*2016年1月22日撮影
雪は降ったり止んだり。今は降っていますが、日中は晴れました。
雪の降り始めには、石垣に雪がふんわりと乗って、いい雰囲気になります。
石垣というのはもちろん、会津の鶴ヶ城のいたるところにある石垣です。
石垣の石の積み方にはさまざまな技術があり、年代によっても違うようです。
雪が乗ることで石の積み方の違いも浮き出て、興味尽きない景色をつくります。
この写真の石垣には苔が厚く生えていて、苔の上の雪が凍り始めているように見えます。
*2016年1月22日撮影
いろいろな形の石を無造作に積んだように見える天守閣下の石垣です。
じつはこれはたいへん高度な技術で積み上げられたもので、抜群の強度を誇るそうです。
年代的には戦国時代の古い技法で、他の石垣はそれぞれもっと新しい技術で積まれているのだとか。
雪が乗って、やわらかい印象があります。
*2015年1月22日撮影
内堀と本丸とを隔てる通称「忍者おとし」と言われる石垣の情景です。
石の表面が平らに揃えられているので、江戸時代の技術による石垣ではないかと思われます。
うっすらと乗った雪が石の形を強調してくれています。
石の形が揃っていなくて、いろいろな形の石が組み合わせてあるのが見てとれます。
江戸時代後期には四角く揃った石を積み上げる石垣の技術が出来たそうなので、これは江戸時代でも初期のものと思われます。