故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

「みてる」という方言

2015-02-27 06:22:33 | よもやま話
しゃきしゃき食感がたまらない、のらぼう菜

広島の方言に残る言葉が、古語に近いと感じたのは、
古文を習い始めた高校生の頃です。

福岡弁では、東京弁で言う「行く」が「来る」になる。
あんた天神に行くと?私も来るけん、待っときんしゃい。

もうみてたけん、新しいのを買うてくるけん、辛抱しときんさい。
が広島弁。「みてる」は無くなる、底をつくことを意味します。

福岡(九州)弁は、相手が中心となる話し言葉です。
目的の場所へ近づくことが、「来る」になります。
英語でも目的地に近づくことを''come''と言います。
美しい言葉です。

だから、あの時の絶頂感は、目的に近づく''come''となるらしい。
神が到来したのかと錯覚するなかれ。

のらぼう菜に会ったのは、三多摩に来てからです。
家庭菜園のプロフェッショナルである先輩から教えて頂きました。
広島菜とも、野沢菜とも違う食感でした。
厚めで、歯ごたえがありしかも甘いのです。
我が家でも植えました。
お腹空かしの鳥に若芽をつつかれ、一時は瀕死状態でした。
春には、小ぶりながらもあの食感を楽しめそうです。

私は、沖縄に行くと必ず食べるものがあります。
沖縄そばと島豆腐です。
天然塩をにがりに使った豆腐は、
酒のつまみに小腹がすいている時にちょうど良いのです。
沖縄そばは、ぼそぼそした麺と、昆布だしのスープが好きです。

蓄えが乏しいし、仕事における賞味期限も限られています。
勤めを辞めても、わずかな収入が必要です。
これまで頑張った知見を活かし、興味があることを延ばして何かをやります。
日本でも、外国でも活躍の場はあるはずです。

前向きであれば、みてるということはありません。
みてても良いのです。また継ぎ足せば。
「来る」のような素敵な日本語を正しく使いたいのです。

2015年2月27日
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