ひだまりクリニック~産んだ後にも母親学級~

杉並区で小児科医がひらいている母子で集えるクラスです。

復職に向けて・・・お母さんへエール

2014-02-24 23:30:15 | 母親への支援

杉並区では、先週保育園の発表がありました。

4月復職に向けて、いろんな思いがある季節ですね。

今年も杉並区は保育園事情が厳しく、うまく入れなかったという人もいらっしゃいます。

諦めてたけど、大丈夫だった!という人もいるのですが・・・

働くことに関しては、復職を目前にすると、心が揺れるものですね。

特に保育園に入りやすいからということで、迷った末の決断で半年内に復職することになった人は複雑な心境だと思います。

この時期、毎年復職講座というものをしていて、保育園入園したあとのかかりやすい感染症の話とか、

復職に合わせて断乳しなくていいということとか、生活リズムのこととか・・・いろんなお話しをしていました。

今年は、復職講座というのを特に企画してるわけではないですけれど、今日のひだまりクラスでも復職を4月に控えている人が四人参加されてまして。

一番復職講座で伝えたいことを少しお話ししました。

働くこと、こどもを育てること、そして、自分の状況や自分を助けてくれる環境とか背景とか・・・そんなことをすべて考えて決めてるのでしょうけれど、

実際にこどもを託して働くということを実際に始めると、泣く子を前に、ますます心が揺れるということもあるかもしれません。

でも、自分が悩んで自分で決めたんだ、と前向きになって乗り越えようね、ということをお話しています。

保育園ってとてもいいところだとも思います。

プロの保育士さんが何人もいてくれて、お友達と生活を一緒にして、一緒に育ちます。

前向きになって働くということの中には、人を信頼してこどもを託すということも含まれます。

信頼できる人と一緒に子育てできるということ・子育て仲間を作るということは、とても豊かなことでもあります。

「お母さんは頑張るよ。君も頑張って!きっと広い世界は楽しいよ」という気持ちでお子さんの背中を押してあげるって気持ちでいるといいと思います。

その方が、自分も子どもも楽。

以前、クラスに保育士さんのママが参加されてて、保育園にこどもをお願いするママ達に言いたいことって何?と聞いたら、

「みんなが思ってるほど、こども達はお母さんと別れたら泣いてないですよってこと」と言われてました。

なるほど、そうだろうと思いました。

心配で不安そうなお母さんの顔を見てると、こどもたちも余計に不安になってしまうでしょうから・・・

大丈夫、なんとかなる、きっとなんとかできるって前向きに・・・を心がけてみましょう。

もちろん、助けを求められるときはいろんな人に助けてもらうのがいいでしょう。

仕事も家事育児も完璧は目指さないでというのも大事。

上手に手抜きをしましょう。

そして、決めたのだから、働くということにグラグラしない方がいいです。

ちょっと試練の春かもしれませんが

みんな乗り切ってます

無理しないで、ママが前向きに頑張ることで、こどもも納得して頑張ってくれると思います。

復職されるお母さんにエールを送りたくって書いてみました

 

 


お産(前後)を大事に・・・お母さんが大事にされるのが大事

2013-12-26 23:50:37 | 母親への支援

クリスマス、終わってしまってこの時期本当に慌ただしい時期ですね。

私も仕事が忙しくブログ更新を怠っておりました・・・

知ろう小児医療の会などで、知り合うことのできた産婦人科医で公衆衛生の研究者でいらっしゃる吉田穂波先生が、

5人目!のお産後のことを書かれているブログがあります。

「ベテランママドクターも産後はへこむ」

そうですよね~その通りですよね~

こんな素晴らしい人でも?なんでもさっさかできそうな人でも?って思われそうですけど。

でも、産後はそれくらい特殊な状況なんですよってことですね。

一人子どもが産まれる、ある家庭に一人の新しい家族が増える、って、とても大きな出来事ですね。

家族の要であるお母さんの負担は毎回大変なものです。

もちろん、子どもにもよりますし、周りの環境にもよるのですが。

だからこそ、周りの環境が母親を支えるものであってほしいです。

お母さんも周りをもっと頼っていいとか、できない自分がおかしいのでないことを知ってほしいのです。

特に夫が支えて欲しいと思うけれど、察することが苦手な人種ですから、上手に伝えることができるとよいですね。

お母さんが「できない」「うまくいかない」「私が問題なんだ」と考えて苦しいときは、

実は、お母さんの問題だということよりも、お母さんの支えが少ないからということではないかと思います。

だれだって最初から母性全開で幸せ!!ってことはないでしょう。

一か月健診で出会うお母さんは、新米ママだとほとんど、本当に必死な表情で些細なことも気になって、という方ばかりです。

その必死な日々がお母さんとしての自信につながっていくとはいえ、支えが大きかったら、よりその過程は楽で幸せを感じやすいのですよね。

だからこそ、お父さんの出番があるんです。

妻が何を望んでいるか、そこに焦点を当てて欲しいのです。

産まれて特に2~3か月は特に重要です。

はっきり言ってしまうと、この時期に残った恨みはかな~りなが~く何倍にもなって残ってしまうものです。

逆に大事にされた記憶も決して色褪せません。なが~く何倍にもなって感謝が残ります。

感謝貯金のポイント倍出し!(スーパーみたいな)のチャンスです。(←まさにピンチはチャンス!)

大事な点は、自分でこれがいいだろうという勝手な思い込みで手伝ったつもりで満足しないこと。

何が助かるのか、(わからないときは聞いて)きっちりとポイントをためてください。

手伝いでなくても嬉しい言葉もありますね。

言葉だけで、妻が母親になっていく力になるなんてすばらしいことですよね。

妊娠中に、本当はこのこと、プレお父さんに伝えたいのですけどね・・・

父親学級や両親学級のお誘いは小児科医にはないので残念なんですが・・・

でも、私は声を大にして言いたいです。

妊娠中のコミュニケーションは産後のコミュニケーションに繋がること。

お産を大事にする、満足で幸せなお産を目指す(思い通りにならなくてもそれを受け入れる覚悟も含めて準備です)こと。

そこから始まる子育ては、とてもスムーズだと思います。

プレママもプレパパも頑張って!

ゴールは必ず来るし、今は出産がゴールだと思っているでしょうけれど、実は、大事な通過点であり、スタートでもあるのです。

全てのお母さんが医療の場で、家庭で、職場で、地域社会で、そして国からも、大事にされることを心から願っています。

お母さんをとりまくあらゆる関係の中で、大事にされますように。

そのことが、母親を幸せにして、子どもに向かう力になっていくからです。

これは、母と子を診てきた私の確信です。私の仕事の核心です。

 

 


本当のイクメンって・・・

2013-11-11 00:59:26 | 母親への支援

先日、練馬で「産後クライシス」というお題で、お話させていただきました。

貫井ぴよぴよという素敵なほっこりした子育て中の皆さんが集まる広場です。

お話会のあと、NPOを作り10年以上子育て広場の運営をされてきたみなさんとおしゃべりする機会があり、

とても楽しく参考になる話ばかりでした。

みなさん、熱いんですよね~

(私も今後、子育てしてるみんなが集まれる場を作っていきたいので)

その中で、これこそ本当のイクメンだねっていうパパの発言をききまいした。

パパがときどき子育て広場に赤ちゃんと二人で見えるそうです。

それはやはり珍しい光景なので、「えらいですね~」とスタッフや多くのママに言われるそう。

本当のイクメンはそこで一言

「自分なんてときどきですから、ず~っとこれをやってる妻は本当にえらいです!」と即座に否定の心からの言葉がでるそうです。

そうでしょ?えらいでしょ?という反応もあるのでしょうね・・・

やらなきゃというイクメンも、やらないよりはいいけれど。

でも、こんなに自分はやってるんだというイクメンはちょっと困りもの。

外ではいい顔をするのに、家では・・・という自称イクメンも最近いるみたい、これもかなりの困りもの。

支援することになってない場合もあるので、察することが下手な男性には伝えるしかありません。

支援することになってないのに、いっぱい頑張ってる気になられたら、母親も余計に疲れます。

パパに伝えたいことは・・・

常に「ママは何をしてほしいのか?」に焦点をあててください!ということ。

ママを大事にすると、それが子どもに届きますよということ。

ママに伝えたいことは・・・

パパには具体的に頼みごとをしてください。

(言われる前にはできないもののようです、察することの苦手な生き物のようです、男の人は)

これは、練習と思ってねと最近伝えてます。

今後、多くの方々に頼っていく練習。

子育ては一人ではできないものです。

赤ちゃんのときは必死でなんとかなったとしても、成長とともに、子どもの世界は確実に広がる。

信頼できる多くの人と子育てができると、それは本当に豊かな子育てになると思います。

そうそう、こんな素敵なパパの言葉も。

赤ちゃんとツーショットのときに、「パパを独り占めね~」とスタッフが声をかけたら、

「逆ですよ、こちらが赤ちゃんを独り占めさせてもらってるんです~」と。

やっぱり、世の中には本物のイクメンがいる。

イクメンにも初心者から上級者まで・・・

めざせ!上級者!ですね~

 

 


杉並区の児童館がなくなってしまうって??

2013-11-06 23:51:09 | 母親への支援

 

杉並区「施設再編整備計画(素案)」説明会

 
 

【第1回】

日時 : 2013年11月23日(土) 14時から

場所 : 区役所第四会議室 中棟6階 (阿佐谷南1-15-1)

定員 : 100名

【第2回】

日時 : 2013年11月26日(火) 19時から

場所 : 井草地域区民センター (下井草5-7-22)

定員 : 70名

【第3回】

日時 : 2013年11月27日(水) 19時から

場所 : セシオン杉並 (梅里1-22-32)

定員 : 120名

【第4回】

日時 : 2013年11月28日(木) 19時から

場所 : 高井戸地域区民センター (高井戸東3-7-5)

定員 : 70名
 
先着順・直接会場へということです。
 
担当部署は杉並区役所制作経営部企画課施設再編・整備担当、財政課
 
03-3312-2111(代表)です。
 
児童館がなくなってしまうと困るというお母さん、どういうことか知る・声をあげてみる・友達とはなす・など・・・できることは何でしょうか?
 
知らないところで決まって、後で、困る!なんで!とならないように・・・と願っています。
 
政治は遠いところのものでなく、私たちの生活に直結してることなんですよね。
 
ひだまりクラスでも、区議の山本あけみさんをお招きしてお話しをうかがうという企画があります。
 
どういうことになってるのか、詳しい説明を聴けると思います。
 
山本さんもお母さんたちのリアルな意見をとても知りたいとおっしゃってくださってます。
 
11月25日です。
 
 
 
当日はB型肝炎がなぜ必要かというお話も私からします。
 
山本さんが、議会でB型肝炎の助成の話し合いを提案してくださってますので。
 
今日、ひだまりクラスに参加された方が、杉並区で予防接種に熱心に取り組んでいらっしゃるある医院を受診したときに
 
B型肝炎の必要性をすごく力説されたとのことでした。
 
私、B型肝炎の必要性は一応説明するんですが、押しが足りない、という自覚、あります・・・
 
その先生は・・・
 
「ロタ胃腸炎では死なないんだよ。B型肝炎は死ぬ病気なんだよ。なんでしないの?」と言われたとのこと。
 
本当にその通りなんですよね。
 
B型肝炎は子宮頸がんワクチンよりも古い癌予防ワクチンなんですよ。
 
このフレーズ、参考にして、私もきちんと接種しましょうとお話ししようと思います。
 
杉並区のB型肝炎ワクチン、助成になるといいのですが・・・
 
 

舌小帯を切ったことを後悔しているお母さんへ・・・

2013-03-28 22:37:04 | 母親への支援

前回の記事は、私は本当に思い切って書きました。

えいっと勇気を持って「投稿」をクリックしました。

・・・やったことに疑問を持っている人を傷つけるのではないか、子どもに不要な手術をしたと後悔させるのではないか・・・

その思いがあったから、今まで書けないでいたことなのです。

もちろん、目前で診る縁のあった方には、舌小帯のことを聞かれたら、

その人の表情を見て、どんなことを言うか考えながらいうこともできますから、

言えることを傷つけないように言っています。

また、やってよかったという人にも稀ですがいます。

そういう場合は、「自分の選んだ方法で納得できる結果が出てよかったね」と言っています。

「それは間違っている」などとはいいません。

(ただ、やってホッとした効果があるかもとは思いますし、「信じる者は救われる」効果を感じます。)

でも、ブログの記事は違う。

傷つけたこともわからないし、どのようにもフォローのしようもない。

未然に防ぎたいという気持ちで書いたけど、すでにしてしまった人を傷つけるかも・・・

でも、防ぎたい。

伝えなきゃいけない。

このことを知ってもらって、きちんと納得できていないでするのはとても危険な手術だと伝えなければと思いました。

(命の危険ではなくて、納得できなかったときの精神的なダメージという意味での危険です)

ツイッターでは、多くの方がおかしなことだという反応をしてくださいましたし、反響の大きさが問題の根深さを示しています。

そして、切除した人、それに満足している人も、後悔している人も反応はほとんどありませんでした。

複雑な気持ちで、でも口をつぐんでいる人は、反応がなくても多いだろうと思います。

そんな中、ブログのコメントで「やりました」と書いてくださった方がいました。

ゆうままさんです。

少ない言葉の中に、いろいろな思いがあるのだろうと思います。

「二年前、息子が一歳の時にやりました。十万以上払いました。

気になっていた症状は一向に改善せず、一体なんだったんだろうと思っています。

とにかく痛そうで可哀相でした。

しなくて良いものだったとすると、とても胸がいたみます。」

とのことでした。

保健センターでの健診で出会った、混乱して泣いていたお母さんと私の中で重なりました。

追いつめられて切除してしまって、辛い思いを抱えているお母さんへ・・・

苦しまないでほしくて、返事を書きました。

前回の記事を読んで苦しくなったお母さんに読んでもらえたらな・・・と願っています。

 

ゆうままさま、(そして、切除してしまったことを苦しく思っているお母さんへ)

辛い経験をおもいだすことで、また辛い思いをされているかもしれないですね。

それなのに、お話しを教えてくださってありがとうございました。

しないで済む手術だったと知ることはとても切なくて辛いことだと思います。

今日も、ひだまりクラスで(私がクリニックでしている母親学級です)お話ししてたんですが、

後になって思うとあれは失敗だったなぁということを、だれだってしてます。

後悔のない母親なんていないのではないでしょうか?

もちろん、一人の未熟な母親だった私も同じでした。

小児科医なんて誰にも知られたくない、そう思って子育てしていました。

思い出すと辛くなり泣くことをよくしていました。

特に、二人目の出産で幸せなお産を経験した直後、一人目の出産子育てを思い出しては泣いたものです。

小児科医だから子育ては楽にできるなんてとんでもないことで、

私の場合は、逆に辛かったです。

医学と育児は全く違います。

多くの専門家といわれる人が「私はママとしては赤ちゃんなのよ~」と思ってます。

周りから「専門家でいいわね~子育て上手でしょうね。」と言われてプレッシャーだという共通の悩みを多くの人が持っているのですよね。

(小児科医だけでなく、看護師さんとか助産師さんとか、保育士さんとか学校や幼稚園の先生とか・・・)

どんな専門家であっても、新米のママからですから。

私も、失敗談だけで子育て相談できるくらいいろいろな後悔があります。

私の失敗で安心できるならいくらでもしてあげるっていつも思っています。

失敗はつきものですけど、でも、自信を持って言えることが一つあります。

その未熟で無知な母ながら、そのときそのときのベストで一生懸命やってたことだけはまちがいないと。

だから、しかたなかったな・・・ごめんね、って子どもには思ってます。

自分を責める気持ちは持たないようにしてます。

(それは時に難しいことではありますが)

子どものことを一生懸命考えて、その時よいと思ったことをしただけなんですから。

ひどいのは、そういうお母さんの一生懸命なわらにもすがるような気持ちを利用するようなやり方をする人たちなんですから。

お母さんを支えるということは、お母さんの不安を取り除くのが一番大事なのに・・・

お母さんが望む子育てをするために、自分のできることをする、お母さんの苦しさをとるためのことをする、そういうことだと思います。

理想と現実はちがってくることが多いし、子育てもそう。

その中で、自分の納得できる選択をするしかなくて、

その自分なりの選択をするために、お手伝いするのが支援者の仕事だと思います。

お手伝いの中には、正しい科学的な医療知識を伝えることが入ります。

こうしなければと脅すことは絶対あってはならないことです。

今やらないと後で大事になる、思春期に大きな隔たりが生じる、

そんな先のことなど、どうして、舌小帯を切って全面的に解決できるというのでしょうか。

今の、悩みが舌小帯のせいだと、その悩みに苦しむお母さんを不安に陥れることのどこが母親を支援していることになるのでしょうか。

・おっぱいが飲めない、せっかく出ているおっぱいを飲みとれないので乳腺炎になる

・肌が白い、口の周りが青白い。

・よく泣く、あまり寝ない、鳴き声が甲高い。

・身体が固い、股関節が固い、むきぐせがある。

・湿疹、アトピー性皮膚炎

・髪の毛がたっている

・手足が冷たい

・活気がない、目がうつろ・・・などなど

そして、これらの育児の悩みが解決できるといいます。

そうやって、体力的にも限界でフラフラになって子育てして、

冷静な判断ができない状態の、不安でつぶれそうな気持ちでいる母親を脅すなんて、こんなひどいことはないです。

支援とは逆のことをしています。

さらに、小児科医には相談に行ってはダメという人までいます。

(小児科医は、この処置、まちがいなく止めますからね)

普通の歯科・耳鼻科も、乳児期早期にはこの処置をしません。

少なくとも早くやったほうがいい、とはいわないでしょう。

だから、日本に数カ所しかないクリニックを紹介しています。

 

切除する耳鼻科医は入室した赤ちゃんを見るだけで(診る前に)これはひどい状態だったねとよく言っています。

ネットで捜すといろんな手術体験記に、一目見るなり「これは重傷」と言われたとあります。

が、一目で子どもを見抜くなんて小児科医には思いもよらないことだと思います。

いろんな状態があるのがあたりまえで、泣いているときも笑っているときも眠いときもあるのに・・・

大人のように、取り繕うということは絶対しない時期ですから。

いつでも、どこでも寝てしまう、ぐずることもあるのですから。

診察室だとお利口にする赤ちゃんなんていませんから。

 

そんな特殊な人に出会ってしまって、悩んでしまい、でも、「子どものために決断しないと」と言われ・・・

冷静になれないときに、母乳マッサージで助けてもらってありがたいと思っている専門家からたたみかけられ、

言われるまま手術してしまったお母さんを誰が非難できるでしょうか?

非難されるべきは支援とは程遠いことをしている助産師と、

エビデンスのない手術をしている耳鼻科医ではないですか。

(ことさらエビデンスエビデンスと言い立てるというのは、私は好きではないのですけれど、

あまりにもひどい勧め方なので、こう書いています。

本当に正しい処置だというなら、学会できちんとデータを出して、多くの人に証明して

納得してもらうべきです。

これは、新しい認められていない治療をする人が、自説の正しさを主張するには必須の事だと思います。

これは、いろんな民間療法に言えること。

癌の治療、アトピー性皮膚炎などなど、困っている人の弱っている心を利用しているひどいものが多くあります。

どれもが、学会での発表やデータを出しているわけではないのです。

単純な症例報告をいくら報告しても、納得されるわけではありません。

 

 一生懸命な、子どものためなら何でもする気持ちでいる自分が

そのとき選んだことを後悔したり、思い出して後ろ向きになったりするのは、やめましょうね。

お子さんは元気にそだってくれているのでしょう?それが答えなんですから。

私の辛い経験だった息子も(もう21歳)神経質で、夜泣きがひどくて、食べなくて、小さくて、私から離れなかった赤ちゃん。

本当にそのたびに辛かったものですが、優しいお兄ちゃんに育ってくれてます。

それだけで充分だと思っています。

もちろん、小学校中学校高校と・・・いろんなこともありましたけどね。

理想通りには子育ては行かないけど、その時々、親は良かれと思うことをやっていくしかないのですよね。

まだまだ、元気に楽しくやっていかないとね。親が楽しそうに暮らしてると、この世は生きる価値があると思うものだと思います。

余計な心配なことを書き散らしたかもしれませんが・・・

保健センターで泣かれたお母さんに話しかけるつもりで書いてしまいました。

失礼しました。

子育てはまだまだ続きますよね。

終わったことは否定しないで受け入れて(一生懸命子育てした自分を褒めてあげてください)

いつも新しい気持ちでやっていけばいいのだと思います。

苦しい経験が自分を育てているのだから。

問題を突き付けてくれる子どもが自分を育ててくれているのだから。

だから、過去のことをくよくよ考えないで、これからを見ていきましょう。

苦しんだからこそわかったことを大事にしたらいいと思います。

苦しんだからこそ成長した自分っているのではないかなと思いますよ。

そういう自分を愛おしんで、自分を活かしてあげることを考えてみたらいいのではないでしょうか。