故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

寒いが、どうした

2018-10-30 04:45:49 | プロジェクトエンジニアー

苺の花です。
朝、畑を回ると野菜や草花が挨拶をしてくれるようです。
おはよ、遅いじゃないか、待ってたよ。


沖縄の人は、最低気温が15℃以下になると寒いと感じ風邪ひきが多くなります。
一週間前からストーブを出しました。
霜が降りる前に、さつま芋は掘り切りました。
里芋は、一回くらいの霜が降りても大丈夫と半分ほど掘りました。
何度も書いている保存方法のこと。
里芋は、皮をむいて冷凍にする。
筍は、砂糖で煮て冷凍にする。
梅は、らっきょ酢でつけて1-2か月後に取り出して干して、冷凍にする。
キュウリは干して塩漬けにする。食べる前に塩抜きをする。
ブルーベリーも果実のまま冷凍にする。
何でも一時期に取れすぎるので、種まき適期の範囲で時期をずらして種を撒く。
純粋のかぼちゃを作りたいなら、
純粋かぼちゃの花が咲くころ、
交配させたくないかぼちゃの花が終わるのを待つように、時期を遅らせて苗を植える。

何でも冷凍する。
冷凍するのに、冷凍庫は要らぬ。
春まで、土は凍り屋内でさえ零下になるから。
カフェの洗い物と我が家のものと、一日に洗濯は二度する。
二人きりの着替えに、野良着が加わるからです。
寒くなり、屋外では乾ききらなくなった。
絶対湿度は低いものの、寒くなった分相対湿度が高いからと思われる。
仕上げの乾燥は、ストーブを焚く室内となる。
干し柿だって、霜が降りる頃にならないと乾かない。
干す時期が早いと、柿の表面にカビが生えてきて、最初の年は全干し柿をダメにした。

やっと、今日のタイトル「寒いが、どうした」を紹介できます。

路上生活者は、寒いのは耐えられる。着るものを増やせばよい。
暑いのは耐えられない。脱ぐものがない。
二年前の春、5月になっても山から吹いてくる風が冷たくて驚いた。
農作業では、軍手をする手が寒さでかじかんだ。
今年の二月は、室内の配管が凍った。困ったのは、排水管が凍ったこと。
一時間も、タップにタオルを巻き付け湯をかけ続けて、氷を溶かして元に戻した。
慌てて、ヒーター線を買いに行ったがどこも売り切れ続出。
このあたりでも、異例の寒さだったと言える。
それでも、「寒さが、どうした」。

瀬戸内で育ち、横浜で暮らしたものにとって、ここの寒さは応えた。
三回目の冬を迎える。覚悟さえしておけばどうーってことはない。
阿蘇の外輪山でも、冬にはこたつの上の飲み残しのお茶が凍った。
風呂だって、厚い氷を石炭を焚いて溶かして水にして湯を沸かした。

郷に入れば郷に従え。

冬には、畑ではなーんもできない。指をくわえているだけです。
知らずに植えた玉ねぎが枯れた。根が霜柱で浮いたからです。
マルチをする理由が分かった。
妻は、今年こそマルチと騒いでいる。また、仕事が増える。
野菜づくりはレンジが長く、今年の失敗は来年取り返す。
冬は温泉に行きたい。だが、冬素人の私たちは行けずにいる。

私は、冬には畑の山際に穴を掘る。1.5m深さの幅2mx長さ10mの穴を掘る。
山からくる篠だけと草の根を断ち切る塹壕です。
まず剪定した枝を底(赤ぽこ)に入れ踏み込み、土をかける。
次に、枯れた野菜くずを入れて土(黒ぼこ)をかける。
表面近くにコンポストと米ぬかとを一緒に撒き、表面には石灰を撒き耕運機でかき混ぜる。
二年目か三年目に塹壕は沈み込む。
次の年は、新たな塹壕を隣に掘る。沈んだ土の上に土を盛る。
ああ、やることはいっぱいある。太らずに済みそうです。

枯れ枝は暗渠になり、野菜くずとコンポストは土づくりに一役買ってくれる。
捨てるものは何もない。紙屑だって燃やしたい。

今年も冬を楽しもう。

寒いほど 足をからめて 長き夜

2018年10月30日
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