春の足音が聞こえて来たなと思ったら、桜前線が北に駆け上がるように待ったなしです。
のんびり暗渠を掘っていたら、農道の脇で土になる落ち葉が気になり腐葉土づくりを始めました。

春の雨を集め、暗渠から水がしたたり落ちてきました。
夏の日照りをカバーするとは思わないが、ちょっと嬉しい。
落ち葉を貯める枠にしても、耕作放棄地で伐った雑木と余っているトタンを使いました。

雑木を燃やしながら、炭(微生物棲みか)を作り、牡蠣殻(有機石灰)を焼きます。
糠と一緒に落ち葉に混ぜて、6か月発酵させます。
耕作放棄地(ミカン畑であった)に生えた孟宗竹が、通行の邪魔と川べりだけ切りました。
併せて、低い雑木を伐り、イタドリ(3m高)と葛(径10cm)をやっつけます。

昼なお暗き竹林に陽が当たるようになり、筍が出てきました。
一雨ごとににょきにょきと出てきます。
増やしてなるものかと、筍掘りが忙しい。

草も容赦なく伸びてきます。
草刈りに精を出します。
何をするにも、「一筋縄にはいかない」(今日のタイトル)のです。
効率以前に、身体がついていきません。
耕作放棄地をなんとかしたい。
海岸を埋める牡蠣殻をなんとかしたい。
農道の落ち葉をなんとかしたい。
根気よく力仕事を続けます。
休むと進まないし、時期を逸してしまいます。
種も苗も、草同様すくすくと育っています。
たくさん取れれば、分ける心配です。
分けるより、いただくもの(蠣、チヌ、猪、野菜、果物など)が次々に来ます。
普段の付き合いがなければ、配ることもできません。
村の役をこなして、良好な付き合いができます。
ますます忙しくなる。
すべて、遊びです。
楽しいに決まっている。
健康を壊さない程度に頑張っています。
2025年4月13日