故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

面倒くさいやつ

2021-03-01 06:18:19 | よもやま話

ええい、絵のタイトルも変えてしまえ。
「面倒くさいやつ」です。
手作りをモットーとするカフェです。
美味しかったから、友達にも分けてあげたいと、この方は注文をくれました。
アップルパイ20個。パン50個。
引き渡しの日の前日から作り貯めしました。
この方から似顔絵を描いてとリクエストが来ても、しばらく描けないでいました。
「死ぬまでにお願いね」と、この方は優しく言われました。
描くしかないでしょう。できたのが、この似顔絵です。


今日のタイトルは、「面倒くさいやつ」です。
コロナほど、巧妙で狡猾な生物はいない。
サービス主体の産業を抱える地域や国で蔓延を繰り返す。
脱交流・脱コミュニケーションが勧められる。
言ってみれば、世の中の仕組みを根底から再思考させる「面倒くさいやつ」です。
人々の対応力は素晴らしい。
通勤しなくても仕事ができる。
駅近の不動産価値の見直しが始まる。
田舎と都会の二拠点生活が、本気で始まる。
大人が言った。
先生が説いた。
なんだったのか。
小中高校生は、なんとか学校に行けている。
大学生は、一度も登校しないまま卒業を迎える。
かつて、全学連が大学をロックアウトして以来のことではないだろうか。

やればできる。
10年前、東電が電力を供給できなくなった。
節電・省電の域を越えて、強制的な20%電力カットが実行された。
ハブを最低二か所以上に設置する。
顧客管理を始め、すべての管理がコンピューター頼りであり電気がないと動かない。
間引き運転のすし詰め電車に乗って、ノロノロ運転にならざるを得ず早めに家を出た。
脱炭素だって、案外できるかもしれないと思う。

百年のちには、人口が1億2千万人から七千万人になる。
空き家も耕作放棄地も悩むに当たらない。
そうだろうか。
その頃には、余る土地と余る時間を利用し、
国内食料自給率が、今の40%から格段に改善されているかもしれない。

なぜ、こんな「面倒くさいやつ」を好きになったんでしょう。
車道楽、釣り道楽、食道楽とこだわり続ける奴。
結婚前に二人が描いた夢から遠ざかるばかりです。
やめさせたいと、神仏に祈る。
たまたま子供ができた。
あれは何だったの。
かつてのこだわりを捨てて、一生懸命働く。増える家族のために。
それから役割分担が始まった。
金だけ入れてればすむのかよ。
果てしない夫婦の戦いが始まる。

子供たちが巣立った。
ままごとのような二人だけの新婚生活の再開とはならない。
互いにうっとうしい。
もっとも忌々しいのは、「面倒くさいやつ」に惚れた自分である。
いやいやそうでもあるまい。
いつも以上に会話が弾む時が到来する。
認知になれば、話は平行線であろうが、互いにうなづき良き理解者と感じる。
ありゃりゃ。

人間、窮地に陥っても楽しくなりたいと努力する。
幸せは、比較論であろう。昨日より今日と生きていく。
「面倒くさいやつ」は、案外自分自身かもしれません。

ほーほけきょ 曲がり背伸びて セリ探す

2021年3月1日

<<あとがき>>
コロナ禍で、こんな積極的な生き方を綴るようになるとは思わなかった。
水がぬるみ、花が咲き、浮かれるのも自然でしょう。
些細な日常こそ、幸せなのである。
(筆者)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 心の闇(Part2) | トップ | 表情 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

よもやま話」カテゴリの最新記事