故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

愚直

2020-08-28 11:37:04 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「雪道」です。
副題は、「それでも行かなくては」です。
あるプロフェッショナルの想いです。


今日のタイトルは、「愚直」です。
愚直とは、
正直すぎて気のきかないこと。馬鹿正直。
どうやら、悪い意味のようです。

引き戸なのに、一生懸命押している人がいます。
店の人もノブなど付けないで、取っ手にしてあげれば分かりやすかったのに。
トマトは、砂糖をつけて食べる。
いや、塩をつけるだろうと、昔働いた設計事務所でのこと。
もぎたてしか食べたことのない人は、砂糖派でしょう。
糖度の高いモモタロウーなんてなかった時代の話です。

草刈をひたすら続けています。
草刈で一日、刈った草を畑の端に片づけて二日目、三日目にしてやっとカンリキ(耕運機)で鋤きました。
どの日も汗びっしょりでした。

先輩方が食べた弁当の空を片づけるのが、私の役目でした。
なんで俺ばっかりと愚痴っていたら、姉御がやらなければよいだろうとアドバイス。
その通りです。買ってでもやっている役目に文句をいうな。
誰かに褒めてもらいたいんなら、初めからやるなということです。

ボランティアとして、汗を流す人を見ます。
焼き鳥屋の親父が子供の通学路の雪かきをしていました。
夏には、大きなビニール袋に空き缶を拾い集めていました。
私なんぞも、都会にいる頃、散歩の途中に空き缶を拾っていました。
コンビニで捨ててやろうと思っていたら、ゴミ箱は店の中にあり捨てられませんでした。
それきり、空き缶拾いをやめてしまいました。

なんかなあ。
透けてしまう親切心。褒められるのが前提の善意。
親切を仇で返されて、むかつく私。小さい、小さい。
「愚直」なまでに、何故できないのでしょう。
馬鹿も貫き通せば、偉人です。

荒くれどもから村を守った七人の用心棒がいた。西部劇のこと。
村長は、感謝の言葉の後、偉いのは用心棒ではない。
愚直なまでに畑を耕している人こそ、尊いのだと言ってのけた。
愚直な人ほど、畑を見、空を見上げ、また汗をかく。

若者が できるだろうと 待っている

2020年8月28日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする