さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

コゴメバオトギリ

2014-08-24 21:40:18 | 草花

*2014年8月24日撮影

 天候不順やら忙しいお盆やらで長いお休みになってしまいました。
 しかしこんなに雨の降るお盆は記憶にありません。暑い日もありましたが、全体としては冷夏なのではと思っています。

 今日は久しぶりに川岸を歩いてみましたが、オトギリソウがまだ咲いているのを見つけました。
 葉が小さいのでコゴメバオトギリ(小米葉弟切)という種類だと思います。





*2014年6月21日撮影

 本来は6月頃に咲きます。
 これは6月に撮ったコゴメバオトギリの姿です。セイヨウオトギリの変種とされる帰化植物です。

 日本在来のオトギリソウは傷薬として特に虫さされの特効薬として使われてきました。
 花の終わった草全体を陰干しして焼酎に漬けたものが一般的で、漬けた焼酎の方を患部に塗布します。
 日本独特の民間療法とされています。
 よく効くという人と効かないという人と、まれに皮膚がかぶれる人がいます。
 セイヨウオトギリやコゴメバオトギリでも同じような薬になるのかどうかは分かりません。





*2014年6月8日撮影

 これは6月初めの頃のコゴメバオトギリです。
 うしろにスイバが咲いているのが見えて懐かしい思いがします。

 コゴメバオトギリの原種であるセイヨウオトギリは、古くからヨーロッパで薬草として扱われてきました。
 現代ではうつ病に対して有効で、副作用の少ない薬として用いられるようです。
 ところがここでもよく効く薬だという説と薬効はないという説とが争っているようです。
 自然の植物などを薬として用いることに対する製薬会社などの妨害なのか、医学上の真実なのか、難しい問題です。


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