*2014年8月6日撮影
連日の猛暑です。散歩もなかなかままなりません。
今日は朝のうち少しだけ出かけてみました。
さて、いたるところで大きく育って花をつけはじめたヒメムカシヨモギです。
細い葉をまといながら一本の茎がまっすぐに育って、しかもたくさん群生する、堂々たる雑草。
その花の姿がこの写真です。
ごくごく小さな花がたくさんついて、一部は綿毛になってはじけています。
*2014年8月6日撮影
全体の姿はこのようになっていて、誰もが見たことがあると思うのです。
北アメリカ原産で、明治維新のころ渡来し、鉄道線路に沿って広がったと言われています。
それで「御一新草」「明治草」「鉄道草」などの名もあるそうです。
ちなみにヒメムカシヨモギは「姫昔蓬」です。
*2014年8月6日撮影
じつは、たいへんよく似ていて見分けのつかないオオアレチノギクという草があります。
オオアレチノギクは南アメリカ原産で、少し遅れて大正時代に入ってきたようです。
これはヒメムカシヨモギの花のアップです。
ごく小さい花ですが白い花びらが開いて、菊形の花になっていることが分かると思います。
オオアレチノギクの場合にはこのように花びらが開くことがなく、先端に白く固まっている感じです。
小さい花をよくよく見て、花が開いていればヒメムカシヨモギ、全然開いていなければオオアレチノギク、というふうに私は考えています。
これで完璧に見分けられるとは思いませんが、目安にはなると思います。
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