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たむたむの独り言

写真を中心にした情報です。

エアマンふるさとの森づくり40年の新たな取り組み

2020-11-19 15:52:32 | Weblog
2020年11月19日(木) 今から40年以上前の1979年、新潟県燕市(旧吉田町)の国道116号沿いの水田約24万㎡を埋め立て、新しい工場が建設された。エアマンという商標でコンプレッサーの世界的メーカーの北越工業(株)である。 。 広大な工場敷地の環境整備について当時の社長と意見が一致し、設計を依頼された。 それが「エアマンふるさとの森づくり」であった。 1979年に基盤造成、道路、駐車場、排水計画、門扉と正面アプローチのデザイなどとともに。工場緑化としては当時では珍しい森づくりの設計を行った。 1980年にほぼ苗木植栽が終わり、30年後を目指した森づくりが始まった。 今年はちょうど40年目となる。 今日は、今までその森の管理を担当していた責任者が定年退職をする前に、次の責任者への引継ぎを兼ねて、これまでの経緯の説明と、今年作成した森の探索マップを使って、現状の森の状態を説明しながら全体を一緒に見て回った。ちょうど紅葉も残っており、落ち葉を踏みしめながら歩く森はとても工場の敷地の中とは思われないふるさとの森が出来上がっていた。
 北越工業では、これからさらに100年後を目指した森づくりを始めている。我々が死んでもこの森は生き続けて行くだろう。 当時の北越工業の社長(故人)と私たちが夢に描いた森が、想定を超えてダイナミックに変化しながら多くの生きものを育み、生長し続けるのを見ると、とても感慨深いものがある。

〈ちょっと手入れが行きすぎの感がある林床〉
〈まだきれいな紅葉が残っていた。〉
〈外国人バイヤーに人気の日本庭園っぽい場所もある〉
〈素掘りの調整池には水鳥が多く飛来する〉

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身近な公園で秋を感じる

2020-11-15 14:03:04 | Weblog

2020年11月15日(日) 快晴の日曜日、紅葉を見に山へ行くには絶好の日より だったが、山に登る気力がなく朝からごろ寝しながらテレビを見ていた。再放送だったが「東京ロストワールド絶海の孤島大冒険」というBSの番組で、新しく生まれた西之島へ上陸して調査する様子や、南硫黄島の隔離された環境での生き物の進化を探る調査の様子などを見ていたら、なんだか急に体を動かしたくなってきた。 かといって今から山へ行く訳にもいかず、とりあえず身近な寺尾中央公園を散歩することにした。 毎日通勤で通り抜けているコースで季節感は感じられるが、改めて全体を歩いてみると、新しい発見がある。  今まですぐ近くを通りすぎていても気にしていなかった木が、紅葉がきれいだったので近づいてみたらナンキンハゼだったことに初めて気づいたり、この時期にもバラがたくさん咲いていることがわかった。 シイの実がたくさん落ちていたらしいが、それは子供たちに拾われてほとんど残っていなかった。 最近新潟市内にもイノシシやシカの目撃情報が報告されている。シイの実を求めてこの公園にそのうち現れないとも限らない。 まだクマの出没情報はないが・・・。


 〈紅葉したのを見て確認したらナンキンハゼだった。〉 

〈イロハモミジの黄葉〉

〈紅葉したケヤキの向こうに日本海、佐渡は見えているかどうかはわからない。〉


 

〈バラ園のバラがたくさん咲いていた。〉
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紅葉と落ち葉

2020-11-08 15:09:22 | Weblog

2020年11月8日(日) 庭のナナカマドとブナがきれいに紅葉した。 しかし、隣の家の住人はとてもきれい好きで、自分の庭の落ち葉を一枚たりとも見逃さず毎日何回も庭と家のまわりを掃除する。 我が家からの落ち葉も即刻撤去される。 まだ面と向かって苦情を受けてはいないが、女房は気にして毎日落ち葉を拾い集めている。 町内の公園にある欅の木も、落ち葉が大変なので伐採してほしいと市役所に苦言が寄せられたことがある。 住宅街の公園や個人の庭は、その地域にとって貴重な緑を提供している。 もう少し寛大な気持ちで風情を楽しめないものだろうか? 町内会で公園のケヤキの伐採の可否について昨年アンケート調査があった。 もちろん私は伐採すべきではないと答えた。 幸いまだ切られていないところを見ると反対意見が多かったのだろう。

〈紅葉後の落ち葉が気になる季節になってきた〉

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新潟の海岸における飛砂問題

2020-11-01 16:52:32 | Weblog

2020年10月31日(土) 海岸保安林を飛砂から保護するために、砂浜海岸では堆砂江や植生工などの他、防風柵や土塁などを前面に設置して背後の海岸林(黒松林)を守っている。 しかし、一方で海岸浸食を防ぐため、離岸堤や潜堤などを海岸の沖合に作って養浜を進めている。 なので、かつて護岸まで海が迫っていたころには、発生源となる砂浜が少なかったため飛砂の害はほとんどなかった。ところが、離岸堤等の整備によって砂浜が広がるにつれ、飛砂の被害が顕著になってきた。 発生源を止めなければ飛砂は増える一方である。 結局飛砂防止工と養浜はイタチごっこになってしまう。 どちらも莫大な経費がかかるため、何とかしなければ永遠にこのイタチごっこは終わらない。 過去50年近くこの近くに住んで、その経緯を見てきた私にとっては特に身近な問題であった。それが今回、仕事として海岸保安林の整備の一環として、飛砂対策を含めた提案を行わなければならなくなった。 これは他のスタッフに任せて知らん顔をするわけにはいかない。 現場をよく知る地域住民としても、老体に鞭打って何とか最善の方法を提案したいと思っている。 今日は天気が良くなったので、散歩がてら現場を歩いてみた。 久し振りに行った現地は思っていたより、さらに深刻な状況になっていることがわかった。 これまで土塁とクロマツ林で守られていると思っていた国道にも、放置すればクロマツ林が砂に埋まって飛砂が及ぶのは時間の問題であることがわかった。

〈土塁の海側は堆砂工が埋まって、その上を砂が移動して背後地に越流している。〉

〈風紋で風の方向がわかる。〉

〈飛砂が堆積する先端部。クロマツ林をのみ込んでいく。〉

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