駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

お宝ヴィンテージ(1)

2006年03月20日 | お宝ヴィンテージ
世の中ヴィンテージ物が溢れておりまして、やたら人気であります。
ヤフオクなんかを覗いてみてますってぇと、何だか物にならないような古臭いだけの、ただのポンコツですらヴィンテージだのレアな商品だってんで高い値段で売りに出しておりまして、パソコン相手に「なんだいこりゃ、人を馬鹿にしやがって」だの「こいつぁ、自慢したいだけだな」なんて独り言をつぶやきシローな始末であります。
一方、BSEだかPSEだか知らないが、電器用品安全法という悪法により中古アンプやキーボードやエフェクターなどが4月以降売買できなるなるという事態は、4月目前になって有名ミュージシャン達の署名運動などもあり、「ヴィンテージ物は除く」という一文が付いてどうやら回避されたようだ。
となればなったで、果たしてどこからどこまでがヴィンテージなんだ?という疑問が飛び交うわけでありますけれども、たぶん中古であれば新しい中古でも縄文時代に製造された電気製品でも「Wオーケイ!」っていうくらいアバウトなんだろうなって気がするであります。
どのみちこの手の法律は、思いつきで電器メーカーに媚を売ってみたものの、すぐに施行できないので5年の猶予期間を設けたが、その時期が来たら世の中の流れと逆行する悪法になっちまったっていう程度なんでしょうから、思い切って初めからなかったことにしますって、素直に謝ってくれたらかえって政党のイメージアップになると思うんだけどな~。

そんなこんなで、ますますヴィンテージの格が上がり、お宝鑑定団の地位もますます向上するわけでありますが、オレの持っている古いだけの楽器たちも「オレだってたまには日の目を見たいぜー!」とムンクの叫び声を上げている。
写真はPAISTE602シリーズの20インチミディアムトップシンバル。確か1973~1975年製だと思う。うわ~、もう30年以上も前なんだ。
たかがシンバル、されどシンバル。パイステのシンバルはヴィンテージ物でも値段が高い。特にハイハットのサウンドエッジは今でも新品価格から変わらない。たまに安いな、と思ったらひびや欠けがあったり、保存が悪くて青さびだったりする。
自分の保存しているこのパイステは、実は友人から預かったもの。今は既にドラムを引退して何年も叩いていない彼だが、かつて仕事で親元を離れ東京に旅立つ前に「どうか大事に使ってくれ」という言葉と共に置いていったシンバルだ。高校生だった彼が、小遣いを貯めて買ったシンバルなんだろうと思う。
602のシンバルは、材質なのか厚みのせいなのか、音に独特の軽さがあり、ハイハットとクラッシュなら好きだったがトップはイマイチ好きになれなくって、殆んど使用したことがない。その頃オレはかなり頑固なジルジャン派だったのだ。
だが、このところスタジオの練習用ドラムキットのシンバルを替えてみて、何年振りかに602のトップを叩いて、思わず懐かしくって青春時代を思い出してうるうるしてしまいそうだった。
そーかー、パイステ602は、オレの青春だったんだ~!
「海のばかやろ~♪」
太平洋に向かって叫んじゃったりして。たいへんよ。。。。
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休日の練習日

2006年03月19日 | バンド
今日は昼過ぎから「Sexy Voice」の練習だった。
久し振りだったし、新曲も増やしているのでやる気満々だった。
休日の昼過ぎからの練習ということで、オレは家族への最大限の配慮をして、レストランでランチを奮発してからスタジオに行くことにしたのであった。すると、何と体調の悪い母親まで参加してくれたのであった。
ということで、練習前にドヤドヤとレストランに落ち着いたオレ達だったが、思い切り奮発したおかげで料理の量が多くて余ってしまった。しかし貧乏性で食い物を残せないオレは「もったいない」精神を発揮して食べ過ぎてしまった。その結果腹は苦しいし、練習中に眠たくなるし、まあなんとおバカで幸せなオレなんだろうという感じだった。
まあ、そんなことはどうでもいいのだが、今日の昼はWBC準決勝の対韓国戦もあったわけで、家でビールでも飲みながら一人TVで応援するってのもありだ。でも、韓国にまたも悔しい負け方をしたようなもんなら、せっかくのビールの後味が不味くなってしまって、今日の一日が「もったいない」気がして堪らない。だから、野球のことなど一切忘れてバンドの練習をしていたほうが、気が楽かなー、なんて思ったりもしていた。
まあ、こんなこともどうでもいいことだ。
オレが仲間たちと借りているスタジオには、自分のドラムセットが置いてある。写真はそのキットの俯瞰図である。10数年前のPEARLのMRである。タムのサイズは左から8,10,12,フロアが16でセットしている。練習用に使用している状況なので、ヘッドも替えていないし、音作りもテキトーだ。にもかかわらず、PEARLドラムのハイクオリテなセットは文句なくオレの心をくすぐるいい音である。
8のタムは今まで全く使った事がなかったが、最近セットして使っている。せっかくあるのに使わなきゃ「もったいない」精神を発揮しただけで、ライブやレコーディングで使う予定は全然ない。
まあ、こんなこともどうでもいいかもしれない。
実はSexy Voiceのライブを4月7日にザ・コットン倶楽部で行う予定をしていたが、諸事情によりできなくなった。結局は、昨日の告知のように、「WATTS」と「emu」さんでジョイントライブを行うことに固まったのだ。だから、Sexy Voiceとしては今は準備段階であり、次回のライブを計画するまでに曲数を増やし、力をつけるのを目的として定期的に練習することにしている。
今日の練習自体は、メンバーのうちギターのMさんとキーボードのIさんが風邪で休みということで、かなり寂しい感はあったが、それなりに練習はできるものだ。
新曲も、リズム隊がまとまっていれば後は何とかなるじゃんねー、みたいなアバウトなところで今日の練習が終了した。
夕方になってきたが、日も高くなってまだ明るかったが、そろそろ喉も渇いてビールでも飲みたいなという感じだったが、すっかり忘れていたWBCの結果が日本の完封勝ちだった。後のインタビューでイチローが「本当に気分がいい」というようなことを言っていたが、オレも気分スッキリ、スカッと爽やかコカコーラって感じだ!
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ライブ告知

2006年03月18日 | バンド
告知しま~す。
4月7日の金曜日、「WATTS」ライブがあります!
場所は、豊橋「ザ・コットン倶楽部」です。
WATTSはコットン倶楽部では二度目のライブになります。
またまた新曲も増えて、気合が入っています。
前回はPOWDERのバンマスでもあり、お笑い系?実力派サックスプレイヤーのいっちゃんとのコラボで楽しんでいただきましたが、次もスゴイプレイヤーをお迎えします。
今回は「emu」という、長野県在住の二胡とピアノのデュオバンドをお迎えして、いつもと違うハイソサエティーな夜になること間違いなし。
メンバーを紹介します。
二胡を担当するのが、一見するとお寺の住職っぽい「うみたこ」さん。今でこそ二胡という楽器は認知されていますが、彼は「女子十二楽坊」が二胡ブームを起こすはるか以前から二胡の魅力にはまり、独自に研究してきたスペシャリストです。日本での二胡の第一人者であることはいうまでもありません。ホームページもご覧ください。
ピアノ担当は「EMI」さん。以前はカラオケをバックに二胡を演奏していたうみたこさんですが、今回は強力なサポートメンバーとのデュオということで、楽しみです。
emuさんの演奏時間は19時ぐらいからの予定です。
その後、WATTSがガンガンぶっ飛ばしますので、こちらもお楽しみに!
ライブチャージは「ファイトマネー」制です。はっきり言ってタダ!ライブの後に気に入っていただけたら好きなだけボックスにチップインしてください。
よろぴく~!!
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ブログでレッスン(その3)

2006年03月17日 | ブログでレッスン
(写真は可愛い生徒クン)
ストロークの種類について
前回、前々回とシングルストローク(一つ打ち)と、両手打ちの練習方法の一例を説明しました。両手打ちについては、ボーストレーニングと呼ばれていて、ポピュラーな練習方法です。頑張って練習して欲しいと思います。
今回は、ストロークについて説明します。
ストロークというのは、スティックの振り下ろしと振り上げのことを言います。その動きは、肩、肘、手首、指の関節が微妙に動いてスティックをコントロールしています。オーバーアクション的な大きな振りは、肩の関節を使った腕の振りですし、スネアにアクセントを入れるときやタムを叩くときは肘の関節の動きになります。音符が細かくなれば手首の関節を使った振り、さらにロールや細かいフレーズには指の関節の動きでスティックを振ることになります。
シングルストロークの練習では、できるだけ肩の関節を使って腕全体を動かすように頑張って振ってみましょう。16分音符ぐらいまでは頑張ってみてくださいね。大きな動きですので5~6連符以上の細かい音符は叩くのが難しくなりますが、その分フルパワーで叩くことができます。余分な力は一切入れないようにして、スティックのチップ(先っぽ)に、自分の腕の重みとスティックの重みを預けるようにするのです。そうすれば、力まず、楽にでかい音が出せるということです。何度も言いますが、でかい音は力わざではなくスティックの高さと振り下ろすスピードが決め手なのです。ロックドラマーを目指すのなら、スムーズにかっこいいオーバーアクションができるように練習しましょう。
そうでなくても、音量のマックスとピアニシモの差が大きければ大きいほど、ダイナミクスのコントロールができて芸術的であるということになります。でかい音はよりでかく、小さな音はより小さく叩けるようにしましょう。巧いドラマーになるための秘訣ですぞ。
余談ですが、スネアのダイナミクスコントロールを学ぶのに素晴らしい教材があります。クラシックですが、ラヴェルのボレロを聴くと息の詰まるようなピアニッシモから、胸のすくようなフォルテシモのスネアサウンドが楽しめますね。「ボレロはクラシックのロッキンロールだ!」という言葉があります。誰が言ったかって?オレだ。がはははは。
ストロークで重要なことは、振り上げのストロークです。でかい音を出すためには、レディポジションでスティックが高いところにあるということが大切なんです。振り下ろすときにスティックが高い位置にあれば、叩いた音は自動的にでかい音になります。また、振り下ろすときに低い位置にあれば小さな音になります。
ここで4つのストロークを紹介します。
1. フルストローク。レディポジションでスティックが高い場所にあり、でかい音で叩いた後にその反動で高い位置までスティックを引き上げる。アクセントノートになり、次に叩く音もアクセントになります。
2. ダウンストローク。レディポジションでスティックが高い場所にあり、でかい音で叩いた後にスティックは低い位置のまま留まる。アクセントノートですが、次の音はノーアクセントです。
3. タップストローク。スティックが低い位置から小さな音で叩き、そのまま低い位置で留まる。ノーアクセントで、次の音も小さな音になります。
4. アップストローク。スティックは低い位置から、小さな音で叩き、そのまま高い位置に振り上げます。ノーアクセントですが、次の音はアクセントノートです。
細かく言えば、ハーフストロークというものも存在することになりますが、ここでは割愛します。
この4つのストロークを理解して、アップストロークの振り上げを身に付けると強弱の付け方が非常にスムーズになります。
このテクニックは、手が早く動くということよりも、ダイナミクスを上手に付けるという芸術的な幅に関することですので、地味に感じるかもしれませんが重要です。
是非、1~4までのストロークを連続して練習してみてください。片手ずつ、テンポは60で、フル~ダウン~タップ~アップと声に出して練習してください。いつか、やってよかったと思うことがあるのではないでしょうか。
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ブログでレッスン(その2)

2006年03月16日 | ブログでレッスン
両手打ちをしよう。
前回の続きです。シングルストローク(一つ打ち)はドラムの基本中の基本ですが、それゆえ奥が深いのです。どれだけ練習を積んだとしても、ドラマーである限り、スティックを握ることを辞める日までシングルストロークの難しさに悩み苦しむでしょう。何事も単純なことは奥が深いのだ。
では、なぜシングルストロークが難しいのか、と考えたら答えはまた単純なんです。
「右手と左手のバランスが悪い」ということですね。初心者のドラマーの場合、右利きの場合右手が100としたら、左は30ぐらいしか動きません。そこで、バランスの悪さを実感し、調整できる練習をします。それが両手打ちです。
シングルストロークと同じくメトロノームのテンポは60で4分音符で鳴らします。
足も同様に右足は4分音符で踏み、左足は2拍、4拍で踏みます。ここは大事です。忘れないでください。
両手でチェンジアップ、チェンジダウンします。初心者は16分音符まで4小節ごとに変化します。慣れたら5連符、6連符まで挑戦しましょう。死ぬことはありませんが、たぶん苦しくて笑っちゃいます。
それではやってみましょう。
1.4分音符で両手/両手/両手/両手と4小節叩きます。
2.8分音符で叩きます。一拍に2回叩きます。両手両手/両手両手/両手両手/両手両手。
3.3連符です。一拍ごとに3回叩きます。両手両手両手/両手両手両手/両手両手両手/両手両手両手ですね。
4.16分音符です。一拍ごとに4回です。両手両手両手両手/両手両手両手両手/両手両手両手両手/両手両手両手両手/となります。
5.5連符。一拍ごとに5回です。書きますかね~。両手両手両手両手両手/両手両手両手両手両手/両手両手両手両手両手/両手両手両手両手両手/両手両手両手両手両手。
たぶんこれ以上は無理なので書きません。つーか、両手という漢字が変に感じてきました。
これをやると最もよく分かるのが、右手と左手を振り上げた際の高さの違いです。高さが違うと、同時打ちをしてもパラッパラッという音になりますね。これをフラムと言って、重要なテクニックではありますが、同時打ちでフラムになってしまうとミスショットですね。あくまで、左右のスティックは一つの点となるように、左右のスティックの高さを揃えられるように頑張って練習してください。
この練習はものすごく疲れます。左右のスティックに神経を集中するせいですが、その分効果があります。耐久力も付きます。毎日練習することをお勧めします。
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ブログでレッスン(その1)

2006年03月14日 | ブログでレッスン
ドラムのレッスンをします。
初心者向けに基本中の基本からはじめます。
使用するものはメトロノームと練習台で、両手、両足を使い体全体でリズムキープすることを身に付けます。
メトロノームは振り子式よりも、できるだけ音の大きな電子式がいいですね。
練習台はメーカー品の高いやつを買う必要はありません。いらなくなった電話帳か、少年ジャンプ等の漫画雑誌を3~4冊、布のガムテープでぐるぐる巻きにすれば完成です。ほぼタダですね。
ドラム椅子も値段が高いので、なければ買わなくても結構です。
その代わりにホームセンターで、一個598円ぐらいで売っている安い4本足のパイプ椅子を二つ買いましょう。一個は自分が座り、一個は漫画雑誌の練習台を置けば準備完了です。ドラム椅子と練習台で安くても軽く1万円以上しますが、1,000円強で完成しました。練習台の高さは本の数で調整できます。
それでは始めます。
メトロノームのテンポは60で4分音符で鳴らします。
バスドラムを踏む右足は4分音符で踏みます。ハイハットを踏む左足は2拍、4拍で踏みます。(もちろん空踏みですよー!)足はこれからずうっとこのテンポをキープし続けます。
手の動きはシングルストロークから始めます。
両手は利き手から初めて交互にスティックを振ります。4小節ごとにスティックを振る回数を増やす「チェンジ・アップ」をやりましょう。1拍に叩く数を4小節ごとに一つずつ増やしていきます。
1.初めは4分音符でR/L/R/L(右からの例)というように4小節叩きます。
2.次の4小節は8分音符で叩きます。一拍に2回叩きます。RL/RL/RL/RLとなります。
3.続いての4小節は3連符です。一拍ごとに3回叩きます。RLR/LRL/RLR/LRLです。
4.16分音符です。一拍ごとに4回です。RLRL/RLRL/RLRL/RLRL
5.5連符。RLRLR/LRLRL/RLRLR/LRLRL
6.6連符。RLRLRL/RLRLRL/RLRLRL/RLRLRL
7.7連符。RLRLRLR/LRLRLRL/RLRLRLR/LRLRLRL
8.32分音符。RLRLRLRL/RLRLRLRL/RLRLRLRL/RLRLRLRL
初心者はここまでを目指しますが、慣れてきたら9連符、10連符まで目指しましょう。
32分音符(慣れたら10連符)まで叩いたら、チェンジダウンします。
8~7~6~5~4~3~2~1と一拍ごとに叩く数を減らしていきます。
上達のコツは、奇数と偶数の叩き分けです。偶数の場合は叩き始めた手が拍のアタマに必ず来るのでいいのですが、3~9までの奇数は拍のアタマがRまたはLで交互になりますので、一拍ごとに「右手、左手、右手、左手」と頭の中で確認をすることです。
そしてだんだんとやっているうちに慣れてきて、考えなくても右手と左手の感覚で確認することが出来ます。
最初は利き手で始めましたが、要領が掴めたら必ず不器用な手(右利きなら左手)からも始めるようにしましょう。そして、できるだけ高く振り上げるようにしましょう。ドラムのパワーは、力の強さでなく振り上げる高さと振り下ろすスピードです。高く振り上げることが出来ないと大きな音が出にくいのです。
さらに右手と左手を振り下ろした際に、目に残る残像が同じ高さになるようにしましょう。どうしても右利きの人は右を高く振り上げても左は低くなります。
あまり詳しくは解説できませんが、今日はここまで。
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ホワイトデー

2006年03月13日 | 駄日記
また消えてしまった。Escキーをさわっちゃいかんのに、やっちゃった。がっくり。

明日はホワイトデーだ。今日は雪が降って、積もったら本当にホワイトデーだ。
てな書き出しでいい感じでした。
ところが、またもやミスにより投稿する前に消えてしまったので、再び思い出しつつ、腹立ちつつ、せっかく書き直した記事でしたが、翌日読み直したらあまりにもつまんない記事だったので、削除しました。
このところ、愚痴っぽい記事を書いたりして、ホントにやーねー!
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3月10日Merry You定期ライブ-続編

2006年03月12日 | ライブレポ
写真はメリーユーのドラムセット。ドラムマットとしてカーペットを敷いてある。
これにより、バスドラムやハイハットスタンドが滑って演奏に支障をきたすことがなくなった。とにかく、足で踏み演奏するわけだから大変な推進力があるわけで、いちいち前にズルズル動かれては落ち着かず、ストレスがたまる。ボトムが安定してこそいい演奏が出来るわけで、演奏中に曲も上の空で動き回る楽器と格闘するのは本来業務ではなく、かなりきつい。だが、そこのところに気付かないライブハウスはやはり多い。メリーユーのように、ドラマーがマスターの店は少ないのだ。
また、カーペットによりスネアスタンドも安定する。スネアは曲によっては思い切りハードヒットする。POWDERはロッキンロールバンドだから、ライブの後半の盛り上がったときには、オレもハードロッカーのように思い切りぶっ叩く。
ドラマーでない方はご存じないと思うが、スネアは叩くと手前に滑るのだ。(オレのギャグはどう滑るんだろう?)手前というのは自分の体に向かってくるという意味だ。スネアは股の間にセッティングしてあるので、体に向かってきたら○マ○マちゃんにぶつかるということで、ヤバイ。スネアが○マに当たると痛いし、それよりも何よりもスティックで誤って○マを思い切り叩いてしまったら、もっとヤバイ。過去に経験があるが、死ぬほど痛い。下手をしたら人生変わるかもしれない。男であることを諦めて、違う世界に行かなくっちゃならないかも知れないわよ~。
ということで、○マを連発してシモネタ風になってきたが、オレの使用しているスティックはTAMAのヒッコリーである。タマタマですけど。がははは。

カーペット効果は、他にもサウンド面にいい効果がある。吸音効果があって、各ドラムやシンバルの重なり合った倍音を吸収してくれる。ドラムセットは複合打楽器で、同時に何種類かの楽器を鳴らすので、当然音がぶつかり合う。その高周波、低周波の嫌な部分をけっこう吸い取ってくれているようで、ドラマーの耳にも優しい気がする。これはオレの感覚なので検証はしていないが、気のせいだけではないと思う。オレの長年の経験で、ドラムマットにはカーペットがいいと言い続けている理由がそこにあるのだ!ってか。

ついでに、ドラマーでない方に語っちゃう。スネアというのはSNARE DRUMのことで、小太鼓の裏側に金属やナイロンのギターの弦のようなスナッピー(響き線)が付いたものである。SNAREは英語で仕掛けとか罠とか誘惑という意味で、スナッピーの仕掛けが付いた小太鼓である。

関係ないけれど、かつてゴスペルにはまっていた頃、ゴスペルの名曲「Amazing Grace」(本田美奈子さんや多くの歌手が歌って有名なアメイジング・グレイス)の歌詞にSNAREが出てきて感慨深いものを感じたものだ。
それは3番の歌詞で、
Through many dangers, toils, and snares
I have already come
'Tis grace hath brought me safe thus far
And grace will lead me home
あらゆる危険、苦しみ、罠はいつも私を試す。
いままで私が守られているのは大いなる恵み。
そしていつか私を天国にいざなってくれる。

神聖な歌詞である。○マだのシモネタだののすぐ後に申し訳ない。バチが当たりそうだ。バチが○に当たったら痛いのだ。あ、またまたシモネタになってしまった。またまたには○マがある。おっと、もうやめとこ。
ドラマーにとって、スネアサウンドも神聖なものである。オレはスネアサウンドを試行錯誤し続けていて、今回のライブでもいじくってみた。だがまだ物足りない。次回のライブでも多分いじくると思う。
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3月10日Merry You定期ライブ

2006年03月11日 | ライブレポ
オレの愛するロッキンロールバンドPOWDERでは、現在は月に2回ほど浜松で定期ライブを行う。第2と第4金曜日である。他に豊橋あたりで不定期なライブを行う場合も、第1か第3金曜日が多い。花の金曜日だから、サラリーマンという立場でも気分よく、バンドマンとしてもワクワクして楽しみだ。
明日が休みだから嬉しいとか、人前で演奏できること自体が嬉しいという面も確かにあるが、さすがに20年以上も同じようなジャンルの音楽を、ずうっと途切れることなく演奏し続けていると、演奏する行為自体は正直なところさほど感動しない。ただ、逆にこの歳になってもまだ体が動かせる喜びと感謝が湧いてきてしまっている。まあ~何ちゅうかジジイの物言いだのん。そんな言い方をするのにも伏線があって、このところ体調が優れないことが多く、ライブ当日にも違う意味でハラハラドキドキしてしまうことが多い。浜松まで行けるかなーから始まって、ドラムを演奏できるのかなー、3ステージ持つかなー、無事に帰れるかなーまでやたらいろいろと心配なのだ。謎の寝違い状態での首から上の痛みは、今日で4日目になっても治っていない。朝は首が固まってしまって強い痛みがある。ま、そんなんでも昨日のライブは何ら影響なく演奏しきったのでオレ自身は満足だ。過去にも何度かあったし、転んでもただじゃ死なないオレだぞー!である。
いくら体がエラくてもライブが楽しみな要因は、信頼する大好きなメンバー達と、ライブでしか会うことの出来ない常連さんたちに会える点だ。
浜松でのライブを楽しみにしてくださって、毎回のように集まってくれる方達がたくさんいたら、ちょっとやそっと体が痛くたって、万難を排して出かけますとも。オレよりも年上の方達があんなに輝いているのだから。
本当に何ともならない日がいつか来るんでしょうが、今のところはもっともっと力をつけて攻撃的にいきたいと思っている。
POWDERの楽屋ネタは、いつでも尿酸値やら体脂肪率やら病気やら髪の毛が薄いだのという話題ばっかり飛んでいて、オヤジバンドの極致である。一方、お客さんと話しても、腰は大丈夫かとか痔はもういいのかとか、体をいたわる会話から始まるのだ。POWDERてや老人会か?
昨日は、ライブが終わった後、もんさとスポーツクラブについて話をした。オレもなまりきった体を絞り込むために行きたいなと思っていたので、とても参考になった。甘やかしすぎた体は、ヒマなときにジョギングする程度では鍛えるところまでいかないのだ。
続く
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首を痛めて

2006年03月09日 | 駄日記
今日はめちゃくちゃ寝不足だった。
夕べ首が痛くて寝返りが打てなくって、殆んど眠れなかった。イテテテ、って目が覚めたら痛くって全然眠れずに起き上がってしまった。眠いんだけど横になれなくて明け方の太陽が恋しかったもんな。たまにこういう時があるけど、辛いっス。
昨日の朝の肩と首から上の痛みが、夕方になったら耐えられないほどになって、帰宅して酒を飲んだら少し楽になったんだけど、横になってスヤスヤと眠ったら首が固まってしまった。
これを寝違いと呼ぶのかどうか分からないけど、今日「教えて!goo」で「寝違い」のキーワードで調べたらビックリシャックリ!出てくる出てくる、オレとおんなじ症状の人がいっぱい。
あちこち読んでいくと、原因がはっきりしないで単に首が痛い状態では、捻挫と呼ぶわけにもいかず「寝違い」ぐらいしか言いようがないらしい。医者にかかっても、とりあえず痛みがあるうちは根本治療も出来ないので、湿布薬を出すぐらいで痛みを鎮めるのみだそうだ。だから、こんな状態のときは無理に車を運転して医者に行って待合室で痛みに耐えるよりも、自宅で楽な姿勢で湿布なり、アイスノンで患部を冷やして痛みの嵐が過ぎ去るのを待って、それから医者に行ったほうがいいみたいだ。
オレも今日は休みたかったが、昨日の午前中につまらん用事(出頭だ!)で休んでしまったので、無理して出勤した。午前中は約束やら予定が入っていたのでバタバタと出かけて、午後には疲れてしまって事務処理をすることにした。そして、暇を作ってはネットで「教えて!goo」とか病気のサイトなどを見たりしていた。
そこで、思わず参考になる病気の記事を見つけたり、指圧のツボのサイトやらを発見して勉強になった。そんなつもりではなかったのに、目からウロコをボロボロと落としてしまうほど、健康に関して無頓着な生活だったことが分かったのだ。
オレが一番気をつけるべきは、こんな「寝違い」で大騒ぎすることでははなく、肥満と糖尿に関する記事にあった生活習慣に気をつけるべきことだった。就寝前の大量飲酒、朝食抜き、昼の麺類ドカ食い、平日の運動不足を何とかしないとヤバイってことだ。何となく分かってはいたのだが、タバコ止めただけじゃダメなんだよねー。
今、肩と首および頭に痛みはあるものの、痛みの度合いは弱まって、明日のライブは何とか大丈夫だと思う。でも今夜も何だかんだと酒を飲みながら日記を付けている。この習慣こそが、オレの寿命を縮めているんだろうなって、心から実感しているオレなのだ。あ~、ダメよダメよダメなのよ~~!(島田一の介風に)
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