故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

もうすぐ開店

2020-07-23 10:07:41 | よもやま話

絵のタイトルは、「ぴちぴち」です。
この方は、今どうしているのかな。


小糠雨が軒を流れ、下の庇に一粒ずつ落ちていく。
こうして、今日も書いている。
感謝の気持ちでいっぱいだが、どう表現したものかと悩んでいる。
今日のタイトルは、「もうすぐ開店」です。

建物が完成し、明日建築検査と言う前夜のこと。
先輩の営業職の方が、飲みに行こうと誘ってくれた。上司(その頃は専務)も一緒だと言われた。
頑張ったねと褒められたいと言う気持ちもあったが、建築検査が無事済んでくれる方を選んだ。
私は機械担当のマネージャーだった。建築検査が終わらない限り、機械の検査もない。
床の上のゴミを拾って歩いた。検査官の印象が、少しでも良くなることを願った。

苦労することが多かった。これは無理だろうと何度もくじけかけた。
それでも頑張れた。
どうしてだろう。
こんなことでは終われないと言う気持ちもあった。
私ならきっとやってくれるだろうと、家族や会社の期待を裏切れなかった。
今は、それもない。

若い人たちが、カフェの「お任せ料理」が美味しかったから、また来てくれる。
今日がその日である。奥様の人もいるので、昼間しか時間が合わないと言われる。
妻は、2-3日前からメニュー作りに忙しい。
これから、買い出しに行く。
作っても作っても、売り切れるピザの材料を仕込むのである。
この方たちの似顔絵を描いて、感謝の気持ちを著そうかと、カメラのバッテリーを充電している。
このところ、似顔絵を描いていない。描いてと言われると、なんとなく躊躇する。
この頃は、似顔絵を描くのに一大決心がいる。
似顔絵の前に、生きるための仕事が待っている。

生きるための仕事がある。
私が汗をかかなければ済まぬのである。
家族も社会も、私に期待しない。
期待されないけど、やらなければと思う。
これは、「やらせてもらえる」と言う感謝の現れじゃないかと思う。

美味しいね 笑顔で作り またくるね

2020年7月23日
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