さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ドクダミ

2018-06-08 22:11:13 | 草花

*2018年6月8日撮影

 今日も暑い1日でした。
 空は雲が多かったのですが、それなりに青空ものぞきました。

 地面にはドクダミが花盛りです。
 ドクダミの白い花びらは、じつは花びらではなくて総苞片というものなのだとか。
 花というのは中心の黄色い円柱状のもので、黄色いのは雄しべ、その間に白いある白いものが雌しべだそうです。
 ドクダミは花弁を持たない、ちょっと変わった花のようです。





*2018年6月7日撮影

 こうして咲き揃っている姿は見事です。
 でもしばらく経つと、葉が茶色に変色してきて、なんとなく汚らしい感じになります。

 ドクダミというのは、毒や痛みに効く薬草であることから、「毒痛み」が転じたものとされています。
 一方、ドクダミの悪臭を嫌い、旺盛な繁殖力を嫌うために、毒の草を意味する「毒溜め」と呼ばれていたものがドクダミになったという説もあります。

 薬草としては重宝され、10種の薬効があるという意味の「十薬」とも呼ばれました。





*2018年6月7日撮影

 咲き始めのドクダミはなかなか清楚に見えます。
 花びらではなく総苞片が4個。
 葉は縁が赤くなっています。
 どちらかといえば、日陰に多い印象です。

 昔のように摘み取って干して、薬として用いることはほとんどなくなったので、嫌な匂いの雑草にすぎません。