楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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春先の小石川後楽園―都立庭園へ行こう(その8)

2016年12月03日 06時06分14秒 | 東京の庭園
2012年の春先、小石川後楽園を訪ねた。(2012.3.16.)

(小石川後楽園入り口)


(入園料:一般300円、小学生以下と都内在住・在学の之中学生は無料)

(庭園入り口)


進むと左右に開ける。

(庭園1)

(庭園2)

(庭園3)


後楽園の名前は「先憂後楽」から採った。
水戸光圀が「民に先立って国を心配し、民が楽しんだ後に自分が楽しむ」
つまり、「苦労は先に片付ければ、後に安楽が待っている。」ということを表わした名前。
原文は「岳陽楼記(がくようろうき)」にある
「天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみにに後れて楽しむ」から命名したとある。

3月16日近所の梅が良く咲いたので、
小石川後楽園もきっときれいに違いないと、
期待して出かけた。
庭園に入ると、沢山あるサクラの木が寒そうに池の畔に立つ。
「春、サクラの季節になったらまた来ようね。」とカミさんに話しながら、
池の周りを散歩する。
池の端の石が、先の東北大震災の影響で崩れかかっているので、
「入らないでください」と竹で囲いがしてある。
もだ、後楽園までは、手が回らないようだ。
職人さんはまだ東北の方に行っているに違いない。
こんな所にも震災の影響はあったと驚きながら、梅林があるほうへ向う。

(丸屋)

(大泉水1)

(大泉水2)

(護岸の石は崩れ易い)

(白糸の滝)

(梅林1)


梅林は花が咲き揃って、とても美しい。
沢山見学者が写真を撮っていた。勿論ボクもそのうちの一人。
梅は一輪一輪も良いが、沢山あるのを遠景で観るほうがボクは好きだ
プーンと香る かすかな匂いも素晴らしい。

(見学者が多い)

(左手の流れが神田川)


梅林の横に神田川が流れている。
川に沿って歩くとその先に、円月橋がある。
ここも震災で石の足場が修復中で進むことが出来ない。
さらに光圀が朱瞬水の意見を取り入れて造った中国の西湖の堤も、
改修中であったので、
早々と引き揚げることにした。

(円月橋)


後楽園の周りを囲む外壁は白い土塀になっていて、
下段に積み上げた石垣は、
千代田城の外堀の石垣に使用されたものと同じ、
と説明にある。

(円月橋の足元の修復地)

(崩れた堤を修復している西湖の堤)

(後楽園を囲う土塀の石垣)


途中、お腹が空いたので食事をと思ったが、
大きなビルはあるものの、食事が出来るような場所が無さそう。
サラリーマン風の人たちがまとまって進む方向を見ると、
どうも弁当屋が出張販売に来ているので、それが目当てらしい。

食事場所はどこにでもあると、高をくくったのが間違いの元。
飯屋を探し歩くと、路地の奥で、サラリーマン風のネクタイ姿の人が、
しもた屋の前で立って下を見ている。
遠くからサラリーマンが見ている下を覘くと、
メニュウらしき看板を見ているようだ。
思い切って近づいて行くと、やっぱりメニュウで、
お蕎麦とうどん、それにサラリーマン用にセットメニュウがある。

ボクはマーボライスにおそば、カミサンが炊き込みご飯にうどんが好いという。
中を覘くと、人が列をなしている。
すごい満員だよとカミサンに言うと、丁度出てきた人が、
「回転は速いし、お値段もリーズナブルだし、少し待っていれば入れますよ」と
元気付けられたので、中に入ってチケットを買うのに先ず並ぶ。

チケット売り場で、ボクが年寄りと思ったのか、
普通盛りでなくスモールサイズがあるというので、
お願いしたら150円も安くなった。二人分〆て710円也。
殆んど待つことも無く出来上がり、
丁度適量の蕎麦とマーボライスを頂き、店を出た。

(子供の遠足か、楽しそう)

(紅梅)

(白梅)



秋になって紅葉の後楽園を観ようと出かけた。

つづきは次回へ。
コメント (14)
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