OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

黒磁窯変筒描皿

2013年06月21日 | 文化・芸術
黒い大皿の気品。なかに描かれている葡萄文は、蔓を表している軽やかな線が目に入ってくるが、その一本の蔓だけをみても、陶芸を生涯の仕事とした土屋さんの気概が伝わってくる。

愛好者が展覧会を開くのが容易な時代になったからではないが、陶芸や書に限らないが、何がいいのか分かりにくい時代になって久しい。

現代の陶芸の美の一つの基準に私は土屋典康を置く。
この26日から7月2日まで、西武池袋本店6階の西武アートフォーラムで、なんと36回展である。

土屋さんと親交のあるドナルド・キ―ンさんの業績を紹介する企画展が早稲田の演劇博物館で開かれているというお知らせも土屋さんからいただいた。そっちもいってみないか。日本人について教わってこようと思う。
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