*2016年6月20日撮影
鮮やかなオレンジ色の花が、30cmくらいの茎の先にまとまって咲く、とてもインパクトのある草花。
これはコウリンタンポポです。
コウリンは「紅輪」タンポポは「蒲公英」で、まっとうな和名なのですが、日本的ではない名前に聞こえてしまいます。
名前の印象のように外来種で、ヨーロッパ原産、明治期に観賞用に導入されたとされています。
いまでは野生化しどこにでも見られるようになりました。
とくに北海道では大繁殖していて、しばしば問題視されています。
*2015年6月5日撮影
普通のタンポポとは一本の茎に咲く花の数が違います。
それよりも花の色がまったく違っていて、こうしてたくさん咲いている光景を見ると、タンポポの仲間とは思えない感じがします。
*2016年6月5日撮影
それでも花をよく見ると、色はともかく形はタンポポによく似ていることが分かります。
葉も茎の下部にまとまってつく、ロゼット状の根生葉となるところが似ています。
ただ葉の形はずいぶん違います。
タンポポは切れ込みのたくさんある薄い葉ですが、コウリンタンポポは切れ込みのない長楕円形の厚みのある葉で白い毛が生えています。
*2016年6月5日撮影
2枚目の写真のように群生していると、ちょっと毒々しい印象の花にも見えてしまいます。
でもこんなふうに個別の花を見ると、なかなか美しい花にも見えます。
いずれにしても、個性のきわ立つ草花には違いありません。
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