生たちからのプレゼンテーションがあった。 内容は会社の業務内容をわかりやすくPRするためのHPの改善案や、彼らがインターンシップとして体験した一般市民とのワークショップの進め方に対する提案であった。 若い学生たちの新しい視点は、我々企業にとっても、日常的にプロジェクトチームで業務を行っているスタッフにとって参考になったに違いない。 ただ、残念なことは、あまりにも業務に追われて、学生たちと交流する時間がほとんど取れなかったことだ。 このシステムは学生だけでなく、社員にとっても有効なシステムとして活用すべきであると感じた。 それにしても最近の学生さんはまじめで素直である。

〈当社でのチームインターンシップの最終報告を社員の前で行う学生たち〉

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庄川峡

2012-11-10 10:33:48 | Weblog

2012年11月8日(木) 毎年この時期に取引銀行の親睦会が行う日帰り研修旅行がある。 研修旅行と言ってもほとんど観光旅行で、お昼に温泉宿で温泉に入って昼食を食べて帰るというパターンである。 忙しい時期なのでできればご遠慮したいのだが、役員をやらされているので参加せざるを得ない。 何のことはない、食事の前に副会長が乾杯の音頭を取るのが恒例となっているためである。 ただ、毎年食事の美味しい旅館を厳選しているので、女性に人気があり、銀行の旅行にも関わらず、参加者の過半数が女性である。 今年は庄川峡と庄川温泉である。 昨年は長野県の別所温泉、その前は山形県の温海温泉だった。 日帰りで行ける目ぼしい温泉地を順次巡っているわけだ。 これまで行った中で評判が良かったのは月岡温泉の「いま井」と六日町温泉の「龍言」である。 宿泊すれば結構高い宿だが、温泉に入ってゆっくり食事ができる日帰りでも十分満足できる。 とはいっても普通の温泉旅館の1泊分以上の料金を支払っているはずだ。  忙しい我々にしてみれば、1泊2日で2日間つぶされる旅行よりこの方がありがたいし、無駄な時間がなくていい。 道中、バスガイドが静かにしていてくれればもっと良いのだが・・・・。 今日は朝から雨が降ったりやんだりしていたが 、幸い庄川峡で船に乗っている間だけ雨がやみ、時折日も差してきた。 船でしか行くことのできないことで有名な大牧温泉への船もここから出ている。 一度行ってみたいと思って、以前予約をしようとしたことがあるが、ほとんどいっぱいで予約がとれなかった。  しかし、一度は行ってみたい宿である。

〈庄川峡の遊覧船乗り場。大牧温泉への船もここから出ている。 ちょうど紅葉も見ごろであった。〉

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カラマツの黄葉が残る恒例の浅間山登山

2012-11-05 09:37:59 | Weblog

2012年11月3日(土)、先週は軽井沢から浅間山を仰ぎ見たが、今日は小諸の浅間山荘口からその浅間山に登った。ここ数年カラマツの黄葉時期に毎年恒例となっている浅間登山である。毎年途中の火山館を管理しているオヤジに新潟の酒を届けている。今年は八海山である。 ただし、年とともに瓶の大きさはだんだん小さくなってきている。 それでも夏場ほど水を持って行かなくても良いのでできることである。 今年も息子に浅間山荘の登山口まで送ってもらい、8時25分に登り始める。登山道はカラマツ林の中をしばらく進む。まだ黄葉が残っているカラマツの葉が朝日に当たって黄金色に輝いている。 今年はほぼ快晴の好天に恵まれた。 火山館のオヤジの話では昨日までは雪だったらしい。 森林限界となってここからは木が生えていないという最後の低いカラマツ林で少し早目の昼食をとる。 ここからはほとんど草木の生えていないガレ場をひたすら登る。 12時55分に山頂(前掛山2,524m)に到着。 晴れてはいるが風が強くて寒い! 風を避ける場所もないので早々に下山を始める。 帰りに再び火山館に寄って、「以前に浅間山500回登山を目指して毎週登っていた人は、500回を既に達成したはずだけど、その後はどうしているか?」と聞くと、「最近はあまり見かけないけど、相変わらず登ってくるよ。この前は1時間で登ったと言っていた。とんでもないジイさんだ。」という。 「え!ここから1時間?」と聞くと。「いいや、下から1時間だよ。」という話。 まさに絶句である。 62歳のジイさんのやることとは思えない。 こちらは4時間以上かけてやっと登っていると言うのに! 先日のNHKの「日本一過酷な山岳マラソン」というようなタイトルだったと思うが、それに出場している人たちも異常だと思ったが、世の中にはすごい人たちがいるもんだ!

〈黄葉のカラマツ林の中を歩き始める〉

〈火山館に寄って新潟の酒を届ける。〉

〈森林限界を超えてガレ場をひたすら登る。〉

〈まだ登山禁止になっている浅間本山に向かう登山者も多い。我々は前掛山へ向かう。〉

〈風が強くて寒いので早々に下山開始〉

〈火山館からの下りの登山道から、正面の岩にカモシカがいるのを女房が発見! 私には見えなかったが、写真を拡大したら確かにカモシカが写っていた。〉

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軽井沢で現地検討会

2012-11-01 16:44:32 | Weblog

2012年10月30日(火) 今日は野鳥の森整備の現地検討会を行うため軽井沢に出かけた。幸い好天に恵まれ、1時間ほど林内の観察路を歩いてもらったあと意見交換会を行った。 参加者は、発注者の森林管理局の関係者と野鳥の森を管理している環境省の関係者、その委託を受けて実際現場の管理やインタープリテーション活動を行っている管理者、ボランティアで観察路や森林の整備を行っているNPOの代表など総勢20人ほどになった。 多様な野鳥の生息環境を維持するためには、森だけでなく、草原や湿地、水辺など多様な環境が求められる。 しかし、保安林で自然公園にも含まれる現地は、森を切り開いて草地にすることは簡単にはいかない。 仮にそれが可能な範囲で行うとしても、森を伐採することは、いくら野鳥の生息環境のためとはいえ、来訪者や周辺住民からの苦情が必ずくることが予想される。 野鳥のためだけに限らず、森も手を加えなければ鬱蒼とした森林ばかりとなって却って多様性が失われてしまう。 したがってある程度手を加えることが必要なのだが、木を切れば「自然破壊だ!」と騒ぐ人が必ず出てくる。 我々の仕事は、そのあたりの調整を求められることも少なくない。 

〈森の中に浅間が良く見えるポイントがある〉

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大学の森づくりのスタート

2012-11-01 16:35:35 | Weblog

2012年10月29日(月) 今日はいよいよ実習で森づくりのスタートとなる苗木植栽を行った。 植栽地は学部の正面玄関脇の一角を、植栽基盤造成から土壌改良、苗木植栽、表土のチップマルチの施工まで、重機以外の作業は全て学生たちに実習としてやってもらった。 そして完成後は、将来のモニタリング調査のためのベースとなる植栽苗木の種類、大きさ、植栽位置図などを作成してもらった。 朝から夕方まで丸一日の肉体労働であったが、学生たちは思ったより積極的に動いてくれて計画通り作業を完了することができた。 これから10年後、20年後にどのような生長を示し、新たに林床にどのような樹種が侵入してくるのか楽しみである。 学生たちには、今後の密度管理や、鳥散布などで新たに侵入してくるであろう植物の推定をしてもらい、将来目的とする森に相応しいものは残し、相応しくないものは除去するなどの、今後の管理に関する指針づくりも検討してもらうことにしている。

〈苗木の植栽を行う学生たち〉

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