今日、内科医院でコロナワクチン7回目を摂取した。
家を出たら、すぐ、ぽつりぽつり雨が降ってきた。
天気予報では、午前中は曇りで、
午後から風と雨になるとのことだったが、
ワクチン注射の予約が午前11時だった。
家に帰る前には降らないだろうと、
そのまま摂取する医院へ行った。
予定の10分前に到着するのが、
ボクの約束時間を守る習慣だ。
予定通り摂取が終わって、
帰りのエレベーターに乗ったら、
上から降りてきた女性が濡れた傘を持っているので、
雨は少し降っているのですかと聞いたら、
ボクの身なりを眺めまわして、
傘をボクが持ってないのを確認して、
くだんの女性が答えた。
「う~ん、降っているかと聞かれて、
はい降っていますと答えにくい量の雨です。
家までどのくらいの距離があるのですか?」
と聞かれる。
「7~8分です。」とボク。
そう答えたら、女性が持っていたビニール傘を、
グイと差しだして、
「これ持って行ってください。」と言う。
ボクは手を出しながら、ビニール傘を受け取って、
「貴女(あなた)はどうします?」
「わたし1分で帰れますから」
「この傘、終わったらどうお返しすれば・・・」とボク。
しばらくしたら、
「どこかで同じような場面に出合ったら、
今日と同じことをしてくだされば・・・」と言って、
くだんの女性は、
雨の中をさっさと帰って行ってしまった。
雨はかなり降っている。
五分も歩けばびしょ濡れになりそう。
ありがたいやら、
なんだか胸がジーンとして、
捨てたもんじゃないな東京も、
こんな人情味のあることが・・・あるんだ。
ほっこりした気分で家に帰った。
お陰で傘が一本増えてしまった。
以来、雨は降っていない。
東京の女の人も、やさしい人が見えますね。
私も同じような経験があります。
若い頃バイトを終えて雨の中をアパートに帰る途中、後ろから来た若い女性が、傘を差しかけてくださいました。
私のアパート近くまで一緒に歩きました。
びしょ濡れにならなくて良かったです。
暗かったので彼女の顔はあまり分からなかったですが、彼女のやさしさが身に沁みました。
hide-sanさんのブログで、東京のやさしかった女性を思い出しました。