故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

温故知新

2019-07-17 06:43:47 | プロジェクトエンジニアー

タイトルは、「無言で語る女」です。
何度も会った表情です。
どうやって、笑わしたろか。


「あなたの考えは、もう古い」と言われて愕然としない方はいないでしょう。
そりゃ、確かに歳は取っているし、知っている歌も青春時代のものばかりだね。

考えてみてください。
古いと言った人と、あなたは同じ時代を生きている。
感じるものが違うだけです。
結婚をし、子どもを産んで育てて、これから夫婦として生きていく。
子育てなんて手探りで、何が正解かわからない。
家事を一生懸命やったけど、誰も褒めてくれない。
一生懸命が当たり前のおさんどんのよう。
私ばかりが話して、夫は上の空。
家庭がすべての私と外に興味があるものがいっぱいある夫。
こんな生き方をしてきた。

今日のテーマは、「温故知新」です。
(ふるきをたずねてあたらしきをしる)
子供の恩返しは、4歳で終わっている。
あなたが、私の子どもとして生まれてきてくれて、どんなに嬉しかったことか。
他人から褒めてもらうことが、感謝してもらうことが幸せではない。
他人軸でものを考えることをやめる。
自分軸で感じるものが、すべてです。

つまり、自分の目で判断し考える。
他人が、こうしたらと勧めることは、いったん棚に上げる。
自分に不要なものは、捨てていく。時代と共に捨てていく。
今しかできないと、決行する。
なにが大切かだけを考える。自分の心の羅針盤に従っていく。

古いと言った人は、過去の大切なものと今の大切なものを較べながら判断し、
自分が感じる大切なものだけを新しいものと捉えている。
むしろ、古いことは知らないかもしれない。違和感があるだけかもしれない。

大事なものはなんですか。
幸せと感じる心です。
結婚をし、子供を産んで家族が増えて嬉しかった。夫も喜んでいた。
それはそれ。過去は過去。
会話がない夫と楽しく暮らしたい。
今は、それが大事なことと感じている。

自分が楽しいことが、家族も楽しいことになる。
だって、こう言ったじゃないなんて言わなくなるからです。
期待されたことを履行するだけに生きてきた。
期待されたことは何ですか。
きっと、あなたの笑顔だけです。
夫にしてみれば、結婚を申し込んだ時、子どもが生まれた時、一緒に食事をした時、
あなたの笑顔だけを感じていたのです。

ビアガーデンは、二年目です。
昨年は、手探り状態で「喜んでいただく」ことばかりに、努力をした。
今年は、料理を簡単にし、割れる心配のない紙皿にした。
早めに加わり、腹を抱えて笑った。
楽しかった。だから、ビールもたくさん飲めて、料理も美味しかった。

もう、「古い」なんて言わせない。
今を自分の目で見て判断し、身体と相談してできることをする。
きっと、それはあなたにしかできないことです。オンリーワン。
オンリーワンには、普遍性があり周りを明るくすることでしょう。
いっぱい苦労をしてきました。一人、台所で涙を流してきました。
それがすべて、身を結ぶのです。元気があれば、さらに種を撒いている。
それが、「温故知新」ではないでしょうか。

ばあさんの 顔のどこかに 魅力あり

2019年7月17日
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先輩が訪ねてくる

2019-07-13 07:07:02 | よもやま話

残った果物をゼリーで固めました。
微妙な色合いが出せるかなと頑張ってみました。
タイトルは、「挑戦は美しい」です。


今年の梅雨は長く感じる。
地域の方から、こんなに湿度が低い梅雨は初めてだと聞いた。
何もしなければ、汗もかかないしむしろ寒いくらいです。
野菜の生育が心配です。
水分はたっぷり、太陽が出てくればしっかり伸びた準備万端の根はここぞと吸い上げるでしょう。
きっと、一気に収穫となるでしょう。きゅうりだけはよく採れます。

今日のタイトルは、「先輩が訪ねてくる」です。
今年は、3回目の来訪です。
胃を全摘して元気がなかった先輩ですが、
手術後2年が経過し週一回ゴルフができるまでになりました。
ゴルフの師匠でもある先輩です。明日の早朝、友人と妻を誘って早朝ゴルフです。
帰ってきたらビアガーデンの準備です。
私は、この春まで地域おこし協力隊として市役所で嘱託として働いていました。
市役所の方たちがテントを設営してくれました。新たな縁は切れていなかったのです。

ビアガーデンを楽しみにしていた地域の方々です。
酒を売る免許は持っていません。ビールは原価で料理を私たちが作ります。
およそ、3000円/人のビアガーデン(飲み会)です。
全部で142リットルの生ビールを準備しました。どこまで空けることができるでしょう。
先輩も飛び入りで参加させてもらいます。
何度も来て、知り合いも多いから心配ないでしょう。
一人だけのインバウンドです。長く続けば良いと思います。

民泊のために、空き家を借りる計画にしています。
動物も一緒に泊まれる民泊にしたいのですが、どうしたらよいでしょう。
普段使っているケージを持ってきていただいて、犬にはベランダで過ごしてもらう。
昼は、空いている畑で嫌と言うほどドッグランをしてもらいましょう。
地域から都会に出た二世たちの宿泊所となるとよいでしょう。
都会に地権者がいる多くの空き家は、電気と水は止めていません。
年二回だけ、宿泊するためです。長距離運転がきつくなり、段々と足は遠のいていくようです。
潜在的な空き家は余るほどあり、これからどんどん増えていくことでしょう。

東京へ帰る先輩に、私たちが丹精込めて作ったじゃが芋をお土産にしましょう。
先輩の楽しみは、もう一つあり、この地域で採れた野菜や果物を東京へ運ぶことです。
先輩の妹さんたちは、この土産を楽しみに待っておられます。
地域の方々からいただく溢れんばかりの野菜を捌けるのです。
地域と都会を結ぶには、大事なファクターです。
量を気にせず送れる方は、東京住まいの三人です。どの方も捌けるのです。
先日も、いただいた梅の実、空き家の庭の山椒、出来すぎたルバーブを送りました。
珍しいと、こんなにと喜んでくださいました。

先輩にクラブの代わりに、鍬を振るわないかと誘っています。
残ったじゃが芋の畝の一つでも掘っていただきましょう。
普段はゴルフの師匠面をする先輩です。どうでしょうか。
頑張らなくても良いのです。できることをやればよいのです。
期待はしていません。

緑見て たまにはよいが 毎日は

2019年7月13日
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年齢

2019-07-12 05:32:56 | よもやま話

絵のタイトルは、「距離感」です。
この人は、盆栽を見ています。興味があれば、近づきます。
私とあなたは友達だから、1m。
親しくなったら30cmです。


中学校に行き、講義をした。
シミュレーションはばっちりで、あとで使ってもらおうと資料を持参した。
すべて、この地に来てからの自作のレポートである。
空き家、6次産業化に代わるもの、インバウンド、カフェの活用や移住の自由などである。
自分の持ち時間は、わずかに15分でした。
資料を渡し、中身についてインデックス的に説明した。
そして、残り10分。
準備したものは、50分のストーリーでした。

今日のタイトルは、「年齢」です。
講義を企画したのは、商工会の青年部でした。
中学生を通じて、未来へ続く活動を試みたのでした。
講義などしたこともない、若い人が壇上に立ち、にわか講師をする。
今まで、「お兄ちゃん」だった人から話を聞く弟や妹たち。
説明するのは、多岐にわたり、この地の産業から暮らしまでであった。
私の担当は、「地域づくり」でした。

多くのことは語れません。
半分は、何が言いたいのとついていけない。
残りは、なんか違う、聞いたことがないけど面白そう。
地域づくりを10分で語れるわけでもなく、私はこの子たちとわずかな時間触れ合った。
生徒8人中、4人は将来就きたい職業があるという。
女の子が、その大半であった。
残りの子は、自分は何者と自問している感じでした。

その場にいて、年齢を超越していると感じました。
家にいると、お兄ちゃんにお母さんそしてお爺ちゃんである。
教室に入るだけで、それは消えていた。
一人の若者と大人の会話でした。

地域おこしに年齢は関係ない。
若者、馬鹿者そしてよそ者が望まれる候補者です。
経験者は、やる前から「ノー」と言い、
これからの人は何でもやってみなければとイエスマンです。
どっちも相応しいのです。
中学生は、3年もすると選挙権が得られる年齢です。
責任ある行動と考えを持っている。今がその発露の途中です。

冒頭で、私は外人と英語で会話できます。と伝えた。
自分から英語で話す。相手は、私の英語力を瞬時に理解する。
分からないことは、すぐに「なーに」と幼子のように質問する。
今日は、そんな風に説明中理解できないことを聞いてください。

途中、人の眼を通して評価されるより、自分の目で人を判断してください。
私は、似顔絵を描いています。
その人も知らない素敵な笑顔を抜きたいと格闘しています。

最後に私は、「お利口さん」は、わずか10年の賞味期限です。
「変人」は、センチュリーカンパニーとなる助け人である。
理解できなくてもよい。
教育とはそういうもの。
オリジナリティーこそ、教育を活かすと伝えたかったのです。

「年齢」を超越した瞬間でした。
誘ってくれた青年部部長に感謝する。

陽の光 若木に当てよ 老木は

2019年7月12日

<<投稿後>>
経験は、年齢と共に積み上げるものと思われがちです。
なにか違う。感動と共に積み上げると言った方が近い。
ただ、年齢を重ねたものが経験者とは言えない。
そんな深みを表現できなかった。
またの機会とする。
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シンプルライフ

2019-07-11 05:55:02 | プロジェクトエンジニアー

孫に、「たんぽぽの目」を送った爺様です。


小説家は、書けなくなったら辛いらしい。
三島由紀夫に次ぎ、川端康成も自ら命を絶った。
どちらも、世界中で読まれた作家である。
良品を輩出するのが使命の小説家である。
この方にしか話せない面白い真実が聞きたかった。
でも、叶わぬか。

今日のタイトルは、「シンプルライフ」です。
日々の営みの中で、テレビの影響は大きい。
夫婦の会話では、とても邪魔をする。
二つのことが、同時にできなくなってからは、尚のことである。

書いていて、漢字が正しいのかとても気になる。
電子辞書で調べていたが、壊れてしまった。
まあ、いいかといい加減な漢字を書いてしまう。

生きた時間が長い分だけ、あれもしたいこれもしなければと心配事が残ってくる。
増えるのではない。片づけられないだけである。

なんとか、「シンプルライフ」ができないものかと考えている。
健康診断があった。結果が郵送されなくて、保健婦と面談のうえ渡されることになった。
よい仕組みを考えたものである。仕方なく、保健所に行き話を聞いた。
メタボである。身長から換算すると体重が多い、腹囲が大きいとのことであった。
証拠に、糖の値と中性脂肪の値が基準値から逸脱している。
野菜中心で、一日二回の食事で、ご飯は一食だけの生活である。
汗をかくのは、毎日のことである。
採れたてのじゃが芋のカロリーと妻から勧められるバナナのカロリーが意外と高い。
腹八分目と言うが、3時に起きて7時の食事は、空腹でしかたがないから食べてしまう。
このくらいで良いかなと毎食時に思う。多いのである。
「もったいない」と「美味しい」は、もうやめた。
余ったら捨てればよいのである。自らの腹に入れることはない。

やりたいことは、困難なことで体力がいるものばかりである。
つまり、辛いことがやりたいことなのである。
ちょっと難しいことが、やらなければならないことなのである。
「シンプルライフ」を目指すなら、やりたくないことと辛いことをやればよい。
話は簡単である。逃げるからさらに困難でやりたくなくなるのである。

できないことを追っかけない。潔くあきらめる。
他にできることをやる。探せばあるのである。
恋は、毎回のように初舞台である。
川端先生は、眼で女性記者の洋服の上から舐めたのである。
三島先生も肉体改造に取り組んで、劣等感から逃れたのである。
ここまでできぬにしても、面白い嘘の一つでも創作しよう。
試しに、妻に話す。馬鹿なことをと、云いながら笑っているではないか。

若くはないから、「これでなきゃ」とは思わない。
美人は三日で飽きて、ぶすは三日で慣れると知っている。
結婚の幸せなんて、豚の肉より劣ると開高健も言っている。
その証拠に、妻は宵っ張り夫は早起きのすれ違い。
いつも角を突き合わせていては疲れてしまう。

爺様、婆様は意地悪くらいでちょうどよい。
可愛いお年寄りは、奥の床の間に飾られ隠されてしまう。
玄関の間で、家族にまたげられながら、蹴っ飛ばされてちょうど良い。
ビートたけしの得意ネタである。

すまんがね まだまだ生きる よろしくね

2019年7月11日
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じゃが芋

2019-07-10 08:17:21 | よもやま話

タイトルは、「じゃがいも行進」です。
妻の描いた絵です。出来が良いので、皆さんに披露します。


今日のタイトルは、「じゃが芋」です。
仕事を休めない。しかし、やりたい。
一緒に回った友人は、これから仕事です。
友人が休みの日は、逆に私たちが仕事です。
昼間にやるゴルフのほうが、スコア的にはよいのです。

これから、畑の仕事ができます。
らっきょとにんにくを取り入れ、採り入れ後の畑に肥料を入れて耕します。
梅雨の合間の畑仕事です。今年は、冷夏なのか稲の生育が進みません。
草だけは、元気です。

13時には畑仕事をやめて、テレビで映画を観ることにしていました。
じゃあ、それまで頑張るかと始めた畑仕事です。
妻が、らっきょとにんにくを採っています。
早朝ゴルフで疲れてひと眠りした私は、遅れて畑に行きました。
じゃがいもの茎が枯れたから、掘り出してよと新たな仕事をいただきました。
よくできている。1Kgの種芋から10㎏の新たな芋が獲れます。
まずは、じゃがいもの畝の周りの草取りからです。
茎を抜く前に、茎の近くまで鍬でほっておく。
じゃが芋は10cmくらいの深さまでにほとんどの新芋をつけている。
芋を手で取り、隠れている芋は、土と一緒に掘りおこしてやる。
今年は、割れている芋が少ない。コンポストが効いている。
ミミズが多くなっている。きれいな新じゃがが獲れた。

らっきょとにんにくを収穫し空いた土地に、
石灰、発酵済み鶏糞とミネグリーン(海化石)を撒き耕運機で耕した。
強い草の根が残っている時はロータリーを逆転させ、
ある程度柔らかくなったら正転させ、ふかふかにしていく。

やればやるほど、畑は応えてくれる。
映画は止めて、耕運機で畑中の草取りをすることにしました。
これが趣味だからできるのか。仕事にしたとしても、きっと一生懸命やるだろう。
2時間ほど、畑中の草をかき回して、地中に埋めた。
草は土中の養分を吸い上げ、日光の光合成を利用し成長する。
その草を土中に返すことで地味豊かな土にし、さらにふかふかにして、力になってくれることだろう。

じゃが芋の畝は、まだ7つも残っている。
一つの畝で、15-20㎏は収穫できる。
つまり、100㎏近くの収穫になる。
美味しそうな新じゃが芋でカレーを作ってくれた。
甘くて、ほくほくである。

3年前は、雑草と篠竹で覆われていた土地である。
当初は、根物(じゃが芋、里芋、さつまいも)しか収穫できなかった。
30種ちかく植えた葉物は、すべて不作に終わった。

コンポストを入れ続け、みみずを増やした。
草刈り機には混合油、耕運機にはガソリンが必要である。
最寄りのスタンドに買いに行った。いつでも、存分に働かせるためである。
カフェで使ってと、売れ残ったのであろうか鉢植えの花をたくさんいただいた。
カフェの前の花が枯れていたのが、スタンドの奥さんの目に留まったのだろう。

「じゃが芋」というタイトルで、こんなに話を膨らませている。
ドイツでは、2000種類のじゃが芋を栽培していると、同僚であった博士から聞いた。
料理に合わせて使い分けているのだろう。じゃが芋は、今でも主食の一つである。
新婚時代に借りた札幌の畑でもよく採れた。
訪ねてきた友人と、採れたてのじゃが芋を蒸かしバターを塗っていただいた。

じゃが芋みたいな私達である。
新しい土地になじめず、隠れるように過ごしてきた。
じゃが芋は、わずかながらできた友達のようなもの。
農業は土づくりである。
強くて優しい土は、滋養を含み多くの酸素を取り入れ柔軟なのである。
結果として、虫や鳥の力を借りて害虫から作物を守ってくれる土になるのである。
まだまだ続く、土物語である。

土臭い じゃが芋蒸かし あなたにも

2019年7月10日
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