さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ヨモギの葉、光る波

2013-05-17 22:29:42 | 草花

*2013年5月17日撮影

 草原(くさはら)のむこうに白く光っている部分が広がっていて、花だろうかと一瞬思いました。
 ヨモギの葉が風に吹かれて、白い裏側を見せているのです。
 
 まるで波のように広がって、ちょっと不思議で美しい光景です。





*2013年5月17日撮影

 ロゼットの状態で冬を越すヨモギ。
 春、雪が消えると小さな芽が育ち、あっという間に大きくなっていきます。
 葉の裏にはごく細かい毛がびっしりと生えて銀色に見えます。それがこのように波打って広がる、きょう出会ったキラキラの景色です。





*2013年5月17日撮影

 ヨモギの葉の裏の毛を集めたものが、お灸に使うモグサだとされています。
 葉を一枚摘み取って試してみましたが、葉の裏の毛はこすって取れるようなものではありません。毛だということすら分からないぐらいに細かく、しっかり張り付いているのです。
 一方茎に付いている毛は、比較的大きくてこすって取ることが出来ます。茎に付いている毛を集めたのではないかというのが、今日の感想です。
 季節が変われば、葉の状態も変わるのかどうか、これからも見ていきたいと思います。