2011年5月30日(月)、大学サイエンスフェスタで作成した棚田のジオラマを、新潟大学が佐渡市のトキ交流会館に寄贈することになり、その設置のため佐渡に向かった。 早朝6時発のカーフェリーで荷物を乗せた協力業者のトラックと一緒に行くつもりだったが、偶然別件で建築の施工監理で現場のすぐ近くまで行くスタッフが7時55分発のジェットフォイルで行くというので、到着時間はあまり変わらないし、レンタカーも1台ですむので、急きょ予定を変更してジェットフォイルで出発した。
新潟では朝から台風2号の影響で少し風が強くなり始めていたが、特に暴風雨というほどではなかった。 定刻の9:00に両津港に着くと、横なぐりの雨風が相当強くなっていた。 30分前に着いているはずのカーフェリーが岸壁にない。 しばらくしてアナウンスで強風と荒波のためカーフェリーは岸壁に接岸できず、しばらく両津湾で待機するとのことである。 遅れて現場に着く予定だったが、結果的に私の方が早く現場に到着した。 会場で設置の段取りを終わってもカーフェリーはまだ入港していない。 そのうち、一緒に行ったスタッフが自分の仕事を終えて合流してきてくれたが、今度は彼が帰る予定のジェットフォイルがすべて欠航となり、今両津沖で漂っているカーフェリーが入港できなければ、今日中に帰ることはできなくなってしまった。 待つこと6時間あまり、午後2時42分ようやくカーフェリーが接岸でき、3時すぎに荷物は現場に到着した。 急いで設置場所や方法の指示をして、そのカーフェリーが新潟に戻る便に乗ることにした。 結局、作業班はその日に帰ることができず1泊せざるを得なくなった。 私の方は急きょ予定変更したお陰で、9時間近くも荒れる船内に閉じ込められることもなく、何とか無事その日のうちに新潟に戻ることができた。やれやれ!
〈6時間遅れてようやく荷物がトキ交流会館に到着した。〉
〈ようやく風も少し収まってきた両津湾〉
〈何とか出航したカーフェリーで佐渡を脱出!〉
〈新潟港に近づいてもまだ風が強かったが、20分ほど遅れて無事戻ることができた。〉