2013年9月16日(月) 8時30分暴風雨の沼山峠を出発したバスは何のトラブルも無く順調に山を下り、10時半前に会津高原尾瀬口駅に到着した。 この駅は会津鉄道というのか東武鬼怒川線になるのかわからないが、浅草と会津若松を結んでいる。 ここから会津若松までの切符を買ったが、駅員が「JRの磐越西線は不通になっていますよ」と言う。しかし、ここまで来てしまえば行くしかないと思ってホームに出る。 しかし、明日からは山形に出張しなければならないので何としても今日中に帰らなければならない。そこへ反対側のホームに浅草行きの快速が入ってきた。 女房が「これに乗って上野から新幹線で帰れば何とか今日中に帰れるんじゃないの?会津若松に行っても磐越西線が動かなければ今日は帰れないんだから」と言う。 そこへ会津若松行きの電車が入ってきた。 「さあ、どっちに乗るの?」と迫られる。 新幹線は運休する確率は少ないが、浅草まではどちらかといえば台風に向かっていくことになる。 いつ運転が打ち切られるかわからない。 さあどうすればいいか? 両側に電車が停車しているホームの真ん中で途方にくれる私に、「どっちにするのよ!早く決めて!」と追い討ちがかかる。 もう考える余裕はない、多少でも今日中に帰ることができる選択肢の多さに賭けて浅草行きに飛び乗った。 途中で日光線に乗り換えて宇都宮から新幹線で大宮に出ることも考えたが、これも台風に向かうようでイマイチ危険だ。結局少しは遅れたが4時間かかって無事浅草に着いた。上越新幹線も多少のダイヤの乱れはあったが夕方5時半ころ新潟駅に到着。 金はかかってしまったが、 会津若松へ行っていたら全ての予定が狂っていたかもしれない。 ヤレヤレ! 台風情報をあなどってはならない教訓であった。
〈だ~あれもいない尾瀬〉
〈さすがに来る人はいない。〉
〈沼山峠に入ると風はほとんどなく静かだ〉
〈沼山峠のバス停にはちゃんとバスが来ていた。〉