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*2015年6月15日撮影
もうそろそろ花も終わりだと思っていたイボタノキですが、まだ咲いていました。
まだつぼみもたくさんです。
場所が違うせいでしょうか。それとも品種が違うのでしょうか。
木によって花の咲く時期も少しづつ違う、個性のあらわれとしておくことにします。
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*2015年6月5日撮影
これは今月の初めに咲いていたイボタノキの花盛りの様子です。
イボタノキは「水蝋樹」と書きます。
樹皮にイボタロウムシ(水蝋樹虫)という虫が寄生し、その虫が分泌する白色の液が上質の蝋(ろう)として樹皮に残るので、これを採取して利用したのだそうです。
わが会津はこのイボタ蝋(漢字で書くと水蝋または虫白蝋)の産地として有名で、かつては会津蝋というのは最高の蝋をさす言葉でした。
高級品なのでロウソクの材料などではなく、丸薬の外装、織物のつや出し、止血剤、日本刀の手入れなどに使われたと言われます。
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*2015年6月5日撮影
そういうわけで、どこにでもある(たぶん)イボタノキですが、会津では特別に思い入れのある木というわけです。
よい香りがし、たくさんの虫たちが群がる花です。
こうして見ると静かな雰囲気のいい花です。