2023年2月18日(土) 今日は休日だったが、今日の午前中を逃すと晴れ間がなさそうだったので、仕事と半分は散歩のつもりで西海岸公園の松林を歩いた。 1年前に見た時から、さらに松枯れが進行し、伐採された被害木の丸太が至る所で山積みにされていた。 薬剤散布や樹幹注入の予防などは継続して実施されているが追いつかない状況である。 車で周囲の道路を通っていても、松林がこんな状況になっていることは、ほとんどの人は気づいていない。 おそらく松林がなくなって初めて気づくのだろう。 マツノザイセンチュウに対する抵抗性クロマツは、新潟県産では見つかってはいるが、まだ生産が間に合っていない。 300年近く前から植林されて新潟市の市街地を守ってきたこのクロマツ海岸林は、我々の世代で絶やす訳にはいかない。 管理の管轄は新潟市だが、都市公園でもあるため、森林の担当ではなく、土木建設系担当になっていることもあり、植物に詳しい専門家がいない。 そして少しは詳しくなった頃には転勤である。 周辺地域の住民で作るボランティア団体も協力して管理を行っているが、面積が広いのと高齢化もあって、とても追いつかない状況である。 我々も単発的な業務では持続的な事業化が難しい。 私も高齢者だが、今後は市民としてボランティアでもかかわっていく必要もあると感じている。



〈林床は松枯れ被害木の山である〉

〈ボランティアが管理している場所は林床がきれいになっている〉


〈遠目にはなだまともな林帯のように見える〉

〈今日のゴール地点、関屋分水路〉