故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

草刈スパイク

2022-07-13 16:51:07 | よもやま話

絵のタイトルは、「僕一人で渡れるよ」です。
大人とは?の問いに、若い女性が応えました。
「手を出さない勇気」が持てる人が、大人であると。
どうですか。
子供は、大きくなるとどんどん自立していきます。
子離れ親離れができますか。


手を出すな 女将の後でと 山の草

早朝6時から草刈を始めた。
涼しいうちにと思ったが、太陽が照り付けすぐに暑くなった。
山の北側に回り込み草刈を続けた。
太陽はさらに昇り、雑木の下に潜り込むように続けた。
涼しいところへ移動したいと身体が欲する。
草を刈り続けるうちに、山は段々畑であったことが分かってきた。
畑の狭いところは、1mの巾であった。
先人たちに感心した。
野道は崩れているところもあったが、道は残っていた。

問題は、葛根を求めて深さ1mの穴を猪が掘っていた。
この穴を掘られては、地山が崩れていくことになる。
雑木を覆いつくす葛をやっつけるのが、今回の草刈の目的である。

30度の傾斜地の草刈は、通常の長靴では草の上を滑って仕事にはならない。
ましてや、草刈り機をぶん回すことなどできようもない。
足首に負担がかかり、痛めることも大いに想像がつく。
島では、農作業中の事故(カンリキに巻き込まれ、草刈り機で身体を切る)が多く、
ドクターヘリで運ばれた話を聞く。

今日のタイトルは、「草刈スパイク」です。
島中のホームセンターを探したが良い解決策の道具はなかった。
草刈が怖いなんて一度も感じたことはないが、傾斜30度はさすがに怖気づく。
ネットで探したが、良さそうな道具は両足で2万4千円もし、躊躇した。
広島の大きなホームセンターで草刈スパイクを見つけた。
両足3千円ならと試しに買った。
長靴の下にかんじき(三角爪のような突起)が付いたものです。

試しに買ってきた「草刈スパイク」を両足に履いた長靴に取り付けた。
草の下の土を噛み、長靴が滑らず固定される。
わずかな平坦地を進み、上下の草を払っていく。
案外使えました。

なんとかなると判ったので、早朝に山の草刈ができる。
およそ一カ月以上はかかるだろうが、楽しい挑戦になった。

2022年7月13日
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