楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

沈丁花

2023年03月11日 04時41分07秒 | 日記
散歩していたら、良い香りが漂っている。
錯覚かなと思いながらも、
見渡したが、なんも見えない。

ふと足もとに目をやったら、
ありました。

沈丁花の赤い花。

春だぁ~

(赤いつぼみの沈丁花)

つぼみの時は赤いのに、
つぼみが開くと白い。

これは赤い花というよりは白い花?

そう言えば白いつぼみの沈丁花が生えている所を思いだした。
以前、散歩道にしていたところ・・・

帰り道は、そのコースにしよう!

残念ながら、まだ咲いていませんでした。

(白いつぼみの沈丁花)


ご近所の庭にあった沈丁花。







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満月(3/6)

2023年03月09日 04時33分29秒 | ひとり歩き旅
午前中は今にも振り出しそうな曇り空だったのに、
午後から晴れ上がり、
月の出る頃にはすっかり雲がなくなる。

3月度の満月。
本当は3/7ですが、所要これあり6日に撮りました。


蒼くて寒々としている。


北米では、ワーム・ムーン(芋虫)という。
春になり気候が良くなり虫たちが動き出すころだから。

日本でも啓蟄 (けいちつ)と言って、地面が暖められて、
虫たちが地面から這い出る日があるのが、3月。

このころにボクは冬眠から覚めて地面から這い出てきた蛙を、
毎年見かける。

また、「おくのほそ道」の

・這い出でよ かいやが下の ひきの聲(こえ) 

芭蕉翁の俳句を思い出す。

・注 「かいや」とは蚕室をさし、
 「ひき」はヒキガエルのこと。

ボクの勝手な解釈、

蚕室の下でゲーゲー鳴いているカエルさん、
そんなところで隠れて鳴いていないで、
外へ出て来てよっ!!





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ひな祭りに想う

2023年03月07日 04時22分08秒 | 日記
PCをwindows10に切り替えた後
機械がうまく動いてくれず、
Blogを二週間ほどお休みした。



ひな祭りになると、それぞれの星を持った三人の姉を思い出す。
雛あられを貰い、しろざけ(アルコールのない)を貰った。
三人官女や五人囃子、
雪洞(ぼんぼり)にひし形の三色のお餅、
どうして右大臣なんて言うのだろうとか、
思い出される。

三女の姉は90歳過ぎまで生きながらえており、
娘たちに、ああだこうだと厄介をかけているらしい。

老衰で96歳まで生きた長女、次女は生まれて間もなく、
四女の姉は高血圧症で52歳で、亡くなった。


育ち盛りが太平洋戦争であった四女の姉と小二のボクと二人、
父親の実家の片田舎に疎開した。

四方を山に囲まれた盆地の北側の山麓に、
盆地全体を見渡せる、
南向きの大きな家であった。

玄関を入ると、右側は冬季の作業場で板の間を入れれば、
十畳以上あっただろうか、
さらにその右側に厠があって、
夜などトイレに行くのさえ真っ暗で怖かった記憶である。

この作業場の北側が牛小屋になっており、
農耕を手助けする牛を飼っていた。

芭蕉の「おくのほそ道」ではないが、

・ノミ虱馬が尿(ばり)する枕もと  翁

ではないが、
夜にはその音が聞こえることはあった。
ボクの場合は牛であったが・・・・



玄関の土間に入ったところの左側は、
十畳の座敷が二間続いており、
奥の部屋には床の間があり、
その横に神棚が据えられていた。

信ずる宗教は神様であり、
おじさんの葬式の時は、
かね、太鼓、笙の笛による、
にぎやかでお祭り騒ぎのようで、
焼香するのではなく、サカキを供えて、
仏教のしめやかさではなく、
葬式なのに可笑しくて、
今にも噴出しそうになった記憶である。

話がそれてしまったが、
育ち盛りの姉は空腹に耐えられず、
木にある柿をとって空腹を満たしていた。
「居候三杯目にはそっと出し」の諺ではないが、
食事時に、三杯目のお代わりは、女性のすることではないと、
叔母からきつく諫められていたからだ。

そんなことで育ちざかりに戦後の食糧不足で、
身体がうまく成長できずいたに違いない。

秋深く、少し寒々しくなった折、
食後に、少し疲れたので、
先に休ませてほしいと亭主に告げて、
布団にくるまった。
52歳だった。

亭主の話では、やがていびきが聞こえてきたので、
よほど疲れていたのだろうと思い、
食事の後かたずけをし終わって、
自分も就寝の用意をすべく、姉に近づいたところ、
すでに亡くなったという。


桃の節句というのに、良い思い出はなく、
せめて今日は、節句の日にでた料理を楽しむことにしよう。

(スイスの名物料理、チーズフォンヂュ)










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