さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ネジクチゴケ

2016-01-17 22:07:23 | 苔など

*2016年1月17日撮影

 今日は外に出ると思い切り寒かったので、寒波が来るという予報も嘘ではないようです。
 ただ、雪は降りません。
 夜から朝にかけて少し降るのですが積もるほどではありません。
 この調子で降らないで済んだらどんなに暮らしやすいか、とは思いますがこの先どうなることでしょう。

 会津の鶴ヶ城は天守閣こそコンクリートで再建されたものですが、域内はじつに古風です。
 桜をはじめ松や杉や欅などの古木がいたるところにあり、自然の草花もたくさん生えています。
 特に目につくのは、石垣にも樹木にも地面にも、たくさんのコケが張り付いている姿です。

 雪が少し降るとコケがいちだんと美しく映えてきます。
 そんなわけで、今日は雪の中の赤いコケ。
 たぶんネジクチゴケというコケではないかと思います。





*2016年1月17日撮影

 コケの本体は地面に張り付くように生えている緑の杉の葉のような葉っぱです。
 赤い茎のように伸びているのは、柄(エ)という部分で先端に(サク)という胞子の入れ物をつけています。
 柄ととをあわせて胞子体と言います。
 ネジクチゴケは胞子体が赤いので目立ちます。





*2016年1月15日撮影

 青空がのぞいているときのネジクチゴケ(たぶん)の姿。
 水滴も光っていてとてもドラマチックです。
 この水滴はたぶん夜間に降った雪が融けたのだと思います。

 コケの姿はとても魅力的なので今年は積極的にとりあげたいと思っています。
 ただ名前を特定するのがじつに難しいのが悩みです。