ねむの木に花が咲いた。
いつもは6月の終わり頃咲くのに、
今年は雨が多かった所為か、遅れて咲きだした。
(ねむの木1)
(ねむの木2)
漢字では「合歓木」と書く。
字をよく見ると「よろこびあうき」とボクには読める。
ねむの木は夕方になると葉が閉じ始め、
次第に葉は重なり合い、朝になるとまた葉は開く、
その様子が歓び睦合う、いとしい男女の様子を想わせる。
花は無数の赤い糸が扇形に開いたようで、
触れれば柔らかくそっと開いて行く。
(開いたねむの花1)
(開いたねむの花2)
話が飛ぶが、
芭蕉が「奥の細道」で象潟を訪ね、
・象潟や 雨に西施が ねぶの花 芭蕉
ねむの花が世界の美女に数えられる「西施」になぞらえて、
俳句を詠んだのは有名。
象潟のの蚶満寺(かんまんじ)門前には、
中国の美女「西施像」があり、
(蚶満寺前の「西施像」)
この西施の美人顔を想い、
ねむの花を鑑賞していただきたいと思います。
ねむの木というと、美智子さんを連想します。
>ねむの花が世界の美女に数えられる「西施」になぞらえて、俳句を詠んだのは有名。
大昔の美人は、今の基準とだいぶ違っているようで。
芭蕉の句も知りませんでした。
合歓の郷というのがありました。
ねむの木学園もあったと思います。
今日は久々の天気。
でも、また、明日から雨。
何時までも続くのでしょうか?
合歓の郷が現在もありますね。
ホテルとゴルフ場が有名ですが交通が不便で
車でないと行けないような感じ。
元はヤマハさんの開発したリゾート地でしたが
2007年に三井不動産に譲渡し
現在は鳥羽観光ホテルと同じ系列かな?
別に合歓の木が有るようには聞いてませんが
名前の由来は知りませんけど。
それで予報では、明日は最高気温22℃、
10℃も差があっては体が持ちません。
ねむの木学園は歌手の宮城まり子さん(この間故人になられた)が運営されて居ました。
障害を持つ子供たちの療養施設です。
流行歌手の宮城まり子さんは生涯をこの施設の管理で過ごされました。
美女の西施は、中国の美女で、呉越同舟の故事にある、越の国王 勾践が、呉の国王 夫差に贈った美女で、
呉の国王はこの美女にかまけて、越国に敗れた。
この故事の美女。
そうですね。
西施は大根足だったと言われ、胸の病があって、
胸に手を当て悩む姿が、男を虜にするほどの美女に見えたと言います。
ねむの花を見たことがありませんが、写真で見ると、清楚で可愛いですね。
漢字の合歓木、どう見ても、ねむの木とは読めません。
お説の様に、「よろこびあうき」というところから転じたのでしょうかね。