
去る者は追わず来る者は拒まずというタイトルの絵です。
夜中に、雪が降ったようである。
今日のゴルフは中止となるでしょう。
7時過ぎには、お暇したのでそれから降ったのです。
雪が降ると、ほんのりと明るくなり生暖かくなります。
人肌恋しくなるのです。
昨日中断した「はらはら(Part2)」が今日のタイトルです。
湯加減はと聞く女の声が「はらはら」と弾ける薪にかき消される。
天井から、「はらはら」と露が、待つ身の肩に落ちる。
しばらくすると、「はらはら」と衣擦れの音を聞く。
覗き込む女の髪が「はらはら」と、湿った温もりを感じる。
(昨日の投稿)
これは、何かを期待させる件(くだり)になっています。
安倍公房の「砂の女」が思い出される。
女にからめとられるように、砂の家の生活に順応していくさまは、
現代の人々の生活基盤が何なのか問うた作品として有名である。
続けます。
男は、「はらはら」と自分の身に起こっていることを反芻している。
見上げると、「はらはら」と今にも止まりそうな天井扇が回っていた。
このまま、女と一夜を過ごして良いものかと良心に問うているのである。
意気地なし、敵前逃亡と罵られようと逃げたい気持ちでもある。
どうにも不可解な据え膳に戸惑っているのである。
皆さんいかがです。
女は許している。
そんな状態になった時、進むのか留まるのか迷ったことはありませんか。
女のそれからを背負う覚悟がありますか。
「はらはら」が、「どきどき」に変わり息苦しくなる瞬間です。
お膳立てをしたのは、自分であることに間違いはないし今さらとも思うのです。
俺で良かったのかと思わぬことです。
何故、俺だったのかと思わぬことです。
疑問こそ不幸と、現代人は生活しています。
去る者は追わず来る者は拒まず。
孫を見て これでよかった 遂ぎ添いし
2018年1月3日