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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

スイスからの依頼

2015-12-16 12:45:20 | プロジェクトエンジニアー

小さな鉢から大きなプランターへ葱を植え替えました。元気になってくれました。

  
スイスとドイツの友人にJapanese Calendar を送りました。
一番良いスペースを開けて待っているとにくいことを言ってくるので、毎年送っています。

うちの一人から、「Tea Presso」は日本で売れるか、どうやって売ったら良いか相談を受けました。
随分と虫の良い話です。
いいよ、ボランティアでやります。2週間、時間をくださいと宣言しました。
これは、困ったことになりました。


以前、スイスのビール工場でタンクを借りた。
日本酒を造ることを検討しているが、2Klの日本酒を醸造するためのプロセスを調査してくれと
依頼されたことがありました。1週間で頼むと言われました。
馬鹿野郎です。

さっそく、調べたところ、東京都には10社の造り酒屋がありました。
電話でアポイントをとれたのは、2社でした。
田村酒造と豊島屋酒造でした。
田村酒造は仕込みが終わっていて、杜氏さんはいらっしゃいませんでした。

東村山の豊島屋酒造は、若い杜氏さんが時間を作って案内してくださいました。
「実は、今度スイスで酒を造ることを検討している。どうやって作るのかプロセスとサイジングを調べてこい」と
いうことで、来させていただきました。と正直に言いました。
「最新酒造講本」と「清酒製造技術」(共に財団法人日本醸造協会発行)の2冊を
持って来て、勉強するならこれが良いですよ。と教えてくださいました。
翌日、王子の日本醸造協会に行き、買うことができました。

見せて頂いたプロセスとにわか勉強で得た知識で3日後に、
「プロセスとサイジング」のレポートを送ることができました。

その後は、なんの連絡もありませんでした。
あれは、なんだったのか。相当テンパったのに。

あれから、何年経ったのでしょう。
今回は、お茶の話です。
はてさて、困りました。

冒頭の葱は、狭い鉢で精一杯伸びた株を少しずつ分けて、
プランターに植え替えてやりました。
植え替えた当初は元気だったのですが、折れた葉は、
緑だけど次第に枯れていきました。駄目かなと諦め半分でした。
それが、この頃新芽を出し始め元気になったのです。
申し訳ないやら、嬉しいやらで、生命の奥深さを感じています。
もう2か月もすると、りっぱな分葱になることでしょう。

ほいほいと 受けたは良いが 鹿威し

2015年12月16日

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背筋をしゃんと伸ばせ

2015-12-15 05:45:33 | よもやま話

清らかな水で、漬物を洗っています。さぞかし美味しいことでしょう。



ゴルフ練習場での、私のアイアンショットを妻が携帯で映してくれました。
背中が曲がっています。
これでは、力強いショットは打てません。

普段の生活でも、腰が曲がっていました。
座っているときに、前かがみになっています。
背筋を伸ばすようにすると、肩甲骨あたりに張りを感じます。
反面、背筋を伸ばすと腰が安定します。
久しぶりの感覚です。

いつしか背中が曲がっていたのです。
力強くなくても良いから、しなやかでいたいものです。
背筋をのばすよう普段から気をつけようと思いました。

毎日、体重計に乗っています。
なかなか、目標体重にはなりません。
BMI値25をわずかに切る数値です。

ゆるく昼断食を始めました。
夕飯時の酒量が減っています。
飲みたくないというか、美味しいと思わないのか、
そんな気持ちを押して、飲みたいと思わないのです。
面倒くさいとでも言いましょうか。
それより、空腹を満たしたい気持ちが強いようです。
野菜中心の食事です。
物足りないのだけど、もういいかという感じです。

重い靴を履いて散歩する時は、前かがみになりがちです。
目の前の危険(石ころとか)を見ようとする意識が働くのです。
重い靴だと、急な動作でよけきれないからだと思います。

ことさらに健康でいたいとは思いません。
やりたいことが、健康障害で出来なくなるのではと考えています。
農業をやりたいけど、腰が痛くてできないとか。
散歩したいけど、気持ちが進まないとか。
これでは面白くないのです。

コンクリート 腹ペコ虫が 草求め

2015年12月15日

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恩師

2015-12-14 07:18:35 | よもやま話

私を褒めてくださった恩師は3人です。

叱られたことは、数多くあったと思います。
しかし、すべて忘れてしまいました。
60歳を過ぎるとそんなことは、どうでも良いことなのです。
若い時は、叱られたことばかりを覚えていたような気がします。

小学校の時、母も父も私が起きるとすでに畑でした。
私が寝る時も、何か仕事をして家にはいませんでした。
おばあちゃんが作るご飯を毎日食べていました。

ある時、先生が派手な格好でくる子を注意したように思います。
私は、よせばよいのに、自分で服を繕う話をしました。
先生は、模範の生徒のように私を褒めました。
私は、褒められても嬉しくなかったのです。
何故か涙が出てきて止まりませんでした。
先生は、授業が終わった後、何故泣くのか私に問いかけました。
私は、自分の気持ちがよく解らず、説明できませんでした。
50年後に集まった同窓会で、順番に何か話をすることになりました。

私は、恩師に50年ぶりに応えることにしました。
「何故泣くの」に答えたのです。
本当は、母に繕って欲しかった。それが言えなかったのです。
派手な服の子も、半年に一度帰ってくる親なのです。
親は、街で流行っている服を着せてやることしかできなかったのです。

中学生の時、私は上手でもないのにバレーボールの選手に選ばれました。
担任の先生が、私のことを買っていてくれたのです。
私は、バレーボール部の落ちこぼれを集めて、試験前に出るところを一緒に研究していたのです。
皆からは、なぜあいつが出るのと疑問がありましたが、誰もそれを言いませんでした。

高校生の時、広島の学校に行くと劣等感を覚えるほど街の子達は勉強ができたし、スマートでした。
成績は、後ろから数えるほどでした。
サッカー部に入り、終便のフェリーで帰りました。勉強するのはその船の中だけでした。
私は、生物が好きでした。自然の中で育ってきたからだと思います。
どうして成長するのか教えてもらいました。興味は膨らみ地学も好きになりました。
どうして、地球は成り立っているのか、教えてもらいました。
二学期のテストの成績がとても良かったのです。
先生は、答案用紙を返してくれる時、「頑張ったね」とそっと言ってくれました。

感受性が強い若い頃、褒められたことで勇気をもらいました。
信号もない島で育ち、都会に憧れて、なにしろ劣等感の塊でした。

褒める。
こんなに素晴らしいことはないのです。
人は、褒められたことだけを覚えています。
叱られたことは、忘れたいのでしょう。

3人の恩師以外にも、素晴らしい恩師はたくさんおられました。
記憶に残っているのが、たまたま3人だったのです。
今となっては、多いくらいです。

人の親になり、爺になり子供が大好きになりました。
どこの子供も好きです。
どうしてでしょう。
無邪気だからでしょうか。自分の姿を見出して愛しいからでしょうか。

褒めることは難しいのです。
何でも迎合する太鼓持ちがプロフェッショナルとすると、
私達は、その日の自分の気分で褒めたり叱ったりします。

その人が、自分の中で最も好きなところを褒めてあげたいのです。
それが、その人を知るうえで一番の近道だからです。

小学校の恩師に久しぶりに再会できます。
母の三回忌に故郷に帰ります。妻と一緒です。

メダカみて 先生はどれ 胸つまり

2015年12月14日

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想いと現実のギャップ

2015-12-13 05:47:10 | プロジェクトエンジニアー

銀座の雑踏をかき分けて歩きました。
目的地は、松屋裏の酒屋さんでした。
学生の時、配達のアルバイトをしたところです。
その時は、朝から昼まで山谷の世界長という酒屋さんで働いていました。
カウンターでコップ酒(かくうち)を売っていました。
昼から夜まで、銀座のクラブに酒を配達していました。
朝と夜のお客さんのギャップは凄かったのです。
酒屋さんは見つかりませんでした。

40年前の銀座とは変わっていました。
裏通りに入っても名残を見つけられませんでした。
もう少し歩きたかったのですが、妻が帰ろうというものですからやめました。
自分とは縁のない高いものを売る場所に見えたのでしょう。

木村屋のパンを買いました。妻は急に興味を示しました。
1個230円のあんぱんを買いました。
併せて桜の花びらがへその部分にある定番のあんぱんも買いました。
妻が夕食後そのパンを食べようと出してきました。
塩塩梅が良くて、生地もとても美味しかったのです。
妻は納得していました。

今日のテーマは、「想いと現実のギャップ」です。
若い時は、そのギャップにがっかりしたものです。
今は、あって当然と思っています。
現実を知らないより知ってて良かったと思うくらいです。

若い時だけでなく「想い」は枯野を駆け巡るのです。
夢見る夢子さんになりやすいのです。
想いがあるから現実に近づくのです。
現実を知ったから尻込みするのは、「想い」に失礼です。
現実をしっかりと見て、次なる作戦を練り、「想い」を修正すれば良いのです。
自分に見る目がなかった。と反省すれば良いのです。

二つのうち、一つを選択したとき、あちらの方が良かったかも知れないと少しだけ思います。
どちらを選んでも同じ気持ちになるのです。
自分が変われば(成長すれば)良いのです。
こちらを選択して良かったのです。
両方に興味があって、迷ったのですから。
つまり、自分にとって両方とも良かったのです。

選択した後、後悔しないためには現実を知ることです。

実は、今後のことで面接に行きました。
自論を話しました。
聞いてくれた人は、若い人でした。
熱もあり、頭も良く、一生懸命やられる方でした。
その方も現実に不満があるから新しい人を入れたいのです。
その方も、「想いと現実のギャップ」に悩んでおられるのです。

現実を想いに近づける特効薬はないのです。
この若い人も、誰かが、これが特効薬と教えてくれて飲むしかないのです。
外から来た人が、そんなに早く現実をとらえて特効薬を調合出来るわけはないのです。
この若い人も、自分が変わらなければならないのです。
これは面白いかもしれないと、想うことから始めるのです。

ブランド店が並ぶ銀座でパンを買うのと似ています。
へえ、これは面白いかもしれない。食べてみたら納得がいきました。
銀座も面白いとなるのです。

これからも何度となく、人に自分に、「想いと現実のギャップ」を感じることでしょう。
少しだけ変わること(視点を変えて見直す)で、ギャップを楽しめるようになると思います。

白鳥が 水面を滑る よに見える

2015年12月13日

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根付く

2015-12-12 07:37:33 | よもやま話

二度目の挑戦です。国分寺跡の流水に魅せられて描いてみました。



思えば遠くまで来たもんだ。
そして、まだまだ流浪の旅は続きそうです。

東京から出立する日のため、秒刻みで自分から動いています。
やり残したことがないようにしたいのです。

今日もルーチンワークから入りました。
身体を動かすと、もっともっとできるんじゃないかと感じています。
身体の節々がきしんでいます。身体を動かすとほぐれてくるのです。

散歩がしたいのです。
重い靴を履いて歩きたいのです。
身体に力がみなぎっています。
朝ごはんも作りたいのです。

野菜たちは、寒い中土から栄養を吸い上げています。
自分に適した水量と栄養を摂取しています。
休んではいない証拠に、葉っぱが伸び茎が丈夫になっています。
彼らは、しっかり根付いています。
今日のため、明日のためしっかり準備をしているのです。

今日は、面接の日です。
妻と出かけます。
面接なのに妻も同伴とは、小学生みたいです。
妻にも大いに関係がある仕事だからです。

帰りには、銀座に寄ってきます。妻は銀座に行ったことが無いのです。
立川のユザワヤによって、正月の準備です。
東京に2年も住んでいます。
東京の名所には、数えるほどしか行っていません。
毎日忙しかったというのが言い訳であることは、私が一番よく知っています。

時間はあまりないようです。
思い出づくりではないのです。
出かけてみましょう。何か発見できるでしょう。

ふらふらと 歩き始めて 血が動く

2015年12月12日


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