駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

イントロ謎解きアウフタクト

2011年11月02日 | ブログでレッスン
アウフタクトって何だ?
ということで、リズムのお勉強。
アウフタクトとは、弱起(じゃっき)とも言うんだけど、早い話が「食って入る曲」ってやつさ。
要するに4拍子の曲なんかでカウントすると「1、2、3ジャジャジャ」みたいな始まりの曲だよね。
ドラマー的には、シンコペーションを曲のイントロに持ってきてリズムをすべらすっていう方がカッコいい説明かもしれないけど、よけい意味が分からなかったりして。。。
簡単な例が、歌ものでは「森のくまさん」
「1、2、3あるーひ、もりのなか、くまさんに、であった♪」という歌い出しですね。
歌詞の語尾の「ひ」「か」「に」「た」がカウントの1に当たるというリズム遊びが心地良い。
歌から入る曲にはアウフタクトが多いですね。
しかし頭がたいへん分かりやすいので問題はありませんが、イントロが楽器で始まる場合は要注意です。
イントロのカウントはドラマーの重要な仕事ですから、曲の作りを知っておかなくてはなりません。
アウフタクトの曲を4拍子で頭からカウントしてしまうと、曲に入ったとたん小節が分からなくなって「ありゃりゃりゃ~?」ってなること必至です。
そうなると、曲の作者の思うつぼ。
そこを狙ってのトリックだったりすることが多いですからね。
そういう曲の謎解きをするのも、リズム遊びの醍醐味でもあります。

オールディーズの名曲にも、例はたくさんあります。
エディ・ホッジスの「恋の売り込み(I'm gonna knock on your door)」などはそのいい例。
ドアをノックするような「ドンドンドンドン」っていうリズムから曲は始まりますが、一拍食ってカウントしないと、歌の始まりにあれれのれ~?ってなります(笑)

ロックの名曲では、イーグルスの「テイク・イット・イージー」などもそう。
ギターの美しい「ジャカジャン~♪」から入る名曲ですね。
これこそだまされるんですが、頭から1、2、3、4ってカウントで聞いてしまうと、ドラムの入るフィルインで「ん?」って微妙な違和感が生まれ、思わずCDを止めたくなるでしょう。
あなたがドラマーなら、ここで看過ごしてはなりません。
イントロの謎解きこそ、ドラマーの仕事であります。
8分音符食ってカウントすると、あ~ら不思議、ドラムのフィルインが気持ち良く入るじゃありませんか。
きもちい~。

超有名なところでは、ビートルズの「ドライブ・マイ・カー」や、ベンチャーズの「バンブル・ビー・ツイスト」もそうですね。
いずれも、ドラムの入るところで「あれれ?」となるはずです。
皆さんも、謎解きに挑戦しましょう。
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2 コメント

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作りたくてね (asa)
2011-11-03 18:17:41
この裏入りの曲。昔いろいろ挑戦したけど、ものにならなかったわ。キンクスのユー・リアリー・ガット・ミーはあれ、どうなの?
あ、誕生日おめでとう。遅ればせながら
返信する
作りん(笑) (hey3)
2011-11-03 20:09:30
asaくん
ユーリアリーやったねえ。
あれも、イントロ頭から勘定しちゃうだよね。
作者の思うつぼ。
それはそうと、昔みたいにいっぱい曲作ってよ。
トリックしてもしなくてもさ。
返信する

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