故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

心の闇(Part3)

2021-03-26 04:36:12 | よもやま話

野に咲く花です。
タイトルは、「旅人さん気を付けてね」です。
闇に灯を灯したい。


山田洋二さんが監督をした「おとうと」をテレビで観た。
小春(蒼井優)が、母(吉永小百合)に代わって、ごんたくれのおじさん(笑福亭鶴瓶)をなじる。
蒼井さんの止まった表情(数秒の描写)が、とても印象的だった。
美しいと同時に、困ったときにはこんな表情しかないのだと思わせてくれた。

誰にも、「心の闇(Part3)」(今日のタイトル)がある。
蓋をしたい。無かったことにしたい。
先輩を裏切った。
女に裏切られた。
借金を返すために遮二無二働いた。
こんなことでは、死ねない。

ごんたくれのおじさんをかばう人が、身内に一人だけいた。
小春の父だった。
産まれた娘の名付け親をおじさんに依頼したのだ。
できないことである。

産まれた時も身一つ。
死ぬ時も身一つである。
長い人生で、身に纏うものの多いこと。
良いことばかりではない。
妻と再婚を決めたのは、「こんな人じゃない」という私の思い込みに過ぎない。
妻には、迷惑だったかもしれない。

ブログを書くのも、「心の闇」を嘘にしたいからであり、
目の前の幸せは、真実であるが、とてもはかないものであると自らに警鐘を鳴らすためである。
いずれにしても、「心の闇」と生涯向き合うことになる。
こうであったらよいなと、生き抜いている。

家族からお荷物と烙印を押される人がいる。
会社でも地域でも、役立たずと思われる人がいる。
「そんなにいうなら、死んでやる」と宣言されたら困ります。
困る心はなんでしょう。
いつか自分もとわが身の行く末を案じているからでしょうか。
良心に問いかけているのです。

鍋釜投げ合ってもよい。
自分の心と向き合うことです。
何かできるんじゃないだろうか。
道はある。
分かってくれる人は、きっといる。
守るものなんて、何にもない。
産まれた時と同じ、生きてる身一つです。

道半ば ひまわりのよに 陽をおうか

2021年3月26日
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