故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

一時帰国

2020-04-09 07:24:27 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「一杯いかが」です。
ほんの一時の辛抱です。
皆さんをまたカフェに案内いたします。
それまでの一時休業です。


今日のタイトルは、「一時帰国」です。

タイトルとは、関係のない日常の記憶が続きます。
猪の後ろ脚を一本いただいた。
三カ月前のことである。
チルド室に保管していた。
カフェに来店客がないことを見越して、チャーシューとスープを作った。
肉を骨から外すのに金切りばさみ(1mmの鉄板が思い通りに切れる)を使っている。
筋を切るのに有効である。
チョキンチョキンと少しずつ骨から外していく。
外した肉の塊をタコ糸でまとめる。
塊をフライパンで焼き、昆布だしのスープ鍋でコトコト煮た後、
たれ(酒、醤油、砂糖)のなかでひと煮たちさせて、一晩漬けこんだ。
味付はよかったが、少し焼きすぎたのか、煮すぎたのかパサパサとした食感になった。
野菜の酢漬けと一緒に食べた。汁けが足されてほどよい食感となり美味しく食べられた。
地域の友人に一塊持って行った。
(三日前の記憶)
脛の部分は、煮すぎたのが原因でパサパサになった。
腿の赤身の部分は、一日おいて食べた。
これは、ちゃんとチャーシューになっており、美味しかった。
(昨日の記憶)

ゴルフに行った。
ゴルフ場では、都会からの宿泊ゴルフツアーを続けるか検討されていた。
口の悪い床屋は、すこぶる上手だった。
皆で褒め上げた。床屋はすっかり気分をよくして、毒舌は影を潜めた。
また、やろうと、誘ってくれと言われた。また、ゴルフ仲間が増えた。
草取り、剪定とゴルフで身体の節々がきしんでいる。
油をくれてやろうと、友人と酒を飲んだ。
いつものように、飲みすぎた。
カフェの周りの伐る木がなくなった。
それだけ暇なことを皆で笑い飛ばした。
(二日前の記憶)

地方は、これからが正念場である。
学校が休校になった大学生が、都会から帰省すると言われている。
都会で働く若者が、働く場所が休業になり、一時的に親元に帰ってくる。
東日本大震災の時、福島原発の放射能漏れの測定値が新聞で発表された。
首都圏のデータを見て、スイス、オーストリア、ドイツの大使館から帰国命令が出た。
外資系の会社で働いている外国人のマネージャーは、家族を連れて逃げるように帰国した。
チロル地方に帰ったマネージャーにイギリス人の友人から情報が届いた。
チロル地方に降りかかる自然放射能は、新宿の値より高いというものだった。
逃げた先の方が危険であると判断し、一か月後に日本に家族を連れて戻ってきた。

地方は医療環境がぜい弱でコロナ患者へ用意できるベッドは、あと数十とテレビで聞いた。
世界中で、安全神話などないのである。
密閉空間、密集場所、密接の接客の営業形態であるカフェを休業することにした。
4月に入り、来店客は1-2人/日(通常7-8人/日)であり、夜の予約が4件キャンセルされた。
カフェで安全を担保することができないと判断した。
対面販売の自主休業である。
電話注文があれば、持ち帰りに限り対応することにした。
カフェが忙しくて、できなかったことを当分やることになる。

花を植え 畑耕し 草を刈り

2020年4月8日
コメント
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