*2016年3月5日撮影
3月になったら春本番と思っていたら、1日2日と雪が降りました。
もちろんたいして積もるほどではありませんが、お正月のような雰囲気を楽しむことができました。
昨日からは晴れ始めて、春に戻って暖かい日差しです。
今日の写真はキヅタです。桜の古木に若い葉がよじ登っています。
キヅタは桜や杉やケヤキや、まあ何の木でもいいらしく、ただ古木にとりつくのが多いように見えます。
*2016年3月5日撮影
若いキヅタの葉が伸び続けるとこんなふうになります。
キヅタが木を覆い隠すばかり茂りました。取り付かれている木はコナラかなと思います。
こんなになっても木は大丈夫らしく見えます。
考えてみれば常緑樹のキヅタは一年中伸びられるわけで、いくらでも増えていくイメージになりますが、現実はそうではなく、こんなふうに木を覆い尽くすようにからみつくのはそんなに多くはないようです。
*2016年3月4日撮影
キヅタの実がなっています。
キヅタは秋に花を咲かせ、冬に実をつけます。
キヅタは別名フユヅタといい、ツタに似たつる植物です。
ツタは夏が近づくと葉を伸ばし始め、秋の初めには紅葉し、早々と葉を散らしてしまって、冬の間は目に付きません。
キヅタの場合は常緑樹なのでじつは1年中見頃なのですが、秋の紅葉のころは本家のツタに座をゆずります。
*2015年10月8日撮影
これが昨年秋に撮影したキヅタの花です。
このキヅタは盛大にケヤキの木を覆っていますが、大きなケヤキはびくともしないように見えます。
あれはツタ(夏蔦)だと思います。
球場の売り子は
さぞ大変だったのでは、と想像します。
ツタといえば甲子園球場を思い出します。
子供の頃に見たそれは、
葉を茂らせる不思議な建物であるな
と、感じていました。
2枚目のお写真もやはり
不思議な木に見えてきます。
ちなみに私が初めてしたアルバイトが
甲子園球場の売り子でした。