さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

キンケハラナガツチバチ

2018-06-26 22:14:25 | 昆虫

*2018年6月26日撮影

 ここ数日良い天気なのですが、いっしょに猛暑もやってきました。
 とくに今日は格別の暑さで、気温は32℃にも達しました。

 今日の出会いは、シロツメクサにとりついているキンケハラナガツチバチです。
 黒い細長い体に、金色の毛が生えています。体長は25mmほどもあり、大きな蜂です。
 キンケは金色の毛が生えていることをさし、ハラナガは腹部が長いことをさします。





*2018年5月21日撮影

 ツチバチというのは、土の中にもぐって越冬する蜂の種類で、多くは地中にいるコガネムシなどの幼虫に卵を産み付けます。
 孵化した蜂の幼虫は、コガネムシなどの幼虫を食べて育ちます。

 キンケハラナガツチバチは幼虫のまま越冬するとされていましたが、一部の成虫も越冬すると考えられています。





*2018年5月16日撮影

 越冬した幼虫が成虫になるのは夏なので、キンケハラナガツチバチがよく観察されるのは、夏から秋にかけてです。
 しかし春にもキンケハラナガツチバチが出現します。これは越冬した成虫ではないかと言われます。
 この写真は5月に撮影した、ハルジオンの花にとまるキンケハラナガツチバチです。

 今日の写真のキンケハラナガツチバチはすべて、触覚が短いので雌のようです。
 成虫で越冬するキンケハラナガツチバチは雌とされているので、どの写真も越冬した成虫かもしれません。