たむたむの独り言

写真を中心にした情報です。

だんだん寂しくなる「海の森のつどい」

2009-10-24 17:38:45 | Weblog

2009年10月24日(土)、今年で3回目の「海の森のつどい」が行われた。初年度は当社が企画段階から相談を受け、イベントの運営も受託してかなり大々的に実施された。2年目は予算が縮小されて規模も小さくなり、当社にも声はかからず、県の担当者が中心になって地元の広告代理店を使って実施したらしい。それでも開会の式典があり、広い範囲に分かれて枝打ちや植栽が行われ、終了後は豚汁が振る舞われたり、県森林総合研究所で作られたエノキタケがお土産に配られたりした。この2年目までは県の林政課が担当していたが、今年からは新潟市にバトンタッチされた。
急に仕事を振られた新潟市も困ったとみえて、さらに予算は厳しくなり人寄せのイベントはほとんどなくなり、開催地も青山小学校裏の松林1箇所だけとなった。準備や運営は市の担当課の手弁当で行われたようだった。
 海岸林研究会の事務局から会長が具合が悪いので副会長の私に出席してほしいと連絡があり、現場が自宅から近いこともあって参加した。初年度は1,000人を超す参加者だったが、今年は100人いたかどうかという感じだった。町内にも回覧板で参加者募集が回っていたが、わが班からの参加者はゼロだった。「海岸保安林が荒れているから何とかしろ」という声は行政に多く寄せられるらしいが、海岸保安林の恩恵を受けている人たちも含めて、こういうボランティア作業に参加する人は極めて少ない。やり方にも課題はあるが・・・。
作業は一時間ほどだったが、ちょうどニセアカシアの多い場所に当たってしまったため、トゲに悩まされながらニセアカシアの除伐を行った。やり始めるとついつい一生懸命になってしまい、終了の合図の頃には汗だくになっていた。

〈一昨年の全国豊かな海づくり新潟大会のキャラクター(「まもりん」というらしい)が登場して開会。しかし親子連れの参加は少なく高齢者が多い〉


〈小学校裏の海岸保安林を対象に除伐と枝打ちのボランティア作業が開始された〉

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ハルビン金代文化展

2009-10-18 19:28:26 | Weblog

2009年10月18日(日)、新潟市と中国黒竜江省の省都ハルビン市との友好都市提携30周年記念事業として「ハルビン金代文化展」が新潟市歴史博物館で開催されている。当社から10年ほど前に市歴史博物館の学芸員に引き抜かれたK君が責任者として担当する初めての大きな企画展ではないかと思う。地元新聞に展示物の紹介記事も連載している。先日私が不在の時にK君が招待券を持ってきてくれた。チケットは伊勢丹で開催されている「チンギスハーンとモンゴル至宝展」との共催の限定セット券だった。たまたまついでがあったので先々週にモンゴル展の方を先に見に行った。今日、市博物館に行こうと思ってチケットの半券を探したが見つからない。どうやら女房に間違って捨てられてしまったらしい。しかたなく入場券を買って入ることになった。
 ハルビンの金上京歴史博物館は10年以上前に訪れたことがあるが、女性が支配する民族だったこと以外は覚えていない。13世紀にチンギスハーンに滅ぼされるまでは中国で漢民族を支配した女真族を知る人は少ないだろう。中国最後の王朝・清を建国したのはこの女真族の末裔だったことも。
 現在のハルビン市は中国らしくないヨーロッパ風の美しい景観をもつ近代的な大都市である。古い中国の歴史を感じさせる建造物は少ない。どちらかと言えばハルビン市の歴史はロシアと日本に大きく影響された近代の歴史的経緯の方が知られている。したがって、この金代文化展は中国の歴史文化展の中でもかなり珍しい展覧会だと思う。


<新潟市歴史博物館みなとぴあ、二代目の新潟市庁舎のデザインをベースにしている。〉


〈ハルビン金代文化展のチラシ〉

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にいがた狼煙(のろし)プロジェクト2009

2009-10-17 11:58:17 | Weblog

2009年10月17日(土)、今年で3回目の「にいがた狼煙プロジェクト」は中越地震からの災害復興を願って行われてきたイベントである。http://www.g-sigma.co.jp/noroshi/ 初回から当社で実行委員会の事務局を担当しているが、今年は県内106箇所に、山形、福島、長野、石川、福井、滋賀県など県外のリレーポイントを加えて165箇所を結ぶ狼煙のリレーである。最終のゴール地点は国営越後丘陵公園の片刈城跡である。
 昨年私は、弥彦森林公園内の様子を見に行ったが、昔のように生の杉の葉を燃して汗だくで煙を出していた。今年は以前当社で復元設計を行った新発田城の様子を見に行くことにした。こちらは何と発煙筒をたいて、4~5mの煙突から煙を出している。法規制上たき火が禁止なのだろうが味気ないし、これでは次のリレーポイントからは確認できそうもない。新潟市内でほんとうに杉の葉を燃して狼煙を上げている様子はお昼のNHKニュース(多分ローカル)で放映していた。

〈新発田城公園ではまず発煙筒に着火。〉

〈発煙筒を煙突に入れてまるでストーブからの煙ようだ。〉

〈これで次のリレーポイントから確認できるのかな?〉

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秋晴れの一日

2009-10-16 18:46:29 | Weblog

2009年10月16日(金)、秋晴れのすがすがしい天気に恵まれ、調査地の尾根からの眺めは素晴らしい。眼下には見渡す限り低い山並みが幾重にも連なり、遠くは地平線にフェードアウトしている。場所は新潟県長岡市の旧小国町である。麓の集落にはまだ茅葺き屋根の民家が残り、放棄された棚田にはススキの群落が午後の光を浴びて輝いている。
昔この近くを通った事はあるが、周囲を見渡すことができるこんな高い山が(と言っても500m程度だが)あるとは知らなかった。今日は治山事業に関する森林調査の初回打合せだが、雪が来る前に急いで現地調査を終わらせねばならない。

〈低い山並みがこんなにも続いているとは思わなかった。〉

〈まだ麓の集落には茅葺き屋根の家が残っている。〉

〈逆光に輝いて風に揺れるススキはまるで秋の季語のようなものだ。〉

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自然食のスローフードはやはりひと味違う

2009-10-14 18:53:06 | Weblog

2009年10月14日(水)[2]、現地視察を終えて工房に戻り昼食をいただく。メニューは旬のマイタケなどのキノコとタケノコの煮物、ワラビの煮物、フキの甘露煮、山菜のごま味噌和えに天然わさびを加えたもの、特産品の赤カブ漬けなどにマイタケ御飯とナメコの味噌汁だ。時間をかけて料理されているのが解る山里の味である。デザートには「灰汁(あく)巻き」というチマキのようなものを初めて頂いた。ブナかミズナラの灰汁に3時間漬けておいた餅米を、また3時間かけて蒸してつくるのだという。まさに典型的なスローフードである。これだけで今日は来たかいがあったというものだ。

〈昼食は全て自然素材を時間をかけて煮込んだ逸品ばかりであった。〉

〈この周辺にしかない灰汁(あく)巻きと呼ばれるチマキのようなもの〉

〈中はやや褐色がかった餅米をつぶしたような感じのものが入っている。味は灰汁が出す甘味だけとのこと。〉

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さんぽく生業(なりわい)の里

2009-10-14 17:31:59 | Weblog

2009年10月14日(水)[1]、新潟県村上市(旧山北町)山熊田は山形県境に近い山の中の22戸の小さい集落である。この集落では古代織りとして文化庁にも認定されている手織りの「しな布」を生産している。しな布はシナノキやオオバボダイジュの樹皮を原料として、手間暇かけて繊維を抽出してその糸で編み上げる布である。昔は衣服や生活用品の多くに利用されていたが、現在は財布やバック、アクセサリーなどとして販売されている。今は主に自然のオオバボダイジュが利用されているが、将来的には「オオバボダイジュの森」をつくって、特徴ある地域づくりを行おうとしている。その森づくりに関する専門家派遣事業の支援として現地を訪れた。拠点となっている「さんぽく生業の里」の施設は、古民家を改築した建物で、中に入ると熊の皮が壁に貼り付けてあった。このあたりは地名でも解るように熊の多い地域で、今でもまたぎが多く熊狩りが行われている。
 増築された作業所では手織りの機織機で集落のおかみさんたちが「しな布」を織っている。1,400年以上続いている伝統工芸である。


〈事務所兼体験工房の中は囲炉裏が切ってあって壁には熊が貼り付けられていた。〉


〈工房でしな布を織る地元集落のおかみさん〉

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金沢21世紀美術館(2)

2009-10-12 13:36:45 | Weblog

2009年10月11日(日)[2]、なぜチケットを買わずに入っていく人たちが多いかやっと解った。この美術館は無料ゾーンがたくさんあるのだ。美術館の中も自由に通り抜けることができる。エントランスホールの正面の光庭に小さなプールがある。中をのぞき込むと、下のフロアにいる人たちがまるで水中を歩いているように見える。
 ここも無料ゾーンである。今日の有料ゾーンは「未完の横尾忠則」~君のものは僕のもの、僕のものは僕のもの~という企画展であった。展示方法も含めて21世紀の美術館のあり方に対する一つの方向性の提案が感じられる。

〈のぞき込むと水中を人が動き回っているように見える〉

〈プールの下の部屋からはのぞき込む人と空が、まるで自分が魚になったような感じで見える〉

〈外の芝生広場には、あちこちにラッパのようなものが出ていて音が聞こえる。地中でつながっているのだが、どれとどれがつながっているかは解らないので、どこからの音かは解らない。なかなか仕掛けも面白い。〉

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金沢21世紀美術館(1)

2009-10-12 13:15:54 | Weblog
10月11日(日)[1]、夏前から今日は浅間山に登る予定で浅間山荘の予約も取っていた。しかし、かなり浅間に入れ込んでいた女房が半月ほど前に足を痛め、しばらくは絶対治して登るんだと言っていたが10日ほど前、ついに登山はあきらめて浅間山荘もキャンセルした。 
今日は予定変更して前から行きたかった金沢21世紀美術館に行くことにした。建築そのものに興味があったのだが、これまでの美術館とは一味ちがった運営方法についても知りたかった。
 金沢駅から土日祝日運行の「まちバス」に乗って美術館前で降りる。バスはほぼ満員だったが、ここで半分近くの人たちが下車した。料金は100円均一である。さすが古都金沢である。三連休も重なって観光客が多い。
 美術館に入ってまず感じたことは、他の美術館と雰囲気がまるで違って何かのイベント会場のように人の出入りが多い。しかも普通の美術館にはあまりいない小さな子ども連れの家族も多い。明確なゲートのようなものがないためどこからが有料エリアなのかよくわからない。チケット売り場も広いエントランスロビーの中に仮設で置かれたコーナーのように事務室の仕切りも窓口もない。ただカウンターがあるだけである。その前に並ぶ人もいれば、チケットを買わずにそのまま中へはいっていく人もいる。一体どうなってるの?という戸惑いが第一印象だった。

〈円形の外壁面がすべてガラス張りとなっている金沢21世紀美術館〉

〈エントランスは混雑していたがチケット売り場に並ぶ人がいる一方で、そのまま中に入っていく人もいる。どうなってるの??〉
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台風一過

2009-10-09 18:41:02 | Weblog

2009年10月9日(金)、昨日の大型台風18号は、前日からの進路予想では新潟市直撃という予報がずっと続いていた。そのため昨日は社屋前のポプラが折れたり倒れたりするかも知れないと思い、作業服を着て雨具持参で出社した。しかし、幸いに中心が南側の山の方にずれたため思ったほどの暴風にはならなかった。とは言っても大型の台風であったため強風が吹いている時間が長く、昨夜遅くまで風は強かった。
 今日の海はまだ波が高く、沖にも白波が立っていた。信濃川の河畔に作られ、夏休みに来た孫たちが喜んで遊んでいた「水と土の芸術祭」の作品の一つが強風のためつぶされてしまった。
50年前、岐阜に住んでいて伊勢湾台風の直撃を経験した私から見ると、新潟の人たちは大きな台風を経験したことがないためその怖さを知らない。太平洋側に住む人たちが日本海側の冬の嵐を知らないのと同じようなものだ。
台風は一定のスピードで通り過ぎて行くが、冬の低気圧は動きが遅いため何日も季節風が吹き荒れる。その風も、ちょっとした台風並みのため、真冬に台風に何日も居座られるようなものである。同様に太平洋側と全く違うのが冬の雷である。新潟市では、夏の夕立はほとんどなく、雷は冬に鳴り響く。新潟に引っ越してきた人は、最初の冬にこれを経験して驚く。

〈海はまだ波が高い状態が続いている〉

〈水と土の芸術祭の竹で編んだドームが台風で吹き倒されてしまった〉

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孫たちがくれた贈り物

2009-10-04 21:46:36 | Weblog

2009年10月4日(日)[2]、夕方の新幹線で新潟に帰る。帰り際に孫その1が、「これをジイジとバアバにあげる」といってミッフィーとトトロのぬいぐるみをくれた。ママがそれを見て、孫その1が大事にしているぬいぐるみだったので「え~それあげちゃっていいの~?」と口をはさむが、孫は「うん、いいんだ」といって差し出す。
 昨夜、孫その1に「ゆうちゃんを新潟に連れて帰りたいな」というと、「だめだよ。ゆうかは行けないけど、かわりにぬいぐるみをあげるね。ゆうかのかわりに大事にしてね。」と言っていたのを実行したわけだ。可愛いことをしてくれる。
 今日はホームまで見送りに来てくれた。反対側のホームに入ってきた新幹線に盛んに手を振っている。何人かが手を振って応えてくれる。我々が乗った列車には一生けんめい両手を振ったり投げキッスをしてくれたりの大サービスの見送りであった。


〈反対ホームに入ってきた新幹線に手を振る孫その2)


〈孫その1がくれたミッフィーとトトロのぬいぐるみ、小さいテディーベアは前回孫その2がくれたもの)
 

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久しぶりに孫たちと遊ぶ

2009-10-04 20:56:58 | Weblog

2009年10月4日(日)[1]、昨日はピアノの練習を休んだので今日は朝起きてまず最初にピアノのレッスン。毎日は小学校で音楽の先生だった熊谷のばあばと、一応高校までピアノをやっていたママから習い、他に週一度は芸大出のプロの先生からレッスンを受けている。さすがに信じられないほど上達が早い。きょうは音楽会で学校の生徒全員が歌う曲のピアノ伴奏を頼まれているとかで、ママと孫その2が生徒役でピアノに合わせて歌いながら練習に協力している。
 練習が終わって、孫たちと散歩に出かけた。近くの立正大学の構内へ行ってみたが面白くないというので、この前行った小学校の近くの大沼公園に変更。池の中央に小さな島があり、弁財天が祭られている。多くの人たちが魚釣りに来ていた。
 我々は橋を渡って弁財天まで行ってみた。しばらくそこにいたカモと戯れ、公園の芝生広場で縄跳びやバトミントンの相手をさせられる。
 前回来たときはシロツメクサの花がいっぱい咲いていて腕輪や首飾りを作ったが、今日はきれいに芝刈りがされた後で、クローバーは全くなくなっていた。
 孫その2は「お花がなくなってしまった。」といって残念がった。


〈孫その1のピアノに合わせて親子で合唱〉


〈小さな島の中央に小さな弁財天が祭られている〉

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明らかなフライングを黙認してもらいながら一等賞を逃した孫その2

2009-10-04 20:15:03 | Weblog

2009年10月3日(土)、孫その2の運動会を見に熊谷へ。昨夜の天気予報では午前中まで雨だったが朝になると青空がのぞいている。気温も予想より低く絶好の運動会日和となった。
 孫その2は、前日の天気予報を見て、すっかり休日モードになっていたので、朝起きてから開催が決まると急に不機嫌になった。しかし幼稚園に行くころにはだんだんその気になって張り切って出かけて行った。昨年の年少組の時はやや引っ込み気味な行動が多かったが、今年は全く違ってすごく積極的になっている。走り競争などはスタートの合図よりだいぶ早く飛び出し、先頭を切って走って行った。完全なフライングだが、先生は大目に見て見逃してくれた。さすがに今回は1等賞だろうと思ったが、ゴールに入ったのは残念ながら途中で追いつかれて2着だった。ほかの種目や演技も最後まで積極的に一生懸命にやっていたので、日ごろ登園する時にメソメソすることが多いと聞いていたのが信じられない一日であった。今日は帰ると疲れてぐったりかと思いきや、寝るまでテンションが高いままだった。こちらの方が疲れてしまった。


〈皆がスタートラインについている時、一人さっさとスタートしていく孫その2〉


〈綱引きの前に人一倍力を込めて気合いを入れる孫その2)

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