絵のタイトルは、「雪道」です。
副題は、「それでも行かなくては」です。
あるプロフェッショナルの想いです。
今日のタイトルは、「愚直」です。
愚直とは、
正直すぎて気のきかないこと。馬鹿正直。
どうやら、悪い意味のようです。
引き戸なのに、一生懸命押している人がいます。
店の人もノブなど付けないで、取っ手にしてあげれば分かりやすかったのに。
トマトは、砂糖をつけて食べる。
いや、塩をつけるだろうと、昔働いた設計事務所でのこと。
もぎたてしか食べたことのない人は、砂糖派でしょう。
糖度の高いモモタロウーなんてなかった時代の話です。
草刈をひたすら続けています。
草刈で一日、刈った草を畑の端に片づけて二日目、三日目にしてやっとカンリキ(耕運機)で鋤きました。
どの日も汗びっしょりでした。
先輩方が食べた弁当の空を片づけるのが、私の役目でした。
なんで俺ばっかりと愚痴っていたら、姉御がやらなければよいだろうとアドバイス。
その通りです。買ってでもやっている役目に文句をいうな。
誰かに褒めてもらいたいんなら、初めからやるなということです。
ボランティアとして、汗を流す人を見ます。
焼き鳥屋の親父が子供の通学路の雪かきをしていました。
夏には、大きなビニール袋に空き缶を拾い集めていました。
私なんぞも、都会にいる頃、散歩の途中に空き缶を拾っていました。
コンビニで捨ててやろうと思っていたら、ゴミ箱は店の中にあり捨てられませんでした。
それきり、空き缶拾いをやめてしまいました。
なんかなあ。
透けてしまう親切心。褒められるのが前提の善意。
親切を仇で返されて、むかつく私。小さい、小さい。
「愚直」なまでに、何故できないのでしょう。
馬鹿も貫き通せば、偉人です。
荒くれどもから村を守った七人の用心棒がいた。西部劇のこと。
村長は、感謝の言葉の後、偉いのは用心棒ではない。
愚直なまでに畑を耕している人こそ、尊いのだと言ってのけた。
愚直な人ほど、畑を見、空を見上げ、また汗をかく。
若者が できるだろうと 待っている
2020年8月28日