駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ヘタくそは直せるか?

2015年09月14日 | ブログでレッスン
ドラムレッスンに関してずっと前から思っていることですが、果たして上手くなる方法とは何か。
究極の問題なので、これを「答えはこうだ!」なんて簡単に答えちゃったら、神かイカサマ詐欺師だわな。。。
上手くなるためには練習一筋。根性と努力あるのみ!
まさに正論ですが、精神論だけなんてのも時代遅れです。
水を飲ませない昭和の中・高校の部活か?
辛かったなあ。水が飲みたくて。。。
話がそれた。

練習第一ってところには、「方法論を自分で確立した人は」っていう主語が抜けています。
自分は、できるだけ生徒さんに見合った練習方法をお伝えするというやり方をしています。
ドラム講師を週一だけやり始めて、少なくとも25年は経っております。
数百人ぐらいの生徒さんと接して、考え、悩み、試行錯誤してきました。
その間ずっと考えてきたことでもありまして、奥が深い。
たぶん、あらゆるところで議論、検証されてきたことだろうなとは思いますが、今までそいうものを確認したことはありません。

十人十色とよく言いますが、生徒さん一人ひとり全く違いますよね。
初めてお会いして少しお話をして実際にレッスンすると「器用、不器用」だとか「うまい、下手」とか、こういう言い方もなんですが「向き、不向き」といったことも分かってきます。
ですがそこは抜きにして「この時点からどうしたいのか」というのが大きな課題なんです。

小さなお子さんの場合は、親御さんが「自分の代わりに素晴らしいドラマーに育てたい」という思いが伝わります。
ですが、お子さんはそれよりも「遊びたい」だけで、大きな音が出るから楽しい場合が多い。
飽きてしまってレッスンが10分持たないことが多いんですね。
始めた途端に眠くなっちゃって、起きないで親御さんと雑談だけしていたなんてことも。
なので3歳までの小さなお子さんは、よほどの天才ならわかりませんが、お試しみたいな形で終了した方がいいかな、などと思っています。
ですが、5歳ぐらいから高校を卒業するまで続けてきてくれた生徒さんもいて、本当に自分の息子のように可愛く感じたことがありました。
きっと相性が合ったんだと思います。
彼には、卒業記念に自分のスネアをプレゼントしました。
相性というものも人間同士ですから当然ありますね。

ジェネレーションギャップは当然ありますが、それよりも音楽の志向ですとか、練習の進め方の「相性」が合わないと続かない。
自分も昔は若くて、向こうに合わせるか、こちらに合わせるか、などと悩んだこともありました。
今では、割とすぐに分かりますので、合わなきゃ諦めます。。。
いやいやそれじゃダメじゃん、って思うんですが、逆に合わない人と無理やりお付き合いする時間の方がもったいないなと。
これは自分に対してというより、先方さんも幾許かのお金を払うわけですので。
ですが、年をとってくるとそういうイヤな感じってなくなってきますね。
自分も丸くなったんでしょうし、自分の方針は先に伝えるようにしています。

練習の仕組みについて、最初に説明すること。
①ルーディメンツにレッスン時間の半分使います。
②セットドラミングを半分やりますが、最初は比率が低いですよ。
まあここで文句を言う人はいません。
だいたいの人は「基礎をやりたい」といって来られますので。

そこからは、個人で大きく変わります。
③徐々にドラムセットの比率を増やして、生徒さんのやりたい曲などがあればそれを中心にします。
④レベルが上がったら、またルーディメンツの時間を増やします。
ここで、ルーディメンツに行けたら上級者なんですね。
楽譜とにらめっこする楽しみってのを知ったらもう止まらないんです(笑)
行けない子も当然多いんですが、それはそれ。
ドラムを楽しんで欲しいんです。

と言ったところで、ヘタクソは直せるか。
ここを論議したい。

オレ、ここでは「講師」なんていう上から目線ではなく、自分自身のレベルで考えたいなと思って書いております。

とか言いつつ、ここで超眠たくなっちゃった。。。
また明日。

続く
コメント
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